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夢幻と無限 − 旧・小説投稿所A

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夢幻と無限

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生徒ドロリッチ化事件の2日後・・

俺は意外とすんなり目が覚め、顔を洗って食卓へと下りていく。

テーブルの上にはまたまたトースト・・と思いきや、今回は久しく見る手作り朝食だった。その横には小さなメモが記されており、俺は急いで開いた。


『今日からよろしくね。  Remria』

そういえば・・今日からあいつが俺の数学担当なんだっけ・・。どんな授業をすることやら。

ちょっとした優しさに感動しながら、俺は絶品の味を楽しむ。



〜〜〜〜学校

1時間目・・数学のことしか考えられなかった。
2時間目・・いよいよ次だ。

3時間目・・・始まりのチャイムが鳴り響く。俺は急いで席に座り、ちょっとした緊張感をもって『先生』が来るのを待つ。

すると、隣のやつ(須藤)に話しかけられた。

須「なあ知ってるか?数学の先生って人間じゃないらしいぜ。」

「はっ!?な、なんでお前が知ってんの!?」

「なんでって・・昨日ホームルームで担任に言われたじゃ・・あ、そうかお前っていつも寝てるよな。」

知らなかった・・・つまり竜が実在してるのをみんな知ってるって事?だとしたら・・・

ガララッ・・

何の違和感もなく入ってくるレムリア。生徒は何故か驚きもせず、ただ黙々と教科書を開いた。まさかこの展開は・・




〜授業中〜

「先生〜♪彼氏いんの?」

やっぱり・・クラス全員がため息らしきものを漏らした。
あいつは篠原・・クラスの問題児だ。常日頃ギャハギャハ言ってる奴で、新任先生を何度か泣かせたトラブルメーカーだ。

レムリアはしばらくは無視していたものの、とうとう痺れをきらして篠原の席へと向かった。あーあ。


「おっ・・先生かわいい顔してんじゃん。やっぱりいるっしょ?」

「・・・篠原くん・・?」

レムリアは肩をつかみ、空中へと持ち上げる。生徒全員の見守る(?)中、篠原の顔がはじめて青ざめた。

「あなたの通信簿はよーく見せてもらったわ・・?オール2の原因はそれね。」

「せ、先生・・彼女の話は・・・?」

あの状況でまだその話を続けようとする篠原の無謀さに拍手したかったが、どうやらレムリア先生はそうではないらしく・・

「これは罰よ。しっかり反省なさい♪」

ジュルッ・・

恐怖をかき立てる舌舐めずりを見せつけられ、周囲の女子があっと口を押さえる。

レムリアは頭から勢いよく口に放り込むと、教室の隅の奴にもしっかり聞こえる音で篠原を舐めまわし始めた。

グニュム・・♪ぬちゃぬちゃ・・ベロベロベロベロベロ・・♪

「ひゃ・・ちょ・・せんs・・・勘弁して・・むぅぐ・・」

いまさら先生に助けを請う篠原に、一部の生徒が笑いをこぼす。いつもチャラけている篠原の声がだんだんマジになってくるのに、俺は思わず吹いた(笑)

「ふふ・・じゃあね・・」

ムニュ・・・ごくりぃ・・♪

篠原は5分もの舌との格闘の末、あっさり飲み込まれましたw
レムリアは笑いが収まらない女子に『あなたもどう?』と話しかける。女子は全力で首をふった。

その後は普通の授業が行われたが、生徒達の目は先生のむっくりと膨れたお腹に釘づけだった。こんな遠くの席からでも、篠原の暴れようがしっかりと見て取れる。

「せ、先生・・・」

席が先頭の思いっきり体育男子が、いつもの三分の一ぐらいの声で質問する。ゆ、勇気あるなあ・・

「あら、なあに?」

「その・・篠原くん・・後でちゃんと出してくれますよね?」

よくぞ言った!とクラスが注目するなか、レムリアは教科書を置き、その生徒に顔をグンと近づけた。

「あ・・・あの・・」

多分キスできちゃうんじゃないか?ぐらいに近い・・・ちょっと嫉妬心を抱きながら、俺は共にレムリアの返答を待った。

「ふふ・・出すわよ勿論。あなたも入りたいの?」

「ち、違います・・ごめんなさい!!」

どういう訳か謝りだす生徒に軽く微笑むと、レムリアは再び授業に戻った。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

昼休み・・・


教室の戸ががらっと開き、目が虚ろ気味の篠原が帰ってくる。
計算すると・・一時間以上あの胃壁にグヨグヨ揉まれていたことになる。かなり羨ましい。

「し、篠原・・大丈夫か?」

さっき質問した男子が問いかけ、フラフラしている肩を押さえる。見た感じだと唾液はもうついてなさそうだ・・

「おれ・・おれ・・・これから真面目に授業受けるよ・・」

「あ・・・ああ・・」

いとも簡単に改心させられたらしい。きっともの凄く恐ろしい事されたんだろうな・・・


<2011/05/15 15:28 ロンギヌス>消しゴム
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