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舟の向こう - 旧・小説投稿所A
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舟の向こう
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裏カイ「ただいまマスター…元気でした?」
ロンギ「さっき出ていったばかりじゃん…っていうかどうした!?その口調!!」
裏カイ「いや…実は先ほど頭を木に強打して…クラクラと。」
ラティ「それは大変ですね…兄さんが狂うと私の調子が崩れます…」
ロンギ「だ…だろうね…まあとりあえず家入れって。」
~~~
カイオーガは裏の自分が仲間に迎えられるのを、悲壮感漂わせながら見つめていた。
…やっぱりあいつ…ちゃんと溶け込めてる…ずっとこのままだったらボク…
…捨て…られる?
「いやだぁ!!ボク…ぃゃ…!!出してよおっ!!」
自分が自分に奪われていく…あの舟に乗らなければ…こんなことにならなかった…!!
黒い地面にヒレをつき、カイオーガはうつむいた。どんなに強い技を放っても、この空間は破れない…理由はないのにそう感じた。
赤い瞳から涙が…出てこない。二度と会えない悲しさのためか、涙は一滴も落ちてこなかった…
「あ、あのー…ここは…いったい…」
「やあ…どうですか調子は」
「……!!」
今は異常に憎たらしく聞こえる…自分の声。顔を上げるとそこには、外界に出られてご満悦の裏の自分が、無邪気な笑いを浮かべていた…
「出し…っ…出して。」
「お断りします。いつまで言わせるんです?私はただ様子を見にきただけですよ…」
「ボクは…ボクはボクだけのものだ!それに勝手に入らないでよ!」
「ほう…この体はあなたの物…支配者はあなた…証拠でもありますか?」
「…っ……」
「たまたまの二重人格かもしれませんが…それも運命は運命…ではこれにて。」
裏の自分が消えようとしたのを、カイオーガは見逃さなかった。いや…見逃せなかった。瞬発的にヒレを掴み、地面へと叩きつける。
ドガッ…!!
「…!!や、やってくれますね…流石は私…」
裏は大した表情はせず、すっと飛び上がってカイオーガと向かい合った。
「君はボクの裏返し…戦闘力だって同じはずだ!」
「同じ?…ええ、そうですね…これが無ければ。」
裏は暗闇の中に手を入れると、どこか見覚えのある…銀色の巨大アタッシュケースを取り出した。
「そ、それ…なんで君が…?」
「フフ…あなたには関係ありません。あなた自身消し去って…裏も表もなくしましょう!」
カチリと蓋を開けるとそこには、もう見たくもない…色とりどりのガイアメモリが綺麗に収まっていた。裏はそこから漆黒のメモリを取り出し、残りはケースごと地面に投げ捨てた。
「私を司るこの力……あなたにもたっぷり見せてあげましょう…」
「………?」
カチッ…「SYADOU(影)!!」
今作より再び「ガイアメモリ」が登場します。僕の旧作を読んでくれている人は分かると思いますが、なにそれって方は以外の説明を…
ガイアメモリ~
様々な力がプログラムされたUSBメモリ型のアイテム。世界中に工場があったが、不慮の事故によって世界中にばらまかれた。
それぞれついている小さなボタンを押すことでそのメモリの名前が読み上げられ、力が作動する。
詳しい画像はgoogle画像で検索してください。
~~
とまあ簡単な説明でごめんなさい。
<2011/05/15 15:43 ロンギヌス>
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