「おはよう、太陽、おはよう、04時」
「おはよう、月…って、あれ、怒ってるか?どーした?」
「おはよう、月…って、あれ?」
「04時、まだ思い出さない?今日は君、朝当番だったんだけど」
「え?嘘?…あれ?!……ご、ごめん!」
「じゃ、思い出したところで委員会室で話しようか、今朝の当番は06時が代わってくれたから」
「え、えーと…。太陽、助けてよ」
「往生際が悪いと、厳しくしたくなるだけなんだけどな」
「あー、悪いな、04時。俺には助けてやれそうにないわ」
「太陽が口を出すならそれはそれで覚悟してもらわないと。
どっちにしても、君が悪いの分かってるよね、04時」
「………ハイ」
こってり絞られて、一日中後悔する羽目になった。
何が怖かったって、「僕の前で太陽に頼るなんて、いい度胸してるよね」って。
そんなつもりなかったんだよ!ついうっかり。でも今度から気を付けよう。
何か間違ってねぇ?って太陽は笑うけど、それこそ死活問題なんだって。
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