第二十八章「疑問」
(記:ミサイル研究所さん)
何故、何故みんないるんだ?
どうして俺を攻撃したんだ?
俺は倒れている三人を見て疑問に思った。
しかし、考えるのもつかの間のことでだった。
俺が殺し損ねたあいつが飛びかかってきたんだから。
「隙を見せるなああああああああああああああああああああ」
ナイフで斬りかかってきたが俺は軽く避け、
「お休み、地獄で会おうや」
と言い、自分のナイフでやつの首を貫いた。
敵兵は首から血を大量に吹き出し何も言うこともなく息絶えた。
そしてまた牢屋の外は血の匂いと音がないだけの空間になった。
「この三人じゃいつでも俺の邪魔するだろうな。
だいたい、人を殺したことぐらいあるくせに。」
俺は誰も聞くことがない言葉を淡々と吐いていた。
俺が考えるのはこの三人を殺すか否かだ。
しかし、そのとき目にもとまらぬ早さで雷撃が俺に向かって飛んできた。
俺はいきなりのことに動揺し、そのまま気絶してしまった。
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