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白夜の妖狐 − 旧・小説投稿所A

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白夜の妖狐

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ところが、これにはシフも流石に驚いて

初めての抵抗を示した。

包み込もうとする胃壁に突っ張る形で四肢を突き出した。

「あっ……」

それが逆効果だった。

柔らかく伸縮性に富んだ胃袋はその四肢を捉え、呑み込んでしまう。

結果的に拘束され、身動きを封じられてしまう。

次第に伸びた分が戻っていく。

暗闇に目が慣れたようでぼんやりと見つめる先に噴門が確認できた。

が、しかし、四肢は胃壁に呑み込まれたままで身動きはできない。

「僕……どうなるのかな……」

ぐじゅっ、と近辺の胃壁が蠢いた。

布団の様にシフに覆い被さる。

その状態で極上の愛撫が襲いかかった。

「あっ……やあっ……んん」

小さく艶めいた喘ぎ声を零し、なすがままにされていく。

一度は覚醒した眠気が蘇り、瞼が重くなるという形となって襲いかかった。

「九尾さん……眠いから……眠るよ……?」

遂に限界を迎えたシフは瞼を閉じた。

数秒もしないうちにその意識は微睡みに溶けていった。








「シフ……儂はお主が……/////」





  了





<2011/12/24 18:04 セイル>消しゴム
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