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ザーッ！・・・・・

カク「・・・雨止まないな。」

？？「そだね。」

俺がまた、こんなやつと隣り合わせになってる理由は
30分ほどにさかのぼる・・・

・・・・・・
・・・・

ちょっと前：海岸

俺はまあ、いつものように海岸で
流れ着いてくるものでも集めてたのだが・・・

カク「・・・ん、寒・・・！早く帰るか。」

曇ってもきたからな・・・
早く帰って、音ゲーでもｓ・・・

ザッパーン！！

カク「あっ！？」








くそ・・・
流された・・・まあ、流されたといっても
ちょっと離れたところだけど・・・
さっきいたところに戻るのには時間がかかる、
それまでに雨も降るだろうし
シーロルとかケールブとかも家・・・

カク「・・・こりゃ帰れ・・・ないな。」

仕方がないから、近くの岩場で雨宿りすることにしたのだが
きっと、出るぞあいつ・・・

カク「・・・。いるなら出てきてくれ・・・。」

ちゃぷ・・・

？？「へへっ、ばれたか～。」

別に気づいたわけじゃないのだが、こいつのストーカー癖には
呆れるからな・・・
どうにしろ、海から銀髪の女の子が出てきたら怖いだろ・・・

カク「雨降ってきたし、つらつら・・・」

？？「じゃ、暇つぶし相手になってって？」

カク「短くしたら、そんなとこ・・・だな。」

こいつ、ホントはベルーガなんだが、No.6のシーロル使いでもあるんだよな～
そのシーロルの内容が『どんな人の姿にもなれる』というらしくて
俺の力も使わないで楽だ。
しかし、ベルーガの点で困ったことが一つ・・・

カク「最近どう？（・・・これしか出てこなかった）」

水美「うーん。どうって言われても・・・普通？」

カク「そっか・・・！歌のレパートリー増えた？」

水美「一つだけ。・・・裏○ラバ○ズ。」

カク「・・・そう。」

いろんな曲を覚えていて、歌がうまいのは良いが、レパートリーがカオスすぎる・・・
そして、最大の問題点は・・・

カク「そういや、今月から暑いけどちゃんと食べれてる？」

水美「うん、まあ今朝はウバザメあたりを5匹ほど・・・」

カク「う・・・そうか・・・。」

普通はこんなこといわれると、「すごい、食いしん坊・・・」とかなると思うが
こいつの場合は最大の問題点というより、こいつが最大なんだよ。
単にいえば、バカにならないサイズということになる・・・

カク「・・・雨止まないな。」

水美「そだね。」

カク「・・・・・・。」

水美「・・・・・・。」

カク「・・・おい、みっちゃん。（水美のこと」

水美「？」

カク「どっか痛いのか？元気ないぞ。」

水美「あっ！」

ボンッ！！

なんだこいつ、頭に手を掛けてやっただけなのに熱が上がりやがった

水美「大丈夫だよ！うん、ほら！ムッキムキ！」

いや、ケガと筋肉は関係ないから！

ピシャーン！！

カク「びびったぁ。雷か。」

水美「キャー！！！」

ぎゅー！！（ハグ

カク「ギャー！！！」

ばきばきばきばき～！！

いでー！！骨折れた！！力入れ過ぎだって！声も出せないって～！

水美「あ！ごめん！！生きてる？」

カク「・・・。」

こくっ

俺、たぶんいま白目かな・・・・

・・・・・・・・・・
・・・・・・・
数時間後：？？？

気が付いたようだな・・・
・・・！？
ここはどこだ！？
臭いからして・・・みっちゃんの中かな？（魚臭い
ってあれ？

カク「痛くない？・・・ああ、なるほど。」

治療してくれたのか・・・
みっちゃんだと、医療関係は得意だからな

カク「みっちゃん！みっちゃん？」

水美☆「ｚｚｚ・・・」

びっくりした・・・反応ないし。
寝てたのかよ・・・

カク「おわわ！？」

何だ？急ににゅるにゅるって絡み付いてきたぞ。
これは・・・・・舌？
なんだ口内だったのか・・・

カク「まあ・・・いっか！」

助けてくれた礼としても・・・な。

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