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堕落ギャラクシー − 旧・小説投稿所A

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堕落ギャラクシー
− 宿題おわらねぇ −
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見なければよかった。見てしまった。


視界に移ったのは、小さな小さな、夥しい数の蛇・・・・そして一際大きいのが一匹、鎌首をもたげていた。


「ひっ、・・・・・・?!」


大きく、漆黒の鱗を持つ蛇は、まっすぐこちらを睨み付けている。かなりの大きさだ。10mはゆうに超えているだろう・・・。

「く・・・・っ!」

踵を返し、逃げ出そうとする・・・・が。
足場の悪いこの森の中では、いつもの様なスピードは発揮できず・・。
遂には木の枝や落ち葉に足をとられ、派手に転んでしまう。


「ぐあぁっ、うぐ・・・・うぅ・・・・!」


小さな蛇が数十匹・・・すばやく這いずり、体に絡みつく。

一匹一匹は小さいが、束になって来られたら・・・・




「くあぁっ、ぐ、うぅ・・・はぁっ、ぁ・・・・あぁ・・・」



身動きが取れないグランの体に、にゅるりにゅるりと蛇が這い登ってくる。


ぬるぬるするそのおぞましい感触に竦み上がり、抵抗ができなくなる。


こいつらは俺に何をする気なんだ・・・・。 不安と恐怖に涙が滲み出る。



黒い大蛇がゆっくりとこちらへ近づいてくる。

体に纏わりついた小さい蛇はするりと降りてゆくが、それでも体が震え、どうしても動けなかった。

俺は強い・・・強いんだ。エイリア学園マスターランク・・・最強の・・・

その強さも、「恐怖」という壁の前では、全くの無意味だった。


「くるな・・・・くるなぁっ、ぁ・・・!」

彼ができる唯一の抵抗といえば・・・相手を睨みつけ、威嚇する事だけだった。

彼の鋭い瞳は、弱い人間が見れば戦意を喪失させるような、そんな輝きを持っている。
だが、今の相手は野生の大蛇。人間の思考を持たない、本能だけで行動する生物。 通用するはずもなかった。

もう成すすべがない。

大蛇は既にグランの目の前まで来ていた。




小さい蛇は一匹15〜20cmくらいかな。そんなのがいっぱい絡み付いてきたら怖いよね。さすがのグランもびびっちゃうよね。



リミッター解除すれば勝てる気が・・・・・・ゲフンゲッフン


<2011/08/31 13:22 クルス>
消しゴム
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