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空然説期 改 − 旧・小説投稿所A
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空然説期 改
− 胃居抱濁 −
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完璧消化あり! /(○O○;)




ライトの食後:ライトの中

ナイフ「くっ・・・狭っ・・・。こんなことなら、やらなきゃよかった。」

ムニムニした肉壁の間を、つっかえるようにして落ちてゆくナイフの体・・・
息もまともにできないのに、独り言とはある意味すごいものだ。
勝手に壁は服などを無視して吸い付いてくる。
ナイフの体はベトベトというよりも、
まだビチャビチャって感じの段階だ。

ボチャ!・・・

ナイフはさっきの空間よりも明らかに広いところに出た。
外で見た時より広く感じるのは、錯覚に近いものだろう。

一方その頃・・・

ライ☆「先輩!戻りましたよ〜!」

カク「ああ、お帰り〜。でもまず、引っ張ってくれない?」

ふと下を見ると(ライト目線で)眠っているデカいトラに
胴体で踏みつけられてる
少年の姿が見えた。

ライ☆「だ、大丈夫ですかぁ!?」

カク「大丈夫じゃないから、頼んでるんだけど・・・。」

シー「私の今の力じゃ助けれないの・・・手伝ってくれない?」

いつの間にか戻っている、ボロボロな状態で寝かされている
人間状態のシーラもいたが、傷のため力が発揮できないようだった。

カク「というわけで、いつのまにかケールブも抜かされてるし。絶対複雑骨折だし。」

ライ☆「わかりました。」

ライトはそう言ってロウを少し持ち上げた。

ロウ☆「ZZZ・・・」

ライ☆「(お、重い・・・)・・・出れ・・・ますか?」

カク「・・・ごめん、骨折で動けない。」

ライ☆「え。」

パッ・・・

ドシーン!!

カク「ぐはあっ!!」

ライトは呆気にとられて手を放してしまった。
そこにロウの骨盤のあたりがカックーの溝あたりに入った。
そして、・・・・・・・・気絶した。
気持ち悪いほど変な方程式だ。

ライ☆「センパーイ!!」

そのまま、ロウが目覚めて退くまで2時間ほどかかるまでカックーは気を失っていた。

ライトの腹の異変に気が付かないまま・・・






その頃:ライトの胃の中

ナイフ「う・・・。」

さっきの食道よりも柔らかく広い、そして悪臭が広がる空間
そのため、ナイフは鼻で息をすることを拒んでいるようだ。

ナイフ「だ、だせぇ・・・。」

弱々しい声を出しながら、じわじわと弱酸性の胃液が出てくる胃壁をポンポン叩く。
しかし、やはり無視される。

すると、突然胃が活発に動き出した。
ナイフは「ああ、溶かされるのか」などと考えていた
・・・がそれは杞憂にすぎなかった。

ナイフ「!?」

壁がギュっギュッとナイフの体を揉みこんでいく
そのたび、ナイフは『気持ち悪さ』が『気持ち良さ』に変わっていく

ナイフ「うぎゅ・・・ふぎゃ・・・。」

情けない声を出しながらも正直どうにでもしろと言わんばかりに心で叫んでいる。

そして・・・

ナイフ「なんだ、これは。」

もうナイフは覚悟ができていた言葉も棒読みのうえ
鼻で息もガンガンしている。
そして、さっきよりも強い酸の胃液がナイフに降り注ぐ。
いや、浸からせていくといった方が正確だ。

消化はすぐに進んでいく、もう足は消えているし高性能の機械までもなくなっていた。
消化をしないと人間に戻れないという自然なライトの意思かもしれない。
しかし、痛いという感覚は失せていた・・・・
きっと心のほうが痛んでたからであろう。

来世は理不尽なことをするような奴にはならないようにしたい。
そう願いながら溶かされていった。




















ナイフが胃酸で刃先から錆びて、完全に消えるように。


遅くなりましたぁ。すいません!
次は、洋館事件たぶん最終回です。

最後の落ち方は適当に考えました(コラ

読んでいただけるだけでもうれしいですが感想頂けたら光栄です。
<2011/08/27 22:31 カックー>
消しゴム
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