テレワークならECナビ
Yahoo
楽天
LINEがデータ消費ゼロで月額500円~!
無料ホームページ
無料のクレジットカード
海外格安航空券
海外旅行保険が無料!
海外ホテル
夢幻と無限 - 旧・小説投稿所A
RSS
|
感想
|
TOP
夢幻と無限
|<<
<
7 / 20
>
>>|
縦20cm横20cm高さ30cmのレムリアを抱え、俺は玄関を開けた。レムリアは抱えられているのには御不満らしいが、むすっとしているところは…
「それで…どこで寝泊まりすればいいの?」
「空き部屋はあるけどダンボールだらけだし…母さんがよく入ってくるし…」
「寝れるのならどこでもいいわよ。本音はベッドで寝たいけど…この際贅沢言わないわ。」
そう言われるとベッドに寝かせなきゃいけない気が…というか小さいとはいえ竜がいてもバレにくい部屋って…
ギィ…
「俺の部屋…か…」
「あらいい匂い。ファ●リーズしてるの?」
こらこら…鑑定士みたいに辺りを嗅ぎまわるなっての…
「取りあえず座れってば…いろいろ話し合わないとだめだ。」
「はーい。」
高らかに返事をし、レムリアは俺の真正面へと移動した。立っても座っても身長ほとんど変わってない…w
「それでは会議を始める。まず我が家に泊まる条件として…」
no,1:他人には絶対にバレてはだめ(身内含む)
no,2:いつまでいる事になろうと、家族は食べちゃだめ。
「はい、質問があるわ。」
「なに?」
「食べちゃだめって…でも私人間の食べ物なんて食べられないわよ?ひと月1人って決まってるし…」
「あー…そ、そうか…」
「まさか私にバー●ンドカレーとか食べさせるつもりだった?」
ギクッ…そうだよな…こうみえて人食なんだよな…小さくなっても、お腹はまだ膨れてるし…
「じゃ、じゃあ改正する。」
no,2:ひと月に一回、人喰らいを許可する。(家族はダメ) 喰らうときは辺りの人間を全員眠らせる事。
「結局家族はだめなのね…」
「おまっ…泊めてもらう家の人間食べるって論外だろ!……まあとにかく、この制約書にサインを…」
レムリアは俺の手から書類をひったくると、舐めるように眺め回した。
「そ、そこまで注意深く見なくても…」
「あら~?何この小さなno,3。」
再びギクリと背筋を凍らせる俺に向かって、レムリアは制約書の隅に小さく書かれた文字を見せつけた。
no,3:1日一回、俺を食べること(消化厳禁)
………
「ふふ…なぁに?これ。」
「あー…えっと…ま、まあご愛嬌?みたいな…ハハ…」
「素直に言えばいつでも食べてあげるのに…やっぱり悪い子ね♪」
白いぬいぐるみ竜に、またまたツンと頭を押される。しかしレムリアはクスッと微笑みながら、書類に「Bectol Remria」とサインしてくれた。
「へー…名字ベクトルなんだ…」
「どうでもいいじゃない。それより…♪」
今度は恥ずかしがらずに俺の目前で巨大化するレムリア。元の大きさに戻ったかと思うと、突然お腹に押し倒される。
「わぷっ…!!」
「ふふ…契約内容はすぐに実行しなきゃね…?」
ベロリと舌舐めずりし、最初のように涎を俺の顔へと垂らすレムリア。
「い、いや…今日はもう勘弁…」
「なに言ってるの…あの時はまだ制約してなかったじゃない。」
巨大な腕が俺の肩へとまわされる。両腕でギュッと抱きしめられた直後、視界は暗くなる。
その日……俺は一睡も許されなかった。
<2011/05/15 15:26 ロンギヌス>
修正
削除
全削除
|<<
<
7 / 20
>
>>|
TOP
|
感想
|
RSS
まろやか投稿小説すまーと Ver1.00b