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学校の先生 − 旧・小説投稿所A

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学校の先生

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………………
………!!

「……イタタ…」
気が付くと暗い場所で倒れていたみたい。周りを見渡しても真っ暗で何も見えない。
「……ここは……い!」
立ち上がろうとすると足に激痛がはしる。どうやら…落ちる時に足を捻ったようだ。
「……グッ……と…兎に角、灯りを…」
パチン!と指を鳴らして…
「フレイム!」
と叫ぶ。すると炎が指先からでる。
とりあえず…周りが少し見えるようになった。
「…奥に…続いてる?」
何処からか、少し冷たい風が吹いている。それを知り、出口があると確信する。しかし…歩けない。
「……これだったら…彼女に捕まった方がマシだったわ…」
暗い場所…一人…
なんだか…泣いちゃうよ…
カナの目には涙がたまっていて、今にも零れそうだった。
「…寂しいよ…」


一方…

「カナちゃん!…カナちゃん…」
変態…スイクンは洞窟内を走り周り、カナを探している。
「……嫌われたのかな…」
遊び感覚でやった鬼ごっこと罰ゲーム。今すぐ見付け、謝りたい。
そう思いながら探していると…

「…あら…こんな所に…下へ続く道が…」
まさか…カナちゃんはここに!?
スイクンは迷わず走って下へ降りていく。降りていくに続いて…周りがどんどん暗くなっていく。




「カナちゃん!…カナちゃん!」





「今…スイクンの声が…」
遠くから彼女の声が聞こえ、少し嬉しくなる。カナも自ら進んで行く。足の痛み何か忘れて…
「スイクン!…スイクン!!」

ガッ!…

「キャ!」
ドサ…
夢中になって進んで行ってたら何かに足をつまずいてしまった。
つまずいた物を見ようと振り向く。
しかし…何もない。
石ころひとつ落ちていなかった。
「おかしいい…」
疑問を感じるが…また体勢を整えて歩き出す。



そして…また…
ガッ!

「キャ!」
ドサ…グキ!
「うぐぅぅ!」
今度のつまずきで完全に足を折ってしまった。激痛がはしる中、つまずいた物を見ようと振り向く。
また…

「な…ない。」

痛い…痛いよ…

うぐうぐ…と泣いてしまう。もう歩けない。











































「……何で泣いているの?」
何処からか…声が…
「だ…だれ…なの?」
泣き声のままで聞くと
「……ぼく…ヨノワール♪」
ホワ〜ンとカナの目の前に姿を現す。
ちょっとボケ〜としていて、今にも眠ってしまうような感じだった。
「お姉ちゃん…一人?」
「そう…だよ…」
「お姉ちゃん…足…痛いの?」
「…ええ…」
すると…ヨノワールは微笑みながら
「ぼくが抱っこしてあげるよ♪」
と言う。するとカナを持ち上げ、ゆっくりと前へ進む。
「あ…ありがとう…」
「へへ♪」
無邪気な笑顔…可愛い〜♪
なんて思っていると…
「か…カナちゃん!」
そこにスイクンの姿が…
「カナ〜♪」





<2013/01/18 16:44 シャビー>消しゴム
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