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「戦闘配置完了！」

「油断するな！」

「よく狙え！」

「隊長、発砲許可を！」

「ダメだ、相手が何者かわからん以上発砲するな。だがいつでも攻撃出来るよう油断するな。」

混乱のさなか、硫黄島に着陸した航空機。陸軍特殊部隊が周りを取り囲んでいた。狙撃兵も離れたところから狙っている。

「乗員が降りてきます！」

「油断するな！」

航空機から乗員が降りてきた。彼らに敵意はないためか両手を頭に置いている。しかし格好は人間には程遠く、フォックスのような狐獣人で何か軍服のような物を身にまとっている。

？「俺たちは敵じゃない！」

向こうからの発言に特殊部隊たちは一瞬怯む。

「どうしてそう言い切れる？」

？「我々、聖トリダニア国軍人はあなた方を敵と見なしていないからだ！」

「よかろう。では1つ聞きたい。この星は何処だ？」

？「ここは地球だが…」




その後いろいろと調査した結果、ここは紛れもなく地球だが生息している生物は異変前の世界(以後“元の世界”と表記します)では空想だった生物が、例えばドラゴンとかがいるというのだ。


飯岡「もう彼らの言うことは否定できず、彼らの言うことを前提に考えなければいけないのか…」

鳴門「まぁ、どうなるにしろ、核を見つけて早いとこ帰りましょう」

岩波「待て鳴門大将。彼らは戦争の助太刀を求めてきている。それを見捨てるのは軍人としていけない行為だ。我々陸軍は彼らと共に戦う。」


聖トリダニア国軍人 ジョン＝Ａ＝バーネット大佐が説明してくれたことによると、彼らの世界はあと一歩で戦争という段階に来ており助太刀をして欲しいと言うのだ。

飯岡「核を見つけ、“みらい”を作るのにも時間がかかるでしょう。それまでなら我が空軍も彼らに味方いたします。」

岩波「決まりだな。彼らとの合同会議は明日3時より行う。では解散！」

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