---

王「はぁはぁ･･･」

黒「クク、どうやら限界のようだな？」

力を最大限に引き出し、クタクタな王。逆に、かすり傷程度で済んでいる黒竜はらくそうに立っているｗ

王「･･･魔神の力をもっても･･･勝てぬのか？」

黒「そのようだな･･･哀れな老いぼれたちよ」

ア「･･･フェ･･･イ･･･」

･･･じ･･･ち･･ん･･･

ア「･･･どこか･･･懐かしい声が･･･」

おじいちゃん！

ア「･･･クク、ワシは･･･すっかりボケてしまったのぅ･･･避難しているはずの皆の声が･･･」

アンクル!!

ア「!?」

た「はぁはぁ･･･大丈夫!?アンクル」

ﾌｧ「これは･･･かなりの重傷じゃないですかアンクル殿」

ス「ちっ･･･あいつか？アンクル」

ｱﾏﾂ「おじさま！･･･許さないわ！」

フ「おじいちゃん！」

アンクルが倒れている横に、私達が到着し、フェイはアンクルに直ぐさま引っ付いた。

フ「おじいちゃん、死んじゃ嫌だよ！おじいちゃん！」

ア「･･･フェイ･･･成長したのか･･･のぅ？」

フ「おじいちゃん！」

ア「･･･ワシは･･･幸せじゃ。フェイ」

フ「･･･起きて！おじいちゃん！そして･･･また僕と暮らす明日を作って！」

瀕死のアンクルにフェイの願いが辺りに木霊する。

た「アンクル！」

ﾌｧ「アンクル殿！」

ス「老いぼれ！」

ｱﾏﾂ「おじさま！」

黒「･･･無駄だ。おまえ達は滅ぶのだ！」

ア「･･････誰が･･･老いぼれ･･･だのぅ？」

ス「げっ！･･･ま、まさか･･･」

ガシッ･･･

アンクルがスーンを捕まえると直ぐさま口に入れ･･･

ゴクッ！

飲み込んでしまうｗ

黒「･･････ば、馬鹿め。仲間を食うとは･･･血迷ったか？」

ア「･･･ワシは･･･血迷っていない！」

グググ･･･ズシッ

一同「アンクル！」

ア「クク、若いスーンの力を感じる。これなら･･･まだいける」

た「･･･もしかしたら、アライブフュージョン発動か!?」

王「･･･アライブ･･･フュージョン･･･赤き竜･･･」

ア「ぬ？」

王「･･･ワシを食べるのじゃ･･･ワシの力を･･･その能力で･･･」

フ「王様！」

王「フェイ殿の夢、赤き竜と暮らす･･･叶えよう･･･」

すると魔神の体が光に包まれ、玉の形になる。

フ「･･･王様･･････」

そして光の玉はアンクルの方に移動し･･･

ア「･･･アライブフュージョン･･･ワシには分からぬが･･･食えばよいのだな？」

アンクルが口を開けると光の玉は中へと入っていき･･･

ゴクッ･･･

アンクルは飲み込んでしまった。












――――――――――
ス「･･･出してくれ！」

胃袋内。スーンは胃壁に拘束され、一部が同化していた。

ス「･･･力が抜ける･･･アンクル」






アライブフュージョン。それは生きている者を自ら取り込み、自分の力へ変えてもらう能力。原理は黒竜が部下を食べ、巨大化したと同じようなものだｗ

---