その他のホルン作品2

ヴェルナー・マイエンドルフ/ヴィット/五重奏曲変ホ長調

CD(Membran  LC14832)

「18世紀のドイツ王室の音楽集」
ディスク7/ヴュルツブルク
1.フリードリヒ・ヴィット/五重奏曲変ホ長調Op6
2.ヨーゼフ・キュフナー/三重奏曲イ長調Op.21
3.ヨゼフ・フレーリッヒ/セレナーデ ニ長調

 コンソルティウム・クラシクム
 ヴェルナー・ゲヌイト(ピアノ)(1)
 ゲルノート・シュマルフス(オーボエ)(1)
 ディーター・クレッカー(クラリネット)(1〜3)
 ヴェルナー・マイエンドルフ(ホルン)(1)
 カール=オットー・ハルトマン(ファゴット)(1)
 ユルゲン・クスマウル(ヴィオラ)(2&3)
 ロルフ・ホック(ギター)(2)
 フランス・フェスター(フルート)(3)
 アンナー・ビルスマ(チェロ)(3)
 録音 1972&73年

 フリードリヒ・ヴィット(1771〜1837)の五重奏曲変ホ長調はピアノ、オーボエ、クラリネット、ホルンとファゴットのための作品。同じ編成の作品はモーツァルトとベートーヴェン、も作曲しています。ヴィットの作品はメヌエットが入って4つの楽章で構成されています。ピアノと4つの管楽器が対等に歌われていますので作品を演奏するほうもも聴く方も味わい深いものです。クラリネットやホルンの主題もあって楽しい作品です。 
 ヨーゼフ・キュフナー(1776〜1856)の三重奏曲イ長調はクラリネット、ヴィオラとギターのための作品。宮廷を和やかな雰囲気によく合いそうな音楽です。2つの楽章で構成されていて、第2楽章は主題と変奏曲になっています。クラリネットとヴィオラはよく合います。
 ヨゼフ・フレーリッヒ(1780〜1862)のセレナーデ ニ長調はフルート、クラリネット、ヴィオラとチェロのための作品です。この編成はフルートとクラリネットが作り出す響きと、ヴィラとチェロが作り出す響きが融合する実に素晴らしい音楽です。ホールに響くチェロの低音が魅力です。4つの楽章で構成されていて第3楽章では変奏曲、第4楽章ではポロネーズが楽しそうに演奏されています。


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