LW11の仮トライアル版(?)がダウンロードできるようだったのでちょっくらLW11をさわって
みました。モデラーに関しては、LW10同様特にこれといった大きな変更は無いです。あえて
挙げるならばPythonコードを読み込めるようになってました。Pythonコードの書き方が分か
らないので何とも言えませんが、Lightwave11のデモではレイアウト上でCOMとのチェス
対戦をやっていたので、使いこなせるとLW上でゲームとかできるようになるんでしょうね。
LW持ってる人同士でないと配布できませんが苦笑;
そしてレイアウトでの大きな変更点といえばBulletとインスタンシングの追加でしょうか。
Bulletは従来のHardFXを使えばいいし、インスタンシングは前からプラグインがあった
からいいじゃないって思っていましたが、まずインスタンシングは標準搭載ということで
VPR描画時の問題が起こる心配が無いですし、そして何よりBulletはすごく使いやすい
感じでいいなと思いました。以下、初めて触る方向けの段取りをメモします。
・Modeler ToolsタブのGeometryからBullet用にプレーンとボックスを作成します。
モデラーからでもいいですが、少し楽してみました笑。
・Windows>Bullet DynamicsからBulletのエディタを開き、物理演算をしたいオブジェ
クトの項目をONにして、地平面のように動かないオブジェクトはTypeをStaticに、動くオブ
ジェクトはTypeをRigidにします。この辺の設定はBlenderと同じで分かりやすいですね。
で後はというと、、なんとこれだけです笑。再生ボタンを押せば後は勝手に物理演算で
動きます。HardFXのときは一旦Calculateで動きを計算しなければいけなかったし、何
よりCalculateの計算がそこそこ重かったですがBulletはゲームで使われているだけ
あって早いです。それに今まではラグドールをやるのにSoftFXとFX_HardlinkとCollision
を併用してといった面倒な手間が必要でしたが、Bulletを使えば簡単にラグドールが
できる…のかなと思いました(試してはいないので何ともいえないです)。
ちなみに画像はLW11のサンプルコンテンツのBulletのサンプルシーンを実行してみた
ものです。デフォルトだと何故かオブジェクトの重さが0になっていて動かないので重さ
(MassもしくはDensity)を設定することで動くようになります。それにしても、ここまで
サクッと作れてしまうと何だか色々試してみたくなるなとワクワクしてきました。