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消えた理性03 〜幼き過去よ、眠れ〜 − 旧・小説投稿所A

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消えた理性03 〜幼き過去よ、眠れ〜

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カイオーガとその友達4人は、森中央部の湖で遊んでいた。いつもの微笑ましい光景である。しかし…

「ハハハ…あれ?カイオーガ、もう帰るのか?」
今一番の親友、ジュカインが、湖から離れていくカイオーガに向かって聞く。 

「うん。用事を思い出しちゃて…ごめんね?」
カイオーガは上目遣いに謝る。
「(か、かわいい…)よし!後の事は任せろ!」

「わーい、ありがとう。じゃあね!」

カイオーガはそう言い去っていった。


…はぁ…可愛いよなぁ…
「おいどうしたんだよ。顔赤いぜ?」
友達に言われ、たじろぐジュカイン。

「う、うるせぇ!この!」
「あー!ごめんごめん!ギブアップ!」

他愛もないはしゃぎ声が、ジュカインの心を引き戻した。



「ふう……」

カイオーガは湖からかなり離れた事、自分を誰も見ていない事を確認すると、独りつぶやいた。

「…みーつけたぁ♪…」

カイオーガは口内に水を溜め、地面に向かって軽めのハイドロポンプを繰り出した。

ドーーーン!

軽めとはいえ、水は軽々地面をえぐりとる。大きな穴があいたその中には…

「あ、あひゃあ…」
「おい…話しが違うじゃねえか…」

あのニドキングとヘルガーだった。
体型は2人ともあの頃より大きくなっているが、今のカイオーガと比べれば蛇とねずみだった。

「なんでここにいるのかな?」
…ひいっ!
2人は恐怖ですくみあがる。
ここに居た理由は簡単、
湖に水を飲みに行こうとしていたが、
カイオーガを見つけた途端、逃げ出したからだ。慌てていたあまり、地面タイプのニドキングはヘルガーをひっつかみ、地面に跡を残したまま地中にもぐったのだ。

「さてと?僕が10年間耐えてきた憎しみ、たっぷり味わわせてあげるね。」
…ジュルリ…

舌舐めずりをしながら少しずつ、木の幹に追い詰めていくカイオーガ。しかし内心、
困っていた。

…う〜ん どうしよう…1人食べてるともう1人が逃げちゃうよねぇ…でも二人一緒に
食べる事は出来ないし…



その様子を、150m上空から見ている者がいた。その者はとてつもない咆哮を上げると、一直線に下に飛んで行った。


…うーん。どうしよ…
「お困りのようね?」

天空から、一匹の竜が舞い降りた。

「手伝ってあげるわよ。」
「な、なんなんだよ!こいつはぁ!」
「レックウザ…」

カイオーガにするすると巻き付き、体を舐めているのこそカイオーガの恋人、レックウザだった。

「久しぶりね。なんで来てくれなかったの?」
「僕がオゾン層まで飛んで行けると思うかい?」

怯えている2人をよそに、カイオーガとレックウザは笑いながら話し合っている。
しかし…

「冗談よ。で?どうしたの?」

「実は、かくかくシカジカ四角いムーブなんだよ。手伝ってくれる?」

「もちろんよ。そうと決まれば…!」

シュルシュルシュル!

「え、あ、うわああああ!!」
レックウザの体が素早くヘルガーに巻き付いた。

「この子は私が頂いていいかしら?」
「うん♪」

「ぐえええええ!!」
カイオーガもニドキングを押しつぶすと、
ニコリと可愛い笑顔で承諾した。

「さあ、いきましょうか。」
「あ、ああああああ!!!?」

レックウザはヘルガーを持ち上げると、
空に飛んでいった。

「たのんだよぉ〜♪」
カイオーガは笑顔で見送る。

「それじゃ…」…ギロリ
…ひぃ!

「僕達も…」
舌が這い出してきた。

「あ…ああ…あ…」

…プチャ…ヌチュウ…ペチャア…

「えへへぇ…」
「ああああああっ!!!!」



-上空500m-

「う、うわぁ…」
「あら…怖いのかしら?」
…ペロリ。

「きゃん!」

「ふふふ…可愛いわね♪」
ミシミシ…パキ…ポキリ…

「うぎゃああああああん!!」
巻き付いてくる体が、更に強くなる。

「あ…うぐぅ…ほ、骨が……折れ…る…」
ボキ…バキ、バキイイィ!!

「ひぎゃああ…!…あ、あ、」

もう悲鳴を上げる事すら許してくれない。

「折れるんじゃないわ。折ってるのよ。」

凄まじい圧力に逆らえず、ヘルガーの体は
細くなる程締め上げられる。

「…た、助け…てぇ......許し......あ...だめ...」
…ゴキン♪

背骨が砕かれる音が、明るく響く。

「ひ…あああ…!」
「あら、体中の骨が折れちゃったわねえ?」

「助けて....くだ、さい...もう二度と....しませんから..」

グチュウ...グチャリ....

「あ.....つ、潰れ....!」

骨どころか、肉さえ潰れてきた。


「謝るならカイオーガに謝ってくれないかしら。……フフ…まぁ降ろしてはあげないけどね?」

「…そ…そんな…ぁ…」

レックウザの優しい笑みが、悪魔に見えた。

グチャアア...ブチュウ...

「ah....ぁ..ぁ...」

「痛いでしょう?もっとしてあげるわね♪」





その後20分間、ヘルガーは全身の骨が粉々になるまで、
緑竜にいたぶられた。



<2011/05/15 13:39 ロンギヌス>消しゴム
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