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スナイダーが家に来てから１０日。俺達は毎日龍か大蛙に食われ、楽しんでいた。

ト「結局謎か…」

トルークは以前から気になっていた、胃袋内部がほんのり明るいのは何故かイヴァーナ、スナイダー両者に聞いたのだが、どちらも知らなかったようで身体の不思議として片付けられた。

トマ「新たな捕食者が欲しい今日この頃…」

捕食者に飢えているトマート。あっちに行ったりこっちに来たり、落ち着きがない。

イ「そうねぇ…私達だけじゃ、回し呑みも出来ないしねぇ…」

ス「ならば、異次元からポケモンを連れてくれれば良いではないか♪」

トマ「えっ、ポケモンって存在してるの!?」

ス「この世界とは次元が違うから気づかないのも無理はないのぅ…」

イ「その手があったわね♪じゃ、行ってくるからその間食べていいわよ♪」

龍はなにやら異次元へと続く亀裂を作り出し行ってしまった。

ス「♪」

シュルシュル…

大蛙のペタペタした舌がトマートに巻き付き口の中へ引き込む。

トマ「このペタペタ感が気持ち良い…」

ス「美味い…」

大蛙は捕食者になり、獲物を口の中でたっぷり弄び、胃袋送りにした。

ス「楽しめ楽しめ…」

肉壁に優しく揉まれるトマート。快楽に浸りながら夢の世界へ行ってしまった。

* * * *


異次元の世界

数多くの自然がそのまま残り美しい姿をしていた。まるで人類が誕生していない頃の地球にそっくりだ。

イ「ポケモン捕食者♪ポケモン捕食者♪」

自慢の翼を使い、上空から捕食者を探す。

イ「いたわ♪」

ピカチュウを長い体で巻き巻きし今からお食事、という雰囲気バンバンのハブネークのそばへ降りる。両者共こちらに気づいたようで凝視している。

ハ「あんた、もしかして龍か？」

イ「ご名答♪」

ピ「助けてくださｉぐぇ！」

ハ「お前は黙って待ってろ…」

どうやら拘束をキツくしたようだ。ピカチュウは今にも気絶しそうな位苦しがっていた。

イ「あ、お食事の邪魔してごめんなさい、どうぞごゆっくり♪」

龍はピカチュウを見放しハブネークは大顎を開けピカチュウを呑み込んで行く。数分後にはハブネークのお腹はピカチュウの形をした膨らみが出来ていた。

ハ「ゲフッ…で？何で龍がこんなところにいるんだ？」

イ「あなたに頼みがあるのよ♪一緒についてきてくれない？もちろん美味しい餌にはありつけるわよ♪」

ハ「…良いだろう」

美味しい餌、というフレーズに引かれたようだ。

イ「ありがと♪じゃ、連れていくわね♪」

龍はおもむろにハブネークをくわえこんだ。

ハ「何しやがるチキショウ！出しやがれ！」

下半身がくわえこまれているハブネーク。恐怖心はたまったものじゃないだろう

イ「ごめんなさいね、手掴みで行くわけにもいかないから…」

ゴクン…

ハ「ギャアー…」

呑み込まれ胃袋送りにされたハブネーク。

ハ「何だって俺がこんなめに…」

ここでハッと気付くハブネーク。この状況はさっき自分がピカチュウにしたことと同じだ。ハブネークはしばらく考え込み、ピカチュウを吐き出した。吐き出されたピカチュウは気絶している。

ハ「悪かった…」

改心したのか謝るハブネーク。我が身をつねって他人の痛みを知れ、とはこう言うことかと１人納得する。

イ「今回はハブネークだけ…ま、良いわよね♪」

トルーク達が喜ぶ姿を思い浮かべながら亀裂を戻るイヴァーナ。

イ「だだいま〜♪」

ス「お帰り、どうじゃったかの？」

イ「ハブネークしか見つけられなかったわ…」

ス「蛇系か…いいんじゃないかのぅ♪」

ガバァ…

ハブネークを吐き出しすイヴァーナ。

イ「あらら？ピカチュウが…」

ス「どうしたのじゃ？」

ハ「私がこいつを見つけた時に食ったのよ、ピカチュウを」

ス「なのに吐き出した…ハブネークの心に変化が起きたのかもしれぬの♪自分も食われたからじゃ…」

イ「案外優しい心の持ち主なのかもね♪」

ス「こ奴ならあの小僧たちを消化せんじゃろうて…」

ハ「……ここは…？」

気がついたハブネーク。自分の置かれている状況がいまいち理解出来ていない。

イ「ここが今日からあなたの新しい家。私はイヴァーナ、こっちはスナイダーよ。後、人間が４人いるわ♪」

ハ「…どうも……人間って美味いのか？」

イ＆ス「もちろん、極上だから」

ハ「それは期待できるぜ…」


ハブネークという新たな捕食者が加わった頃、トルーク、トメート、トスメは外出中。もちろん捕食者が増えたのは知らない。帰ってきてからが面白そうだww

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