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怪獣警官 対 お騒がせ神様コンビ − 旧・小説投稿所A
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怪獣警官 対 お騒がせ神様コンビ

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「てめえら、お、俺たちは○○組だぞ。こんなことしてただで済むと思うなよ!」

チンピラたちは最後の賭けに出た。
○○組は九州最大の暴力団であり、その名を出せばビビって解放してくるかもと思ったのだ。
まあこのチンピラたちは単なるチンピラであり、本当に組に属しているわけではないが、そんなこと向こうは知る由もない。
そう踏んでの発言だったのだが……。

「○○組?何それ?」

神に通じるわけがなかった。
水神はお構いなしに手をパッと離す。

「うわぁーッ!」

チンピラたちはそのまま口内へと吸い込まれていった。

「○○組か」

一方の月夜兎は○○組が何なのかを分かっていた。

「こりゃしっかりと落とし前をつけてやらなきゃなぁ」

月夜兎は真っ黒い笑みを浮かべながら指をポキポキと鳴らす。
そんな月夜兎に何か生暖かい液体が降ってきた。

「おい水神、涎をたらすな」

「だってこの人間たち、不味いんだもん」

水神はぺっとチンピラたちをゴミ置き場に吐き出した。

「さてと、今から落とし前つけに行くぞ」

「えー?スペースワールドは?」

「あとでな」

「分かった」

月夜兎と水神はビルの裏から出て行った。

後日『福岡で何かの生物の涎まみれになった男二人が発見される』という記事がネットで話題になり、『さすが修羅の国福岡w』などとネタにされたのだが、それはまた別のお話である。



次からコタロウ巡査視点に切り替わります。
<2011/06/13 09:58 とんこつ>
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