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夢幻と無限 − 旧・小説投稿所A
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夢幻と無限

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「(げっ・・)」

「あら、もう帰るの?」

校門を出ようとしたとき、どっかから湧いてでたように現れるレムリア。非常勤なのか帰りは早いらしい。しかし・・・


「ど、どうしたんだよその腹・・まさかまた誰か食ったのか?」

「だって不良がたくさんいるんだもの・・・今日だけで4人よ?」

そう、篠原のときと同じくお腹は丸くぽっこりしていた。
呑み込まれてからしばらく経ったのか、抵抗は全く感じられなかった。

「で・・これからどうするの?」

「私はもう帰れるわ。あなたは?」

「部活も終わったし・・ちょうど帰るところ。」

「そう・・なら一緒に帰ってくれないかしら。少し・・夜は怖いのよね。」

さりげなく顔を隠し、額をカリカリと掻く姿は、高校生の俺の心を一突きにした。

「ま、まあそれでもいいけど・・そ、そいつどうすんの?」

俺は腹の膨らみを指し、さすがに持って帰れない事を告げる。

「あ・・忘れてたわ。ちょっと待ってて。」

レムリアは辺りを見回し、この高校のシンボルである巨大な松の木へと向かった。そこでヒョイと身を隠したかと思うと、なにやら凄まじい音が漏れてきた。

グググルゥ・・グムム・・ドベチャッ・・!




・・・

「ただいま♪さ、帰りましょう?」

「は、はい。」

「どうしたの?急に素直になっちゃって。」

元の大きさに戻ったお腹を見せつけられ・・俺は何も言えなくなった。


<2011/05/15 15:29 ロンギヌス>消しゴム
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