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信じてた − 旧・小説投稿所A

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信じてた

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ドギュガガガアァァンン…!! パリィィン…

効果抜群の必殺技とメモリを使った大技が
ぶつかり合い、床にヒビが入るほどの衝撃波を生む。
しかし「ユニコーン」の力を携えたラティオスを、
ゾロアークは押し返すことは出来なかった。

「ぐぁっ…」
「っ…!!」

耐えきれずに、ゾロアークは後方へと吹き飛ばされた。
ラティオスはそのまま隙も与えず、次の攻撃を仕掛ける。


一方…



「へへ…君を食べられるのも今日限りだね♪」

ロンギヌスを人形のように抱きかかえ、涎でポタポタと池を作るカイオーガ。
三日月のように笑いかける口の奥には、見慣れた牙が光っていた。

「いつもみたいに消化はダメ! …なーんて言わせないよ?」

「へぇ…じゃあ言ってやるよ…この裏切り者!!」

「アハハ…本当に最後まで笑わせてくれるんだ〜…」

「しまった」とも「ヤバい」ともロンギヌスは考えていなかった。
ただ7年も騙され続けていた自分に腹が立っていただけだった。しかし
今更「八つ当たりでした」と謝っても、食われるのは免れないだろう…


「じゃ…いっただっきまぁーす♪」

「くっ…うあ…」

カイオーガはくるりとロンギヌスを逆さ
まにすると、頭から唾液に溢れる口内へと入れた。
視界が反転している中、ロンギヌスの顔面に舌が押し当たる。

ズムッ…じゅぷ…ハグッ…

「あっ…む、ぅ…」

人間の太もも並の舌が、湿気の強い口内で
ぐるぐると彼に巻き付いた。
下半身を残して体は舌のとぐろの中に収められ、人肉の味を少しずつ絞り取られていく…


「おいひぃ〜♪ やっぱり変わらないや…」

にゅっぷ…グチョ…ぬろぉ…

分厚く長い舌に引き込まれ、ロンギヌスは呼吸に合わせて開く喉肉の穴を見つめた。今までに自分以外で…ここから出られた者はいるのだろうか…

「出せよ…さもないと…!!」

ライバーは落としてしまった。
しかし争いの絶えない環境の中、彼も切り札一つ持っていない訳でもない。
未だ一回として使っていない、秘蔵の赤いメモリをロンギヌスは取り出した。


キチッ…「BOMB(爆弾)!!」

「え〜っ…ずるいよぉ…」

「ズルいも何もないだろが!! 出さないとただじゃ…」

今にも滑り落ちそうな舌の上で、ロンギヌスはメモリをいつでも突き立てられるよう構える。
ボムメモリの威力が凄まじいことは彼も重々知っており、自分もこっぱ微塵になるのも覚悟していた。


<2011/05/15 15:58 ロンギヌス>消しゴム
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