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僕とお姉ちゃんの捕食日常日記 − 旧・小説投稿所A

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僕とお姉ちゃんの捕食日常日記
− 宮殿でのちょっとした事件 −
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古龍宮殿前

タッタッタッタッタッタッタッ………

「はあ、はあ、やっと着いた。護衛兵さん門開けて。」

「これはセルドン様。そんなに急いでどちらへ行かれたのですか。」

「(早く門開けてよ)ちょっとした…おつかいだよ。」

「それはそれは暑い中お疲れ様です。それでは、今すぐ門をおあけします。」

ギィィ

セルドンはラストラが妙に静かなことを気になった。そこで、護衛兵さんにお姉ちゃんについて聞いてみることにした。

「お姉ちゃんは何しているのー。」

「セルドン様を心配なさって宮殿内を探し回っておりました。今では何人かの侵入者を召し上がっています。」

「そっか。それじゃあ僕も君を食べることにするよ。」

「今は仕事中で…」

バクン、ごくごく、ゴックン

「あー美味しかった。なんか言っていたけれど気にしない気にしない。」

セルドンは一人食べていただけの膨れたお腹をさすって古龍宮殿内の中に入っていった。

古龍宮殿内

「ただいまー。お姉ちゃん。」

「ほほふぇふぃふぁない。」(おかえりなさい。)

ラストラは口にたくさんの人を含んでいた。

「(やっぱり食べているよ)食べながらしゃべるのは礼儀が悪いよ。」

「ほいほい。」(はいはい。)

ごくごく、ゴックン

「ごちそうさまでした。ゆっくり休んでね。」

「お姉ちゃん、今日何人食べたの。」

「うーん、4、50人くらいかな。」

「食べすぎだよ。これから僕たち新しい世界に行くんだよ。」

「だからこそよ。これから調査に行くために叡智を養っているのよ。」

「本当はただ単に食べたいだけじゃないのかな。」

「と、とにかくサルファーから資料はもらったから、早く行くよ。」

「ちょっと待って。そのまえに僕の部屋に行かせて。」

「いいけど、早くしてよ。」

「すぐに戻るよー。」

タッタッタッタッ………

「旅に出てからたくましくなっちゃて本当に……」

ガラガラガッシャンー

ラストラがいままでの思い出を思い出しているとセルドンの部屋から大きな音がした。

「!!。セルドン、大丈夫。しっかり生きている?」

「大丈夫だよー。」

ラストラは本当に大丈夫か心配になり、セルドンの部屋へ行ってみることにした。

「セルドン大丈夫ーって、なんでこんなに散らかっているの!?」

ラストラはびっくりした。ついさっきまで自分がきれいにしたばかりの部屋が嵐にあったようにめちゃくちゃになっていた。それに、肝心のセルドンがいない。

「セルドン、どこにいるの。いたら返事をして。」

「ラストラ様、どうなさったのですか。」

「セルドンがいなくなちゃったの。この宮殿のなかにいるはずだから探して。」

「分かりました。それとサルファーさんがセルドン様に頼まれてきたと言って門の前で待っているのですが。」

「わかったわ。いいからとうして。」

「分かりました。」
「何が一体どうなっているの。」

ラストラは、この事態がセルドンによって仕組まれていた事をまだ知らない。

「ゴメンネ。お姉ちゃん、これも僕の計画の一つだから協力してね。」




データ

ラストラ 国宝・水竜 ♀ 捕食 階級 皇族
異次元空間干渉団の中では最も体が大きい竜であり、本人には自覚がないが膨大な魔力を秘めている竜である。国宝竜でありながら古龍宮殿に使えている少し変わった竜で、生活の雑用と侵入者の捕食を主に担当している。得意な魔法は雷の魔法と氷の魔法であり、雷の魔法で発電所に電気を送っているが、停電させてしまうこともしばしばあるほどお茶目な一面もある。一歩外に出ればすぐにライフルの弾が飛んでくるほど狙われやすいので宮殿にこもって生活をしている。弟のセルドンをお腹の中に収めるのがすきでそれが宮殿内の唯一の楽しみである。異次元空間干渉団の魔術部隊隊長。

わからないところ

侵入者…ラストラを付け狙う人たちとラストラに食われに来た二種類の侵入者がいるがどちらもラストラ本人とってはちょっとした遊び程度にしか思っていない。

一言

「宮殿に許可なしに入ってきたら、どんな相手でも食べてあげる♪」

この前はあまりにも身勝手な行動についてケイルさん並びにたくさんの人たちにご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
<2012/08/16 00:47 名も無き竜>
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