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フ「黒竜殿」

黒「ん？どうしたファー？」

フ「先ほど、たぐとも殿の悲鳴が聞こえた後、何も反応がないような･･･」

黒「クク、まぁ気絶しているだろうな♪」

お腹をボンボン叩く黒竜。

ｱﾏﾂ「それで、どうやって行くの？」

黒「俺がゲートを開く。待ってろ」

この世界、『異世界』とたぐともの住んでいた世界、『人間界』。このふたつの世界をつなげる事で、行き来は可能に。

黒「むぅぅぅ･･･」

フ「私には、黒竜殿の様に、ゲートは開けませんね･･･」

ｱﾏﾂ「いいのよファーさん。それが出来なくても、ファーさんは優しい心の持ち主。それだけでも私は嬉しいわよ♪」

フ「･･･アマツさん//」

ス「･･････(俺だけ活躍無しか!?)」

黒「よし、開いたから行くぞ！」

ズズッと黒竜と黒竜子分がゲートへと入っていく。

フ「･･･行きましょう」

ｱﾏﾂ「ええ、大丈夫よ」

ス「･･････おぉ！」

その後からアマツ、ファーブニル、スーンも中へ入っていくと、ゲートは消えてしまった。











マ「皆･･･おじいちゃんを頼んだよ！」

木陰にはあいつが居た事に、誰も気づかなかった。

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