J・S・バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1番
マーティン・オヘイム&オスカー・ヴンダー(1962) |
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CD(MUSIDISC ACCORD 200382)
バッハ/ブランデンブルク協奏曲集
1.ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調BWV1046
2. 〃 第2番ヘ長調BWV1047
3 〃 第3番ト長調BWV1048
マーティン・オヘイム(ホルン)(1)
オスカー・ヴンダー(ホルン)(1)
ピエール・ピエルロ(オーボエ)(1&2)
ゲオルク=フリードリヒ・ヘンデル
(ヴァイオリン)(1&2)
ヘルムート・シュナイデヴィント(トランペット)(2)
ハンス・マルティン・リンデ(リコーダー)(2)
カール・リステンパルト指揮
ザール室内管弦楽団
録音 1962年
カール・リステンパルト指揮ザール室内管弦楽団によるブランデンブルク協奏曲集です。
ブランデンブルク協奏曲第1番はやや速めのテンポの第1楽章が勢いのあるもので2本のホルンと3本のオーボエのバランスもよく流麗な演奏です。中でもホルンの音色の明るさに驚きますが、フランス風のバッハになっています。流麗なホルンの演奏は素晴らしい響きです。ヴァイオリンのソロもきれいな演奏です。第2楽章はピエルロのオーボエの美しい響きとゲオルク=フリードリヒ・ヘンデルのヴァイオリンの響きがきれいです。第3楽章は2本のホルンと3本のオーボエがきれいに響きます。マーティン・オヘイムとオスカー・ヴンダーのホルンの明るい響きが素晴らしいです。ヴァイオリンのソロもきれいです。第4楽章のメヌエットはやや遅めのテンポで始まります。第1トリオのオーボエとファゴットはやや遅めのテンポですが響きが素晴らしい。中間部のポロネーズはやや速めのテンポで演奏しています。鮮やかな響きです。第2トリオのホルンとオーボエの部分はやや速めのテンポで丁寧に演奏しています。明るい響きで見事な演奏です。これは素晴らしい演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第2番はヘルムート・シュナイデヴィントのピッコロ・トランペットとピエール・ピエルロのオーボエの響きが素晴らしい。ハンス・マルティン・リンデのリコーダーもきれいな響きです。第2楽章はヴァイオリンとオーボエ、リコーダーのトリオ・ソナタのようになりますが大変素晴らしい演奏です。通奏低音もよく響きます。第3楽章ではトランペットの高域の音が素晴らしい。オーボエやリコーダー、ヴァイオリンも良い響きです。これは素晴らしい演奏です。
ブランデンブルク協奏曲第3番は弦楽合奏の整然としたアンサンブルが聞かれます。響きが明るくきれいな演奏です。第2楽章のアダージョは弦楽にチェンバロが入る短い演奏です。第3楽章のアレグロは弦楽の緻密な演奏が素晴らしい。リステンパルトの指揮が素晴らしい演奏です。 |
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