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僕とお姉ちゃんの捕食日常日記 − 旧・小説投稿所A

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僕とお姉ちゃんの捕食日常日記
− 衝突 −
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「はあ、はあ……」

「どうして……どうしてあんたたちはそんなに強いんだ!…」

二人のプラズマ団が息を切らしながら、なにか翼の生えた大きな生物に怒鳴っていた。

「なんで、っていわれてもねぇ…。」

「これが僕たちの普通としか言い様がないもんねー。お姉ちゃん。」

==30分前============================


「じゃあ、向こうでアイスを食べようか♪」

「そうしましょ♪」

セルドンとラストラは見通しの良い公園に歩いて行った。そして、その公園のベンチに腰掛けた。

バキっ

「あらあら、壊しちゃったわ♪」

「そうだね。(そこは、喜ぶところじゃないと思うけど)」

目の前には壊れたベンチが原型をとどめておらず無残な姿となっていた。

「お姉ちゃん、どうする?このままにしておくことはできないよ。」

「わかっているわよ。こうすればいいんでしょ。」

ラストラは元ベンチだった残骸に静かに手を触れた。

「『アイス・メイキング』!」

ラストラがそう唱えると元ベンチは氷で出来たベンチになった。

「うわー。おねえちゃんすごいー!」

「これくらい大したことじゃないわ。」

公園の人々はラストラの技を興味深く見ていた。

そんな時、セルドンは何かに気がついた。

「ねえ、お姉ちゃん。僕のアイスにとーっても強い電流を流してよ。」

セルドンの言葉でラストラもセルドンが気がついた何かに気がついた。

「(そういうことね♪)わかったわ♪」

バチバチ バチっ

セルドンが手に持っていたヒウンアイスが光をおびて火花をちらしていた。

「じゃあさ、お姉ちゃん。久々にピッチングをやってみようよ。」

「そうしましょ♪」

ラストラがそう言うとさっきの氷ベンチを持ち上げた。

そして、こちらに向かっている黒く怪しい車に向かっておおきく振りかぶって

「「せーーーの!」」

ブルンッ

ラストラは氷ベンチを、セルドンはヒウンアイス(推定10万A)を黒い車に投げた。

〈車内〉

「おい、あいつら俺たちに向かってなにか投げようとしていないか……」

「まさか、たとえ戦車の弾でも防ぐこの車なら大丈夫だろ。」

「いや……ある意味戦車の弾よりやばいものを投げてきているぞ!」

一人が望遠鏡を覗きながらそう言った。

「貸してみろ」

もうひとりが望遠鏡を覗いたとたん目が釘付けとなった。

「おいおいそんなのありかよ!はやくドアを開けろ!!」

「そんな無茶を言うな!」

プラズマ団の三人が慌てだした頃にはもう遅かった。

バリン、バリバリ ドッカーン

黒い車は木っ端微塵に砕け散った。

「「ストライーク!!」」

ラストラとセルドンは笑いながらハイタッチをしていた。

「セルドン、短いあいだに随分と腕が上がったね♪」

「お姉ちゃんこそ随分やっていないのに腕は落ちていないね♪」

この会話を聞いただけでは、普通の人にとってはなんの変哲のない会話に聞こえるかもしれない。しかし、もしその光景を見たのならば普通じゃないというこもしれない。

〈大破した車の周辺〉

車内にいた3人のプラズマ団は奇跡的に生きていた。だが、3人とも多少の怪我を負っていた。

「馬鹿な……あいつらから4キロも離れているんだぞ!」

「とにかく、いまは逃げてこの状況を乗り越えよう。」

「みんななんとか無事のようだな、すぐに本部に……」

「させないわよ♪」

パクン ゴクゴク ゴックン

「ああ……」

2人は仲間のひとりが巨大な竜に飲み込まれて行くのをただただ見ることしかできなかった。

「なんだか不味いわね」

「本部なんかには報告させないよーー♪」

「本部よりも私たちの腹の中で「気持ちいいです」って報告してね♪」

二人は一目散に顔を真っ青にして逃げ出した。

「食われたくねーーー!!」

「助けてくれーー!殺されちまう!!」

二人はそう叫びなから裏路地に逃げていった。

「かわいいねえ♪逃がさないけど。」

「うん…そうだね(お姉ちゃん顔が怖いよ)」

「どうしたの♪」

「ううん。なんでもないよ。」

セルドンはすぐに平常心を保とうとした。この時のラストラは本当に誰にも止められないからだ。

「そう……ならいいけど♪じゃあ追いかけよっか♪」

ラストラがいつもの表情でセルドンに微笑みかけた。

「そうだね。」

セルドンはほっと一息をついた。

そして、ラストラとセルドンは逃げていった2人を追いかけた。



 《技データ》

『アイス・メイキング』…ラストラが使う魔法の一つ。氷で想像したものを自由に作れてしまう。もちろん、強度、凹凸、透明性も自由自在である。ラストラの得意とする技の一つ。この技で宮殿内の氷像を作っている。

利点…文字通り自由自在なので、自分の想像通りになんでも作れてしまう。

欠点…あくまで氷が本体のため、炎に弱い、また技の使用者が想像力が乏しい場合、思ったものがうまく作れないことが多い。

《わからないところ》

ラストラとセルドンの腕力…ラストラとセルドンは、様々なスポーツを訓練の一環として行っているため、非常に運動能力は高いです。そのため、腕力もスポーツ選手と比べて段違いに高いです。

プラズマ団…ポケモンを保護するという口実でほかのトレーナーからポケモンを奪い、世界征服を企んでいる。

<2013/03/05 14:37 名も無き竜>
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