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月光は日常を照らして - 旧・小説投稿所A
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月光は日常を照らして
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次の日の朝
「っと...依頼が結構きているな...」
毎朝ケイはポストをチェックして依頼の確認をする。
今日も依頼がきている。
新しい方からだ・・・
「えージュンジュンさんか...初めての方だね...」
『おふぁよ~...』
「ドッペルおはよ~今日も依頼きてるよ」
『ふぉうはんな...』(そうなんだ...)
ケイが依頼を見ている途中にドッペルが起きて来た。
ドッペルはまだ眠たそうで目を擦っている。
午前10:30なのに・・・
「ドッペル、今日も依頼行くよ!」
『いいけど...場所は...?』
「えーと・・・・・・?」
『どうしたの...?』
「ドッペル...このホッカイドウっていう場所知ってる...?」
『え...何ソコ...ホッカイド~て...知らないよ...』
「え...じゃあどうするんだよ...」
『で、でもボクもエヴァルドに長く居るけどホッカイドーなんて場所聞いた事もないもん!』
「うーん...どうすればいいんだろ....あ!」
『なんか方法あるのッ!?』
ケイがいきなり大声を出し、家の地下室へと向かう。
それにドッペルはついていく。
「あった!...これで行けるかな...?」
『これって...魔法陣?』
「そうだよ...この魔法陣には転送の魔力が込められていて、そこに僕の魔力を入れるの...」
『でも行った後、戻る時はどうするの?』
「そこの事は大丈夫、一度行った場所ならすぐに戻ってこれるから」
『それなら今スグ行こッ♪』
「そうだね、よし...いくよッ!」
「呼び起こせッ!ライトゲート!」
ケイが魔力を入れると、突然目の前に大きな扉が現れた。
ここを通ればその...<ホッカイドウ>というところに行けるみたいだ・・・
「それじゃあ!」
『突入~♪』
ギィィィィッ!
扉が開く音が地下室に大きく響き、辺りは眩しい光に包まれ、ケイ達は転送された。
ギィィィィィッ!
扉が開いた・・・
どうやらここがホッカイドウらしい。
「ここがホッカイドウ...って!?」
『ついた~ホッカイdoッ!ケイ君いきなりなに!』
「周りを見て...ここ、人以外の種族が居ないよ...」
『確かにそうだね~でもどうしてボクをいきなり影に入れようとするのさ!』
「多分だけど、このホッカイドウっていうところ、人間以外の種族を知らないんだよ...だからちょっと間僕の影に入ってて...」
『わかったよぉ...でもしゃべっていいでしょ♪』
「うん、それならいいよ」
『そんで、今からどこに行くの?』
「学校だよ...エヴァルドじゃあ少ない学校に行くみたい」
『学校って久しぶりに聞いたな~♪で、内容は?』
「それが、学校に悪い人が居るんだって、だからその人を...」
『その人を?』
「依頼主が半殺し程度にだって...」
『半殺しならボク参加できないや...だってボクがやると相手が逝っちゃうもん♪』
「だから今回は僕が殺るね...♪」
ケイはドッペルを自分の影に押し込み、学校に歩き出した。
運良く今の場所からは近く、数分歩いて学校に着いた。
「ここが例の学校か...大きいな」
ケイが学校に入る。
校門を飛び越えて・・・
『ケイ君、あそこに見えるのがそうじゃない?』
ケイの影からドッペルの声が聞こえる。
それに、指を指している。すぐにわかった。
「あれだね...今回のターゲットは!」
『な~んか、あの人があの人をいじめてるよ~♪』
「早速裁こうか♪」
ケイが不良に近づく、その不良はすぐにこちらを向いた。
「そこの方~いじめは良くありませんよ~」
「あ“あ“ん!文句あんのかぁ!」
「いや、文句だらけですが...」
ケイは落ち着いた表情で話している。
不良はそれにイラついたのか目付きを悪くしてケイの事を見る。
「おい、テメェ!あんまり調子乗ってるとぶっ殺すぞ!」
「僕を殺す...か、やれやれ(呆」
「ふざけてんのかぁ!おらッ!」
ガンッ!
不良がケイの顔を殴った。
さすがにケイもイラついたようだ・・・
「ったく...やっぱり半殺しですか...」
「殺れるもんなら殺ってみろやぁ!」
不良がまた殴ろうとしてくる。
ケイは顔に微妙な笑みを浮かべている・・・
「本気で殺ってあげますよ!ジョブチェンジ[召喚士]」
「なんだぁ!またふざけてんのかぁ!」
ジョブチェンジをしたケイは首にネックレス、右手には細長い杖、体は白いコートのような物に覆われている。
「さてと、行きますかッ!」
「ぶっ殺すッ!」
「甘いよ...召喚魔獣[イフリート]{プロミネンス}全てを焼き尽くせッ!」
「テメェ!なんなんだよコレ...熱ぃッ!」
「僕は止めないよ...召喚魔獣![シヴァ]{ダイアモンドダスト}極寒の地で凍てつけッ!」
「や、やめろッ!すいませんでしたッ!ぐぁ!冷てぇ!」
「最後は裁きだね♪召喚魔獣![ラムウ]{裁きの雷}この者に命の裁きをッ!」
「ギャァァァァァッ!」
ケイは召喚魔獣、三体を呼び出し不良をボッコボコにしてやった。
もちろん半殺し...いや、それ以上かな...
「お仕置き完了!ジョブ解除!」
ケイがいつもの姿に戻る。
「ドッペル、終わったよ~」
『Z z z・・・』
「あら!?寝てるよ...仕方ない、このまま帰るか...スキル発動![テレポート]」
キュイン!
ケイは依頼を終え、ホッカイドウから去って行った。
今回はジュンジュン様からの依頼です!
短くてすみませんでした。m(_ _)m
エヴァルドに住んでる者は北海道、いや地球を知らないのです!
だからケイ達はカタカナで「ホッカイドウ」と言っています。
「依頼、どんどん送ってください!待ってます♪」
<2012/10/12 21:38 三日月の真実>
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