第十二章
「コードネーム:
ケーブル」
(記:抹消さん)
22世紀、完成品のアルティメットシイングとそれを利用する人間たちにより世界はカオスとなった。
だが、生物というのはなかなかしぶとく、人はレジスタンスを作り、動物は隠れなが暮らしてた。だが、そんな生活に
終止符を打ちたい、人はそれを望み、ある男を未来に転送する計画を立てる。
「もう、サイボーグ兵も尽きてきた、君は裏切り者を倒すために過去へさかのぼってくれ。」
レジスタンスの今にも崩れそうなアジトで、ちかちかと光る裸電球に照らされ、レジスタンスのすべての人間がある男の前に立つ。
「わかりました!!」
男は泣きながらも敬礼し、そして残りの人間も涙を流しながら男に喝采を送る。
「それじゃあ、第一ゲリラ部隊は歴史センター前にてかく乱行動を起こし、敵の注意をひきつけろ!
ゲリラ部隊には8割の人間をつける!そして残りはケーブルの護衛に着け!決してぬかるなよ!」
「はい!!」
死を恐れずゲリラ部隊の人々は装備を整え銃を持ち突撃していった。
「お前も準備をしろ!」
「はい!」
指揮官に言いわれケーブルはどでかいリボルバーをを自分の左肩にあるホルダーにいれ、日本刀をベルトに差し、
オートマを自分のズボンのなかに納めた。
「コレは俺からの餞別だ受け取れ」
指揮官らしき男は自分がつけているサスペンダーをケーブルにつけた。
「弾をはめれるようにちょっと裁縫したよ」
「ありがとうございます」
ケーブルはなきながら土下座をした。みんな自分のために死ぬのだから。
「それではそろそろ行くぞ!アルティメットシイングがでたらかなわん!」
急いで残りのレジスタンスは外を出て行った。アジトがものすごくさびしくたたずんで、人間に別れの
挨拶をしているように見えた。
歴史センター館内、アルティメットシイングを過去に戻り殺そうとする行為が読めたのですべてのタイムマシンはつぶされ、
アルティメットシイングを利用する人間たちの手に渡っていた。だが、それを動かす鍵はこのレジスタンスの手の元にある。
「そろそろつくぞ!」
「は・・・・ウアアアアア」
敵が気づいたらしく、後ろから大量に攻めてくる。
「くそ、後方部隊が全滅したのか!いそげ!!」
前にいるタイムマシーンを守る兵士をたおし、そして機械に近づいた。
「ここまでくればもう大丈夫だ!急いで設定をしろ!お前はもう機械に乗り込んでおけ!!」
ケーブルは急いでタイムマシーンに乗り、指揮官は急いで設定をしていた。
「あと少しだ!ついでに自爆装置のプログラムも設定しておく!」
がんばってやっているところに敵兵が守りの隊形に入っていたレジスタンスを殺し、指揮官を撃ち殺した。
「ガハ・・・・安心しろ・・・もう設定は出来ている・・未来を頼んだぞ・・ケーブル・・・・いや野比セワシ・・・」
「ううう・・・・・うわああああああ!!」
「いかん、ワープするぞ!早くタイムマシーンをつぶせ!」
「無理ですあの鉄は特殊合金で破壊は無理です!何度もつぶそうとして失敗したじゃないですか!?」
隊長らしき男は否定した兵士を撃ち殺し、
「はやくつぶせええええええ」
他の兵士どもに急がせた。
「うがああああああああ」
時すでに遅し、ワープが成功した。
「われわれもタイムマシーンに乗って何とか防ぐぞ!みんな中に入れ!」
敵兵も急いでタイムマシーンに乗り込む。
「おい!起動させろ!」
「は!」
起動スイッチを押した瞬間、その中にいた人間はすべて爆破し、死んだ。タイムマシーンももちろんつぶれた。
「くそがあああああああああああ」
敵兵は一人、センター内で屍の上で叫び続けた・・・