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僕とお姉ちゃんの捕食日常日記 − 旧・小説投稿所A
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僕とお姉ちゃんの捕食日常日記
− 準備 −
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「よいしょっと。」

ドサッ

「よし、イッシュ地方についての気候と歴史、地形図、その他もろもろの本を含めて約264冊。ここまであればいいですよね?」

サルファーは誰かに話しかけるようにセルドンに貸す本を確認していた。もちろん、図書館には誰もいない。……図書館内だけには。

「いつも済まない。だが、こちらとしてもラストラと一緒に行ってもらわないと異常に多きなエネルギー反応を簡単に調べることができない。国のインフラ整備を一点に受け持っていることはわかるが、一応お前も異次元空間干渉団の大切な司令官の一人だということを忘れないで欲しい。」

「もちろんわかっていますよ所長さん。」

実はアクロテとコンピューターで音声だけで話をしているのだ。

「この前のラギアクルスの観測は助かった。次の活動に期待している。」

「分かりました。でも、そろそろいい加減にコンピューター越しで話すのはやめて、直接話して頂けませんか?まだ、僕は所長さんの姿を見ていないのですよ。」

「誠に申し訳ない。いつも私が忙しいばかりにこんなふうになってしまって。」

「まあ、ここでそんなことを言っても仕方ありません。では272冊の転送をお願いします。」

「少し本が多くなっているぞ。」

「ラストラさんのことなのでどうせまたジムの制覇をしに行くと言い出すに違いありませんので、一応、ジムリーダーの出してくるポケモンを詳しくまとめてある本を用意しました。」

「お前は本当に人のために手を貸すことが好きだな。」

「嫌いな人でも当たり前のことをするまでですよ。」

カタカタカタカタカタカタカタ、カチカチ

サルファーはそんなことを言いながらコンピューターの貸出リストに慣れた手つきで打ち込んだ。そして、奥にある転送装置で本を全て送った。

「それでは、奥の転送装置からしっかりと本を送りました。」

「確かに預かった。いつも助かる。」

「では失礼します。」

カチっ

「さてと。それでは、掃除をしに行きますか。」

ガラガラガラガラガラ

サルファーは図書館の入口のシャッターを下ろした。もちろん、セルドンに扉を壊されたためこのようにドアを改造したのだ。そのあとに、張り紙を張った。

『本日、臨時休館。お願いですから扉をぶち破らないようにお願いします。』

「これでよし。」

バサッバサッバサッバサッバサッバサッ……

サルファーが飛び立つ姿を草の影から見ているセルドンがいた。

「へへっ、これでよし。さてと、急ぐか。」

タッタッタッタッタッタッタッ………

セルドンは何かを企んでいるかのような笑みを浮かべながら走っていった。

「さてと、作戦を開始しますか。」



 《データ》

アクロテ 学竜 ♂ 捕食 階級:貴族竜
国立国際古龍魔法水晶科学技術総合研究センターの所長であり、みんなからは『学竜』、『所長さん』と呼ばれている。しかし、人前にはなかなか現れず異次元空間干渉団の中でも見た人は少ないため謎が多い。自分専用の研究所があり何をしているかはあまり分かっていない。時空間転送装置、被食登録制自動蘇生装置を作った張本人であり常に改良、改造を施している。得意な魔法は水と炎の魔法で、基本的にこの二つの魔法で道具を製作、修理、加工をしている。異次元空間干渉団の創設者でもあるが、なんのために創設したか分かっていない。異次元空間干渉団の一人で総司令官になっている。

一言

「異次元空間干渉団に入りたければ、食うか食われるかのの世界を味わってから入ることをおすすめする。」

わからない部分

転送装置……アクロテが開発した物の一つで水晶を使って転送する装置。ただし、生物は転送することができない。
<2012/08/12 22:10 名も無き竜>
消しゴム
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