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【保】黒い影 − 旧・小説投稿所A
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【保】黒い影

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俺らは砦のベースキャンプ的な所についた。
ガルは降りるとすぐ走って何処かに走って行った。

ジ「あの野郎走ってどっか行きやがった。餓鬼かよ・・・。」

カ「見た目からしてドララーみたいだね。」

俺もドララーだぞ。

ジ「まぁ、俺らも行くか。」

俺とカナタさんと空気になっていたらてを連れて外に出た。
外を見ると、物凄く大きい何かがドシンドシンとゆっくり歩いていた。

ジ「まさかの初っ端からの出会いですか。」

俺が言って2匹は黙ってみていた。
たぶん蟹みたいではないのでラオシャルロンだろう。
シェンガオレンだったとしたらガルは絶対に狩って食しているだろう。

?「む?」

俺達が見ているとラオシャルロンがこっちに顔を向けた。
俺らは黙って本気で拠点(ベースキャンプ)に走って逃げた。

?「儂を見たからと言ってあんなに素早く逃げる事無いじゃろう・・・。」

何者かが言った。

ジ「モシカシテ、シャベッタ?」

俺がカクカクで言った。

カ「周りに何もいなかったからたぶんそうじゃない
?それ以外はありえないよ。」

ジ「でも喋るなんてゲームではないよ。というか喋れたんだ。」

何処かで聞いた話だと飛竜も喋るらしい。
俺らは気を取り直してもう1回行った。

ジ「あ、あの〜。」

俺は勇気を振り絞って話しかけてみた。

ラオシャルロン「む、なんじゃ?」

あーやっぱり喋ってたんだーわーすごい。

ジ「ラオシャルロンって喋らないって聞いたので少々驚き気味というなんというか・・・。」

ラ「儂は喋れるぞ?人間が理解してないだけじゃなかろうか。
そこの黒くてちっちゃこいのも喋るんじゃろ?」

カ「黒くてちっこいのゆーな!!」

カナタさんがツッコミを入れた。
たしかにカナタさんも喋ったが、ゲームをやってるから喋るのは驚くのは普通だろう。
黒くて小さいのといったら頭文字Gしか思いつかなかった。
俺はラオさんに名前を聞いたらラオ爺さんと呼んでくれといわれた。

ラ「さっそくで悪いんじゃが、儂に食べられてくれんかの?
人間でもちっちゃこいのでも青色のでも誰でも良いんじゃが。」

3人「「「嫌です。」」」

見事にハモった。

「儂は腹が減ったんじゃが。誰でも良いぞ?消化はしないぞ。」

3人でどうしようと考えた。ガルがいたら3人一致だったのになぁ。
惜しい!!結局3人で多数決にすることにした。

カ「いっせーの、せーで!」

カナタさんが言った。指先は俺とらてがカナタさんに向いていた。
カナタさんは口をあけてガーンという顔になっていた。

ジ「じゃあ頼んだよ、悪いね。」

らてが申し訳なさそうな顔をしながらカナタさんを見る。

カ「むぅ・・・こうなったら・・・。」

カナタさんはそういうと広い所にいった。
するとカナタさんはどんどん大きくなっていった。

ジ「わぁ、すごい。」

ら「・・・。」

でも大きさは俺らよりははるかに大きいが、ラオ爺さんよりははるかに小さかった。

ラ「ちょうど食べ応えのある大きさになったの♪じゃあ遠慮なく頂くぞ。」

そういうとあ、あれ?とか言いながらパニくっているカナタさんを一口で口に入れた。

カ「ニ、ニャー!」

ジ「猫かよ。」

俺がツッコんでおいた。
ラオ爺さんは口内でカナタさんをもぐもぐと軽く噛む。

ラ「こやつ、おいしいの。」

ガグラは甘いって言っていたからやっぱり甘いのかと思った。
今度カナタさんが寝ているときにちょっと確認してみよと思った。

カ「やめひぇ・・・もう食われるのは散々だにゃ・・・。」

俺はなんか可愛そうに思えた。
カナタさんはらてに指差していたので俺もらてにさせばよかったと思った。
なんかここにいると俺らも食われそうだ。

ジ「ちょっと拠点に戻るね、終わったら言って。」

カ「ちょ・・・逃げんなっ・・・。」

なので逃げた。

べろぉ・・・あぐっ・・・ぎゅぅ・・・

ラオ爺さんはじっくり味わうように舐めたり噛んだり舌で巻きつけたりした。

カ「み・・・みゃぅ・・・。」

カナタさんは10分くらい舐め回しなどをされてぐったりしていた。
大きくなって力を使ったらしい。

ラ「そろそろ呑み込むぞ。安心しなされ、消化はせぬ。」

カ「きゅぅ・・・。」

ゴクンッ!

そういうとラオ爺さんはカナタさんを呑み込んだ。



なんかラオ爺さんの口調が微妙に違う気がするでごじゃる´・ω・
<2011/07/12 00:38 ガル>
消しゴム
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