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☆ ☆ ☆

「…そうは言っても…。あるんですか?反撃する機会なんて…」
「あるさ」

訝しげに訊き返す亀井に、清水は机にヒジをついたまま応える。

「多分な」
「またそんな。押されっぱなしじゃないですか。操縦技術では到底かなわないし、数を増やしてもかなわない」
「かなわない言ってても、仕方ないだろ」
「…じゃあ、また挑戦するんですか?」
「そうじゃない。俺はもう操作盤は触らないことにした。機体の無駄だ」
「そう…、ですか」

そうですよね、という言葉を亀井は寸前で言い換えた。そのまま言ったところで清水が気に留めるとは思わなかったが、さりとて、言ってしまうのも気が引けたのだ。


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