すでに注意事項が長すぎですね。この文章はD
Vについて考える人向けじゃなくって、
あくまで当サイトのお客さま、基本的にお仕置き好き♪な方向けの文章です。
いちおう「D
V」って単語には検索避けをしてるんですけど、超単純な避け方なので、
(過去に検索除けをした単語もそうですが、単語の途中に画像をはさんでいるのです(笑))
効果はないわけじゃないんですが完璧でももちろんないんですよね・・・。
しかしそんなことまでして書く必要があるのかと思うんですが、思うんですが。
ここからはお客さま向きモードで行きます、
ええ、はっきりいって9割9分余計なお世話だとはわかっているんです。
私たちはお仕置きが好きで。
で、私はリアルはしないけど、もちろんこの世界にはリアル体験なさってる方も
たくさんたくさんいらっしゃってさ。
パートナーさんが配偶者さんな方だって、たくさんたくさんいらっしゃる。
お仕置きが好きだ、ってことは、叩かれたい、ってことで。
「叩かれたい」ってだけ言っちゃうと、ちょっとずれちゃうか、叩かれてもしょうがないって思って、
その関係性を喜んでというかやむを得ないものとしてというか有り難いものとしてというか、
納得して受け入れる。それまで含んだ関係性が、大事なパートナーさんとのあり方で。
まさに(性的)嗜好なのです、それが好きで、他人が口を出す話じゃない。
でも、でもでもこれを書かずにいられなくなったのは、
ちょっと前にネットの海をぶらぶらしていてふと行き当たったあるキーさんの日記。
パートナーさん(カーさん)が、壁を蹴るって。
……その方がよければ、もちろんそれでいいんです。
口を出したいわけじゃないんです。
その方がそのパートナーさんとお幸せであることを、祈っています。
そしてそれは外からわかることではないので、そのいまのご生活を外からかき乱したくないので、
直接ご意見するなんてのは完全にお節介だし、
そのキーさんに私が嫌な思いをさせることでしかないし、
たぶん、そもそも、それでご納得なんです。パートナーさんとお幸せなんだろうと思います。
それで何一つ問題はないのです。
でも私はこれ、ダメだったんです。
しばらくしばらく抱え込んで、で、結局、こんな文章を書いちゃうくらいに。
この文章は、その方に宛てたものではありません。
でも誰かに宛てたものです。いらっしゃるかどうかわからない誰か。
9割9分いらっしゃらない、でも、もしかして1%でも、
「確かに私が悪いんだけど・・・・・・いまのこれ、ほんとに我慢しなきゃいけないのかな?」
に疑問をお持ちの方がいらっしゃったら。
リアルを知らない管理人の見解です。
その点でご不快になったらごめんなさい。
「いまのこれ、ほんとに我慢しなきゃいけないのかな?」
現実世界で、それがほんとにほんとに嫌だったら、我慢する必要なんてまったくないのです。
私(たち?)がお仕置きが好きなのも、それを受け入れられるのも、
その根っこの根っこには、キーさんの完全な同意があるからです。
いや、もちろん、お仕置きは嫌ですよ?
やだやだ、ってわがまま言ったり、反抗したり、それでまた余計に叱られたり。
それはもちろんあるのですが、
でも、それらを含めた全体に、キーさんがそれを受け入れるって同意があるからこそ
その関係は成り立つのだし、それがなければ、それはあってはならない関係です。
そこではカーさんの意向は関係ないし、キーさんがどんな悪いことをしたかも関係ない。
もちろん、素敵なカーさんだからキーさんはそれを受け入れるんだし、
悪いことしちゃったからキーさんはそれを受け入れるんだけど、
それらはキーさんの意思決定の材料としてはすごくすごく大事だけれど、
でもキーさんの同意がなければ何の意味もない。
誰にだって、人を痛めつけるおのずからの「権利」はない。
カーさんが、そうしたい、そうすべきだ、って思ったからって、それを発言することはできても
叩くことはできない。
それができるのは、心の底の底のどこかでキーさんがそれを望んでいるから、
根拠はそこにしかない。
どんなにどんなに悪いことをしたって
(っていうかスパの根拠になる悪いことって、たかが知れてますよね)
キーさんを律するのはキーさんでしかないし、
ほんとに外から律せられなければならないものには刑法その他の法律がある。
(っていうかだから、そういうものは、そもそもスパの世界の話じゃない)
それはスパそのものについてもそうだし、その手段についてもそう。
平手でのお尻たたきしかだめな人に、乗馬鞭を持ち出したら、犯罪だよね?
キーさんががんばって苦手なお道具も我慢しようって、
それならそこまでの同意があるってことでいいのだけれど。
そもそも、同意の大前提にはカーさんがキーさんを想ってる、ってことがあってさ。
そこでおのずとカーさんが取れる手段は限られると思うのです。
正しくあってもらいたい、わかってもらいたい。
それを可能にする手段って、逆にキーさんが受け入れることのできる手段にほかならないから。
やだやだ言ってるかもしれないけど、ここまでは必要だし、つまりここまでは(キーさんが)納得できる。
それを見極めるカーさんだからこそ、信頼できて従えるのだから。
そういうカーさんが選んだ手段だからこそ、受け入れられるのだから。
・・・・・・ここで、壁を蹴るって手段は。
それはほんとに伝えるための「手段」なの?違うよね、カーさんが荒れてるだけだよね。
少なくとも私にはそうとしか思えず。
いやもちろん、いろんな関係性があるのです、いろんな状況があるのです、
わきまえているつもりです。
繰り返しだけどこの手段でも、キーさんがOKならばもちろんいいのです!
だからあくまで私の主観として、それはカーさんの「ただの」暴力にしか見えなくて。
そうである以上、私がキーさんだったとしたら到底同意できなくて。
で、反射的に「・・・これってただのD
Vじゃん・・・」と思ってしまったのでした。
不思議なものですよね、それこそ乗馬鞭で叩かれてるような記述を見ても、
(私自身は嫌だけど)スパとしてそれもまあありかな、と一応思えるのだけれど。
壁を蹴る、別に肉体的には痛くもなんともない行為が、それよりもずっと受け入れがたい。
キーさんに意識的に我慢させるんじゃなくて、怯えさせてるだけだから。
そもそもカーさんが、意識的に選択してるのかどうか疑問で。
・・・あ〜、計算ずくでやられたら、受け入れられるような気もしてきた(笑)。
とにもかくにも、キーさんがほんとに同意してなかったら、その行為は続くべきでない。
キーさんがほんとにほんとに嫌だけど、でも自分が悪いし…って思うなら、
あなたがほんとに嫌なんだったら、その行為はやめてもらうべきだって言いたい。
それを我慢できないからって、あなたはちっとも悪くない。
あなたがどんな悪いことをしたからって、ほんとにほんとに嫌な暴力を我慢しなきゃいけない理由はない。
暴力…お尻を叩くのはもちろん暴力なんだけど、そういう身体的な暴力だけが暴力じゃなくって。
大声で怒鳴ったり、それこそ壁を蹴ったり、あるいは、生活費を渡さないってのも精神的な暴力。
お尻はいいけど(仕方ないけど)、これはほんとに嫌だってことはあるかもしれない。
こういうときは仕方ないけど、こういうときはほんとに嫌だってことはあるかもしれない。
もしかしたらそもそも、リアルスパ自体ほんとに嫌だってこともあるのかもしれない。
(そういうときにそれを軽く「スパ」って呼んでいいのかどうかわからないけど。)
極端な話、パートナーさんから逃げたい、ってこともあるかもしれない。
世の中一般的には、配偶者に対する暴力、多くの場合女性に対する暴力は、
「絶対にあってはならないものです。」
まあ、ここはスパサイト。そういう建前を言ってみたって、
私たちの嗜好がなかったことになるわけじゃないので、言いません&言えませんけど。
逆に私たちの嗜好の範囲以上のことを、我慢する必要なんてない。
我慢しなくていい、我慢できないことは悪いことじゃない。
そしてそして本当に嫌だったら、相談機関に相談してみることができます。
話し合って解決すれば、もちろんいいけれど。
本当に嫌なものが続くような状況・関係で、二人の中で解決するのは難しいですよね。
D
V相
談ナビ(自動音声24H対応による相談窓口案内)
TEL : 0570-0-55210
内閣府の案内サイト
ついでに内閣府の
DV被害支援情報サイト
アンダーグラウンドのこの嗜好、表の世界の情報・考えと繋げることは
9割9分ナンセンスであるわけですが。
1%がいらっしゃらなければいいと思いつつ、
もしいらっしゃったらと思って書かずにはいられない。
表の世界の情報は、探せばもちろん出てきますけど、探さなきゃ触れることがない。
嗜好の世界のこの片隅で、こっそり書いておきたいと思ったのでした。