新世紀エヴァンゲリオン 外伝 超少女アスカ

第89話

「あ〜あ、アスカったら凄いわね。完敗だわ。」 「惣流さんて、凄いですね。どうしてそんなに上手いんですか。」 ふふふっ。ヒカリとユキが驚くくらい、アタシ達のペアが高得点を取ったのよ。まあ、ア タシとシンジのペアにかかれば、これくらいはお茶の子サイサイよね。 「惣流にはかなへんわ。けど、ワイも男や。このままでは済まさへん。リベンジしたる。」 「凄いな、惣流。どうしたらそんなに上手に出来るんだよ。教えてくれよ。」 ふん、アンタ達がどんなに頑張ったって、アタシの足元にも及ばないわよ。アタシに勝と うなんて、百万年早いわよ。アタシに追いつくなら、そうね、血反吐を吐きながら、最低 10年間は特訓しなくちゃね。なんて思ってたら、シンジが急に話を変えたのよ。 「でも、何か汗をかいちゃったね。アスカ、もう一回お風呂に入ろうよ。」 なっ、なによ、シンジ。アンタったら、涼しい顔して、いきなり何を言ってるのよ。 「おっ、そりゃええわ。」 「そうだな。もう一回入ろうぜ。」 げっ。男3人に女が1人なんて、絶対に嫌よ。 「ねえ、ユ〜キ。あなたも一緒に入らない?」 「え、遠慮します。」 ちっ。順番を間違えたようね。 「ねえ、ヒカリ。鈴原君と一緒なら、お風呂に入るわよね。」 「え、ええっ。どうしようかしら。」 「鈴原君は、一緒に入りたいみたいよ。」 アタシが鈴原の方を見ると、鈴原は激しく首を縦に振ったわ。 「う、うん。いいわよ。」 あ〜ら、ヒカリったら。顔を真っ赤にしちゃってさ。か〜わいいの。よしよし、残るはユ キだけね。 「というわけで、い〜いわよね、ユ〜キ。」 アタシはにやりと笑ったわ。でもね、ユキったら酷いのよ。 「出来れば遠慮したいんですけど。」 「あっそ。じゃあ、アタシとヒカリはシンジ達と一緒に寝るわよ。ユキは相田君をよろし くね。」 「そ、そんなあ…。」 「もう1回だけ聞いてあげる。一緒に入る?」 「…入ります。」 まったく、ユキったら。素直じゃないわね。でもまあ、こうしてアタシ達は、もう一回露 天風呂に入ることになったのよ。 *** 「鈴原、さっきはごめんね。思いっきり足手まといになっちゃって。」 「何言うんや、イインチョ。ワイの方かて未熟やったんや。イインチョは悪くあらへん。」 「ありがと…。」 「次に頑張ればええんや。なっ、イインチョ。」 「そうよね、次は頑張りしょう。」 おっ、ヒカリ達はいい雰囲気になってるわね。それに、これからもエヴァゲームをやって くれそうね。こっちはほっといた方が良さそうね。さて、もう一組の方はどうかしらね。 「相田君、さっきは足を引っ張ってごめんなさい。」 「いいよ、そんなこと。俺がもっと上手ければ良かったんだし。」 「相田君て、優しいんですね。」 けっ。何よ、ユキったら。結構ラブラブじゃない。さっきまで嫌がっていた人は一体誰な のかしら。もう、やってらんないわ。そうだ、ちょっとからかってやろうかしら。 「ねえ、ユキ。負けた原因は分かる?」 「えっ。わ、分かりませんけど。」 「それはね、ユキのせいなのよ。」 「ええっ。やっぱり。」 ちょっと落ち込むユキ。 「今のままじゃあ、ユキ達は勝てないわ。ヒカリ達にも負けるようになるわ。」 「ど、どうしてですか。」 ユキの顔が青くなったわ。 「あのゲームはね、ペアの息があってないと駄目なのよ。それなのに、ユキったら恥ずか しがって、相田君と息を合わせることを忘れてたでしょ。」 「ええ、確かにそうですね。」 少し俯くユキ。 「それを克服するには、特訓するしかないわね。」 「どんな特訓をするんですか。」 「教えてもいいけど、アタシの言う事を聞いてくれる?」 「ええ。」 「じゃあ、目を瞑って。その方が集中しやすいから。」 「こうですか。」 目を瞑るユキ。 「じゃあ、右手を貸して。」 アタシは、ユキの手を取って、アタシの左手の中指を握らせたの。 「どうするんですか。」 「アタシの中指を思いっきり握って。」 「はい。」 そう言った後、ユキはかなり強く握ってきたわ。 「よし、その調子よ。とりあえず、10回くらい握ってみて。」 「はい。」 ユキは、言う通りにアタシの指を10回握ったわ。 「いいわよ。それじゃあ、次ね。」 アタシは、ユキの手を相田の股間に持って行ったの。そしたらね、相田が声を出しそうに なったから、急いで口を塞いだのよ。 「今度は何ですか。」 「今度は、相田君の中指よ。とりあえず、20回握ってきて。」 「はい。」 あれっ。中足って言うのが正しいのかしら。まっ、どうでもいいけどね。なんて思ってた ら、ユキは素直に20回握ったわ。げっ、この子ったら、本当にやるとは思わなかったわ。 「それじゃあ、今度はもう40回。」 「はい。」 ユキは、まだ気付かないみたい。素直に40回握ったわ。もう少し続けようかと思ったけ ど、さすがに悪いかなって思い直して、こう言ったの。 「良くやったわ、ユキ。さあ、今度は目を開けて40回握って。」 「はい。」 そして、ユキは目を開いた瞬間固まったわ。 「#$%&?¥¢@*!」 「ほら、どうしたの。特訓は終わってないわよ。」 アタシがにやりと笑って言ったら、ようやく口を開いたわ。 「そ、そ、そ、惣流さんっ!ひ、ひ、ひ、酷いですっ!」 「何が?」 「もうっ!知らないですっ!」 あらあら、ユキったら。半べそかいちゃったわ。 「ごめんね、ユキ。でもね、相田君は喜んでいるわよ。それにね、今の特訓が効果がある のは事実よ。だって、ユキと相田君の仲は、少しだけど良くなったでしょ。だって、さっ きはマッサージを嫌がったのに、今度はしたじゃない。」 げっ。我ながら無茶苦茶な理屈ね。こんなの、信じるわけないわよね。 「そ、そうですか?」 お〜い、ユキ。アンタ、こんな嘘を信じるわけ。でも、いいか。こうなったら勢いよ。 「そうよ。さあ、目を開けて40回握ってみなさい。そうすれば、きっと二人のコンビネ ーションは数段良くなるはずよ。」 「分かりました。惣流さんの言うことを信じてみます。」 そう言って、本当にユキは本当にしちゃったの。げっ。何でこんな嘘に引っかかる人間が いるのよ。アタシは驚いたけど、結果オーライだったからこれでいいのよね。 えっ、相田はどうしているかって?そりゃあもちろん、歓喜の表情を浮かべていたわ。 つづく(第90話へ)

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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― あとがき  アスカの口から出任せの嘘を、ユキは信じてしまいました。でも、嘘から出た真とも言 いますから、何らかの効果があるかもしれません。…なんてことはないでしょうね。 2003.10.17  written by red-x



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