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歯医者に学ぶ2
これって、子供に勉強させるときと同じなんですね。
A歯医者は、子供にとってはハードルがもの凄く高いんですね。や
るべきことがある。やらなきゃあいけない。だから、淡々と決意を
持って進めていく。
1回か2回はそれでも押さえつけたりするから、こなせるんですが、
3度目はもう建物入らなくなっちゃう。往生するわけです。
子供だから、怖がって泣くのも普通のことでしょうし、子供自ら進
んで大きな口開いて、アーーンなんてことはないですから。これ皆
一緒。
でも、ハードルが高すぎると、やろうとか行こうという気持ちがな
くなるんですね。いや、意地でも行くもんかなんてなったりして・・
一方、B歯医者は、なんか新しいものをやろうとすると、必ず確認
して、使うものを見せて、自分がどうしようとしているのかを4歳
の子供に話すわけです。
鏡で歯を見てみようかって言ったら、歯を見るだけ。子供のすき見
て、シューなんてやらない。シューを嫌がったら、ちょっとだけや
ってみようかって言って、本当にちょっとだけしかしない。
「痛かった?、ね、痛くないでしょ? じゃあ、もう1回いくよ。
シューーーーーー。オーー、頑張ったね。大丈夫だった?」なんて。
こうなると、1回1回の治療は、A歯医者と比べれば、遅々として
進まないんでしょうけど、後に続く。子供も泣かなくなる。
「今日は泣かなかったもんね!ウフフ」なんて出てくるなり、車で
待つストロングに言ったりするわけです。
これは4歳だからこうなんだと思われます?
勉強面に関しては、これは小学生も中学生も同じだと思います。
今は小4だから、4年生のことをやらなきゃあいけない。ウチは中
2だから、中2のことを。
違いますよね?
子供がやれそうなことからスタートするというのが基本です。ウチ
は中2なんだけど、中1のことがチンプンカンプンなら、中1から
やればいい。
なんで中2なのに、今習っているのにできないの!そうじゃなくて、
親であるあなたがほっといたからだろう!と言いたい。
子供は、無理なことはできないんです。やりたくもないし、やる気
もない。
ぜひ勇気を持ってできそうなハードルを、越えられそうなハードル
を子供に設定してあげてください。前の学年のことだって、できれ
ば、褒めて上げて下さい。
やった人にはわかるんですが、世間から見たら低いハードルでも、
越えられそうなハードルをピョンピョン越えていったら、子供には
加速がつきます。
親が欲張らずに、グッと我慢して毎日ハードルを越えさせていたら、
考えられないでしょうが、子供が自分から「もっとハードルを高く
してほしい!今日はもっと飛んでみる!」と言い始めます。
誤解しないでいただきたいのは、普通の小5の子供に小1の足し算
やらせて「よーーくできました!」なんて言えってことじゃないで
すからね。
今の子供にとって、越えられそうなハードルを課題として出せとと
いうことです。
大人にとっては、どっちでもいい歯医者さんですが、子供にとって
は、大問題ってわけです。
あなたは家庭でA歯医者さん? それともB歯医者さん?
もう母さんとは2度と勉強したくない!なんてなってる方には、今
子供に課しているハードルの高さを今一度考えていただきたいと思
います。
「できた!ハイ次。ヨッシャー、いけた!もっと難しいのにしてよ」
こう言わせるのが成績がイイ子の親です。
勉強には明日があります!建物見ただけで子供が萎縮すれば、でき
ることもできなくなってしまいますからね!
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