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信じてた − 旧・小説投稿所A

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信じてた

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「ふざ…けるな…」

ロンギヌスは歯を食いしばりながら、ただこちらを見て笑うゾロアークに近づいていった。
ライバーの剣先が床に擦れ、ガラガラと鈍い音を立てる。

「…!! マスター危ない!!」

ラティオスの叫び声が聞こえたと同時に、ゾロアークが消えるような速さで動いた。高速移動のカードを使うまでもなく、ロンギヌスの胸を爪が切り裂く。

「ぐぁ…!!」

「フ…そんな動きで私が止まると思うのか?」

「ああ…思うね!!」

ロンギヌスは胸元に掴みかかる腕を右手で押さえ、隠し持っていたメモリを頭へと突き刺そうとした。


ガシッ……!!

「え……」

彼が甘かった。
ゾロアークは力ずくでメモリを床に叩き落とす。相当な力のためかメモリは遠くまで弾き飛ばされ、ロンギヌスは床に抑えつけられてしまった。


「うっ…ぐぅ…」

「ガイアメモリ…か。人間に持つ資格はない」





「この際だから教えてやろう……7年前のあの日、お前より先にカイオーガと生き方を共にする事を誓った。」

ロンギヌスの記憶に、カイオーガと出会ったあの日が蘇ってくる。
かなりショックを与えたにも関わらず、ゾロアークは続けた。

「そこへお前がやってきた…カイオーガは一時的にお前を選び、時が来るまで待ってと私に告げたのだ。人間と暮らすのもおもしろそうだからと…な」


握り締められていたライバーが、音を立てて手から滑り落ちる。
カイオーガは待ち飽きたようで、両手をすりあわせながら「元」マスターへと近づいていった。

「さぁ〜て…どこから食べたげようか♪」

「や、やめっ…早まるな…」

ゾロアークは戦闘不能となったロンギヌスを引き渡し、唖然としているラティオスの方を向いた。納得し難い現実に、彼もまた理性を失っていた。


「兄さん…まさかそんな…」

「ああ嘘じゃないさ…お前もついでに殺してやろう」

しかしショックを受けているとはいえ、
ラティオスも交戦の準備が出来ていない訳ではなかった。
ロンギヌスの落としたメモリを素早く拾い上げ、胴体に差し込む。


キチッ…「UNICORN(一角獣)!!」

「UNICORN___マキシマムドライブ(MAXMUM DRIVE)!!」

「マスター…借りますよ…!!」

突発力に長けたメモリを使ったためか、新幹線のように襲いかかるラティオス。ゾロアークは爪を交錯させて研ぎ、強烈なシャドークローを見舞った。


<2011/05/15 15:58 ロンギヌス>消しゴム
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