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夕立の日に − 旧・小説投稿所A

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夕立の日に

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翌日




「あちィ…」

終業式が終わった夕は家に帰るべく山道を歩いていた

頭上から木々の間をぬって強烈な日差しが降り注ぎ、セミはやかましく鳴き喚く

本当だったら「明日から夏休みだぜ!」と喜んでいるのだが昨日の事もあって素直に喜べないらしい

そうこうしているうちにあの神社が見える所まで来てしまった

朝学校に来るときは何もなかったので夕は安心したが、帰りもここを通るのは気が引ける

それでもここを通らないと家に帰れないので神社の前を通ろうとしたとき

「待て。人の子」

あの少年の声が掛けられた

夕が右手の神社のほうを見ると少年が神社の中から出てくるところだった

「く、来るなっ!!」

「神様にそんな事言うとはいい度胸してんなお前」

少年は夕のすぐ近くまで来ると歩みを止める

その表情は何故か悲しそうだ

「その…頼みがあるんだが…」

「頼み…? 俺のとこ食べておいて頼みですか?」

少年の言葉に夕は喰われたお返しだと皮肉をこめて言った

その言葉に少年はさらに悲しそうな表情になる

「喰った事は謝る…だから頼みを聞いてくれ!」

「どうしよっかな…」

夕は喰われた事を根に持っているのでわざと困ったように振舞う

というか実際喰われた相手にお願いされたら困るに決まっている

「頼みって何ですか?」

だんだん少年の目に涙が溜まっていくのが見えたので夕は少年の頼みを聞く事にした

流石に神様でも泣かせてしまったら可哀想だ

「聞いてくれるのか!?」

「まぁ…内容にもよりますけど」

聞いてくれると知った瞬間少年の顔がぱぁっと明るくなった

「実はだな、鏡を割ってしまったんだ」

「鏡?」

「ああ。あの鏡は私の住処だったんだが…昨日久しぶりに外に出た時、体が当たって落として割ってしまったんだ。」

「つまり住処を失ったと」

「そういうことだ。で、お前の家に住まわせて欲しい」

「何で俺の家なんですか!?」

いきなりの事に驚く夕

「なんだ、駄目か?」

「駄目ですよ!」

「お前の家に住まわせないと祟るぞ…?」

「困ります!! 他を当たってください!」

「頼む! 住まわせてくれるだけで良いんだ! 頼む!」

少年は土下座をした

炎天下で熱せられた道路に座ったのだから相当熱いに違いない

「ちょ、やめて下さい!」

夕は少年を起こそうとするが言う事を聞かない

「住まわせてくれるまでやめない!!」

「分かりました! 分かりましたから!!」

結局夕が折れることでこの緊急事態を収めた





宿題が終わらなくて絶望に浸っている今日この頃

宿題のせいでうつ病悪化しております。はい

というかうつ病の人はネットでの批評で気分がへこむらしい・・・

だからやらない方が良いのにやってしまう俺・・・

まぁ何とか頑張っております

24日まで一日中うちにいるので気軽にチャット誘ってください♪

今日の雑学

キツツキはスペースシャトルに穴をあけたことがある
<2011/08/14 17:23 雪風>
消しゴム
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