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怪獣警官 対 お騒がせ神様コンビ − 旧・小説投稿所A

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怪獣警官 対 お騒がせ神様コンビ

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「た、ただいま戻りました〜」

オイラは特生3課のオフィスのある埋め立て地にフラフラ〜と着陸した。

「おお、お帰りコタロウ。相当疲れてるみたいだな」

「アハハ……」

出迎えてくれた佐藤さんはオイラが疲労困憊なのを一発で看破した。
もっともその理由までは知らないだろうし、話しても信じてくれないだろうけど。

「まあとにかく早く寝なさい」

佐藤さんは労うようにオイラの足の辺りをポンと叩くと、特生3課のオフィスへ戻っていった。
オイラは足早に自分の寝床である格納庫に向かい、自分専用の特注のパソコンを立ち上げた。
あの蒼いドラゴンについて調べるためだ。

「まさかオイラ呪われたのかな……」

不安が頭をよぎる。
あの蒼いドラゴンは自分のことを神だと言っていた。
もしそれが本当ならば、オイラは神様を丸呑みしたことになるわけだ。
……うん、呪われない方が不思議だね。

「あれ?メールが来てる」

先にメールボックスをチェックしたところ、知らないアドレスからメールが来ていた。
何だろ、コレ?
とりあえずポチッとな。

「あっ!」

オイラはあんぐりと口を開けた。
そのメールには動画が添付されており、その内容はオイラがあの蒼いドラゴンに食べられる場面であったのだ。

「いったい誰が?」

すると急に画面が切り替わり、二週間前あの蒼いドラゴンと一緒にいた白兎が映し出された。

『お久しぶりです。私は月夜兎という者です。二週間前はお騒がせしましたことをお詫び申し上げます』

オイラは動画に釘付けになっていた。

『私はあなたのことを食べた蒼いドラゴン、水神と親しい者なんです。それで実はどうも水神は今日の仕返しではまだ満足してないみたいでして。また何かやらかそうとしているみたいなんです。そこで大変無礼極まりないのは百も承知なのですが、一度謝罪に来てもらえないでしょうか?甘いものを一緒に持ってきたらモアベターです。お互いのために何卒よろしくお願いします。九州の□□山でお待ちしております』

動画はそこで切れた。
オイラの中では一瞬だけ葛藤があった。
警察官が脅しに屈するのか?と。
だがさすがにあんなことをやられたら……。

「もしもし佐藤さん、ちょっと折り入ってお話ししたいことがありまして……」

オイラは佐藤さんに連絡した。
それから三日後。
九州の□□山にオイラと佐藤さんは水神様に謝罪しに行ったのだった。

おしまい



<2011/07/06 23:29 とんこつ>消しゴム
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