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白夜の妖狐 − 旧・小説投稿所A

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白夜の妖狐
− 禁断の誘い −
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べろり……

その逞しい胸板を舐め上げてやる。

「ひゃぁ!?」

体を舐められるなどと言う経験は生涯に体験する人間はまずいないだろう。

先祖すら経験のない体験にシフが高い声を漏らした。

「可愛いのっ」

そのまま、舌を這わせて右腕まで舐めてやる。

舌が皮膚を撫ぜる度に声が零れ、紡がれていく。

「く、くすぐったいよっ」

「くくっ、可愛い声で鳴きおって」

舐められるこそばゆさに身を捩ろうとするシフじゃが、

四肢を尻尾で縛っておるから中途半端な抵抗になっておる。

それがどうしてか可愛く思えて、煽られてしまうの。

もっと、舐めてよ≠チての。

「んむ? これは邪魔じゃの」

悪戯っぽく笑みを零して、ズボンの留め具に前足を掛ける。

「あっ、下はダメだよっ」

両足の尻尾を解放し、一動作でズボンを剥ぐ。

これまたちょうど良い肉付きをした両足が曝け出される。

すかさずその腿に舌を這わせる。

「あうっ……」

その口から艶めいた声が零れた。

儂は口角を吊り上げ、巻き付ける様に腿に絡める。

そして、儂はシフの顔色を伺う

「きゅ、九尾さんっ////」

顔を僅かに紅潮させ、恥じらいを隠し切れてない表情が向けられていた。

腿をじっとり、と湿らせ、再度舌を這わせながら口腔に舌を戻す。

その際にもシフが艶めく。

「どうしたのかえ? 息が上がっておるぞ?」

「これは……その……」

恥じらいが隠し切れておらぬ。

恐らく、雌に慣れておらぬようじゃ。

シフには悪いが……少しからかってやろうかの。



<2011/12/17 21:10 セイル>消しゴム
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