Leaving







 楽屋の中で、拳を構えてにらめっこ。
 俺が双海姉妹をプロデュースし始めてから、TV出演の度に毎回毎回見られる光景だった。
 双子の姉妹の亜美と真美は、二人で一人のアイドル。二人で協力していてもTVに出るのは一人。
 事前に話し合っている、とは言っても、最後には楽屋内ジャンケンが決め手になっている。
 「さー行くよ亜美!勝った方が出演だからね!」
 「手加減無しだよ真美!せーの!」
 『最初はグー!じゃんけんポン!』
 「亜美の勝ちぃーー!」
 「勝者、赤コーナー、双海亜美!」
 俺が亜美の右手を掴んで高々と掲げる。パーを出して負けた真美は若干しょんぼり顔だ。
 「うぁー、オーディションで勝ったのは真美なのに〜…」
 「まぁまぁ。前回の収録は真美が出たんだから、今回は亜美の出演を見守ってような。さ、亜美は準備しておいで」
 「はーい」
 亜美をメイクのスタッフの元へ向かわせながら、負けてしまった真美へのフォローも忘れない。
 しょげる真美の背中をポンポンと叩いて、軽く頭を撫でてやると、頭の尻尾がぴょこぴょこと揺れた。
 「負けは負けだし、しょうがないか…」
 椅子に腰掛けてまだ人の集まらないスタジオを写したモニターを眺めていると、真美がぶつくさ言いながら俺の膝の上に座った。
 敗者専用の指定席、というのはあの二人が勝手に決めたルールで、いつも楽屋内ジャンケンで負けた方がそこに座るのだ。
 人間がこんな近距離に来るのは若干落ち着かないが、そこは大人の余裕でカバーだ。
 「兄ちゃん、シートベルト!」
 「はいはい」
 俺が腕を差し出すまでも無く、真美が俺の両腕をグイグイ引っ張って、細っこい胴体の前へ回させる。
 「えへへ…」
 後ろから抱っこするような姿勢になると、安心したように真美がもたれかかってきた。
 プロデュースし始めの頃は何となく距離を感じる事もあったが、今ではもう二人ともベッタリだ。
 俺が小学生だった頃はこんなに他人にくっついたりしなかった記憶があるが、性別も時代も違う以上、言っても無意味だろう。
 というか、この年頃の女の子ってもうちょっと複雑な感じだったような気がするけれど…これも二人の性格なのだろうか。
 

 ようやくまばらにスタジオ入りし始めた人達を一緒に数えていると、間もなく亜美がスタジオに入ってくるのが見えた。
 楽屋に繋がっているカメラの位置を知っている亜美は、モニターの中から飛び出さんばかりにズンズン近付いてきて、ドアップ
になってウインクした。それを見て、真美は一方通行のテレビモニターに向かって手を振った。
 と、何の前触れも無く、突然俺の股間に熱が集まり始めた。
 (あ、いけね)
 男にはたまに見られる、不意の生理現象だ。
 最近忙しくて溜まり気味なせいもあるのだろう。これ以上大きくならないようにと意識を落ち着かせる。
 「兄ちゃん、これ何?」
 そこへ、真美が、グイグイとお尻を俺の股間に押し付けてきた。
 「うわっ、よ、よせっ、真美!」
 いつもだったら冗談で流せる所だが、今のこの状況では余りにもタイミングが悪かった。
 不意の生理現象で硬くなりかけていた所に布地越しとは言え刺激を受け、どんどんそこへ血が集まっていく。
 「わ、な、なんか大きくなってきたっ!」
 何とか真美の腰を前に押し出して身体を離したが、もう遅かった。
 スーツのズボンの薄い布地を押し上げる、不自然な硬い膨らみ。
 真美が向き直った瞬間、それをバッチリ見られてしまった。
 「あっ………」
 「ま、真美!これはだな、男の生理現象で…!」
 赤くなった真美の頬が、男の性器が性的興奮で膨張するのを『知っている』事を告げていた。
 「……兄ちゃんのエッチ」
 眉を釣りあげ、低い声でいいながら、真美は抗議の視線をぶつけてくる。
 「す、すまん。でも、不意にこうなる事もあるんだ」
 「ホントに〜?」
 真美のジトッとした疑いの視線は変わらない。
 「本当だ!わざとってワケじゃない!」
 実際の所は、本当にわざとじゃないとは言え、局部への刺激が引き金になってしまったのだが。
 自分でも若干苦しい言い訳だと思いながら、背中に冷や汗が伝うのを感じた。
 「じゃあ……真美の言う事聞いてくれたら、許してあげるよ」
 表情から険が取れ、少し柔らかい表情になってから真美が言った。
 「ああ、分かった。俺がやれる事なら何でもする」
 「よし…そいじゃあ言うね……」
 真美が深呼吸した。いったいどんな要求が来るのか。
 次回のテレビ出演を真美にするとか、遊園地に連れて行けとか、好きなものを買えとか、そんな所だと思っていた。

 「……エッチな事、教えて」

 そんな簡単な要求では無かった。
 「……えっ!?」
 そう言いながら真美が指差した先は、俺の股間、布地が押し上げられたそこだった。
 きっぱりとした口調と表情から、冗談で無いことは否定できそうも無い。
 「……ホントは真美、そういう事知らないから、知りたい」
 「ばっ…お前、何言って――――」
 「言う事聞いてくれないんなら……社長に言っちゃうよ?」
 「う…………」
 「ど……どうなの?兄ちゃんが言う事聞いてくれたら、真美、誰にも言わないよ?亜美にもナイショにする」
 真っ直ぐに俺の眼を射抜く真美の視線の中には、微かに焦りや不安、動揺が見られた。
 大人を脅迫してまで自分の要求している事の異常さは、真美自身で自覚しているように思えた。
 「……分かったよ」
 断って社長に話が行けば、俺の首は飛んで刑務所行きだ。事務所内に知れるだけでも、真美がここに居辛くなるかもしれない。
 勿論要求を受け入れてこのまま真美と性行為に至った場合、マスコミにバレれば同様に大変な事態になる。
 どっちのリスクも高いというには高すぎるが、より確実性が高いのは、前者だった。
 俺に断るという選択肢を取ることは出来なかった。
 「んっふっふ〜。さっすが兄ちゃん、話が分かるね!」
 にんまりと笑った真美は椅子から降りて楽屋の入り口へ駆け、外に誰もいないことを確かめて後ろ手にドアの鍵を閉めた。
 これから後のことをどうしようか、それを考えると思わずため息が漏れた。
 Hなことをするとは言っても、相手は子どもだ。本気で興奮するはずもないし、ごっこ遊びで満足するだろう。そう思っていた。
 「真美…キスした事、あるか?」
 椅子に戻った真美に、俺は冗談半分に尋ねる。
 「亜美とだったらした事あるよ」
 「あはは、そりゃありそうだな」
 予想した通りの、微笑ましい答えだ。
 俺の口から思わず笑いが漏れると、真美が何かを考えるように天井を見上げた。
 「あ、そっか。チューから始めるんだよね、確か」
 「えーとだ―――」
 「ん………」
 目が合ったと思った瞬間真美の顔が近付いてきて、まだ言葉を発している途中の俺の唇を塞いだ。
 ちゅ…と、水音と共に、2秒、3秒と時が止まり、そして動き出した。
 お互いの顔が見える距離まで離れると、真美が照れ臭そうにはにかんだ。
 「お、おい真美」
 「何?」
 「ひ、人の話はちゃんと聞きなさい……」
 真美は何がおかしいのかといわんばかりの目で俺を見る。
 「ファーストキスはとっておきたいか、って訊こうとしたんだけど…」
 時、既に遅し。
 「ファーストキスって初めてのキスだよね?もっと小さい頃に亜美としちゃったから初めてじゃないよ?」
 「男との、って事だよ」
 「あ、なーんだそういう事か。でも兄ちゃんだったらいいよ」
 と、真美はあっさりそう言ってのけた。
 「それより、今のなんかいい感じだったから、もっかいもっかい!」
 またもや俺からのリアクションを待つことなく、真美は目を閉じて軽く顎を上げた。
 こうしてみると、年齢の割には大人びた顔立ちかもしれない。
 「…仕方ないな」
 顎を掴んで引き寄せて、俺から真美の潤った唇を塞ぐ。
 今度は、唇を合わせるだけのソフトなキスではない。大人のキスというものを教えてやろう。
 「んっ!?む……」
 緩く閉じられた唇の間に舌を割り込ませてこじ開け、無理矢理に真美の口内に侵入する。
 そのまま唾液で濡れた舌を絡め取って、俺の唾液と混ぜ合わせていく。
 真美はビックリしたようだったが、俺を突き飛ばしたりしようという気は無いらしく、大人しくされるがままになっている。
 「あ……こ、これが……」
 大人のキス、と真美が言いかけた所に、また唇を被せた。
 もう一度舌を真美の口内に突き入れ、歯茎や上顎のザラザラを擦る。
 更に奥へ、と思った所で、されるがままになっていた真美の舌も絡み付いてきた。
 唇と唇の隙間から、粘膜同士の絡み合う音が漏れ出た。
 「あ…っ、ん……」
 性的な行為とは全く結びつかないような、天真爛漫な真美から、くぐもった声が発せられる。
 それに加えて、世間から後ろ指を指されるような行為に走っていると認めざるを得ない現実が、暗く背徳的な情欲を煽った。

 ………したい。このまま、真美と。

 自分の頭に浮かんだ言葉が信じられなかった。俺は、担当アイドル、しかもこんな子どもに欲情している。
 ロリータコンプレックス。ぺドフィリア。今の状態はまさにこれだけで説明し切れてしまう。
 「ふぁ……あ…」
 唇を離して舌を引き抜くと、唾液のアーチがかかった。
 真美はとろんとした焦点の合わない目で俺の方に瞳を向け、そのまま体重を俺に預けた。
 「気持ち良かった?」
 「あ……頭が…ぼーっとして…これが…気持ちいいって奴なのかな……」
 眠りにつく直前のような、宙に浮いた声で真美はぽつりぽつりとつぶやいた。
 「もっと気持ちよくなるよ、これから……」
 言いながら俺は、服の上から真美の胸に手を這わせていく。
 なだらかではあるが、そこには女性特有の膨らみが存在していた。
 「な、なんか…くすぐったい……」
 「ペッタンじゃないんだな。ちょっと意外だ」
 プロフィールから3サイズは知っていたが、思っていたよりは大きいかもしれない。
 ゆっくりゆっくり、起伏を確かめるように撫でていき、時々ふにっとしたその膨らみを指で押してみる。
 「…クラスの女の子の中じゃ…おっきい方だよ?び、Bあるし…。兄ちゃんは…もっとおっきい方がいい?」
 「まぁ、俺も男だし、大きい方が好きといえば好きだが。亜美も真美は将来に期待が持てると思うぞ、ははっ」
 服の上から擦るように撫でていると、くすぐったそうに真美が身をよじる。
 半笑いになった口からは、時々ため息のような厚みのある息が漏れてきていた。
 「さて、じゃあ直接触らせてもらおうかな」
 無遠慮に、裾の方から真美の服の中に手を突っ込む。
 人体の温度と、殻をむいたゆで卵のような瑞々しくて弾力のある肌を、少し強めに撫でていき、起伏を覆い隠すブラに辿り着いた。
 背中側に手を回してホックを探り当て、引っかかりの向きを確かめてから引っ張って、外す。
 「兄ちゃんの手、あったかい…」
 抵抗しない真美は、ボーっとした口調でそう言った。
 服の中から浮かび上がる手のシルエットに、今現在自分が行っている行為を自覚させられてしまう。
 ホックを外した所で、細い腰周りに手を戻し、滑らかな肌を掌で愉しみながら、服をズリズリとゆっくり引き上げていく。
 「あ……ぬ、脱がすの……?」
 「気づくのが遅いだろ…って、止めとくか?」
 「い…いいよ、兄ちゃんにリードしてもらわなきゃ、わかんないもん。そのまんま続けて」
 真美の頬がカッと紅に染まる。もしかしたら、自分から言い出した手前、後に引けないのかもしれない。
 「イヤならイヤって言っていいんだからな。言い出したのは真美なんだから」
 「イヤじゃないけど…なんか恥ずかしいよ……ん……」
 モジモジしつつも俺に身を任せている真美がなんだか可愛く思えて、つい吸い寄せられるようにキスをした。
 (いったい何をしているんだ、俺は…)
 すっかり乗り気になってきている自分に、自虐的な気持ちが同時に膨らんでくるのを感じた。
 「エヘヘ…兄ちゃんからチューされちゃった」
 触れるだけの軽いキスから唇を離すと、真美が嬉しそうに無邪気な目を細めた。
 そして、その隙を突くように、俺は一気に真美の服をズリ上げた。
 「ひゃあっ!?」
 露になる素肌。歳相応に控えめな膨らみの頂点には、綺麗な桜色があった。
 臍周りや腰周りは、日頃のレッスンの成果の現れた引き締まり具合だ。
 早速、膨らみに手を覆い被せて指を滑らせていくと、少々固めの弾力が身体の内側から押し返してくる。
 指の付け根に乗せて持ち上げると、呼吸に合わせて僅かに揺れていた。
 ちゃんと柔らかいその乳房を、やわやわと揉む。
 「どんな気分だ?」
 さすがに素肌を見られるのは恥ずかしいのか、じっと見据えていた真美の視線が今はあさっての方向を向いている。
 その顔から首元までは、ほんのりと赤みが射していた。
 「恥ずかしくて、な、なんか変な感じ…」
 この歳ではまだ性感は無いのだろうか。
 と、ピンク色の頂点に指先が擦れると、真美の身体がビクッと軽く跳ねた。
 「あっ…うぁ……」
 もう一回そこを擦ってみると、やはりはっきりとしたリアクションが返ってくる。
 となれば、そこを集中的に刺激してみない手は無い。
 「んひゃ……あぅ…」
 指をセットして、ちょっときつめに圧迫しながら、回すように捏ね回してみると、面白いように真美の身体が反応した。
 「ここはどんな感じだ?言ってごらん」
 「や……あっ……な、なんていうか……び、ビリビリって……変な声出ちゃうよ……」
 まだ恋愛すらロクに知らなさそうな年齢なのに性的な刺激に反応する事には正直言って驚いた。
 硬さを増していく乳首をくりくり捏ねていると、ピクリ、ピクリと真美の身体が震えた。
 次第に頬にさした赤みが強くなり始め、息が荒くなる。
 セクシー、というにはやや足りない表情だが、いつものやんちゃぶりからすれば随分と扇情的だった。
 半開きになったままの唇が目に入り、また唇を奪う。
 真美が腕を首に回して抱きついてきて、ふわりとほのかに甘い匂いが鼻腔をくすぐる。
 「んむ……ふぅっ……! んん、ん……」
 柔らかい唇の中に舌を押し込んでねぶりながら、指先は膨らみの頂点をいじり続ける。
 鼻から漏れて来るくぐもった声色は、俺に『女』を意識させるに足るものだった。
 その証拠に、俺の男としての機能は、『こんな子ども』が相手なのにも関わらず、正常に働いていた。
 いや、『こんな子ども』相手に欲情している俺が正常などとは到底言えないだろう。
 「さて、そろそろこっちかな……」
 やけっぱちな気分になりつつある中、俺は胸から腹へと手を下げていき、ショートパンツのベルトに手をかけた。
 ここから先へ進めば、後戻りは出来ない、と思ったが、もう既に後戻りはできないところまできているのだ。
 そんな事は最早考えるだけムダと言うものだった。
 「あ……兄ちゃん……」
 真美の返事を聞かず、半ば強引にベルトを外し、ショートパンツをヒザの辺りまで引き下した。
 中から出てきたのは、青と白のボーダー柄のショーツ。
 てっきりキャラクターでもプリントされたもっと幼いデザインのものをつけているのかと思っていただけに、それが意外に感じた。
 「脱がすよ」
 「う……」
 のどの奥から詰まったような声を出し、赤く染まった顔で真美はコクコクと頷いた。
 脱がす事に疑問を持たない程度の知識はあるようだが、いったいどこまで知っているのだろうか。
 スルスルと抵抗無く脱がしていくと、その奥から見えてきたのは、一本も毛の生えてないキレイな丘だった。
 「ま、まだ生えてなくって……」
 無毛の局部はぴっちりと閉じられていたが、ほんの僅かに蛍光灯の明かりを反射している所があるように見えた。
 真美の視線は俺の顔を見つめていたが、俺がそこへ視線を落すと同時に俯いた。
 上半身の肩や袖、下半身のくるぶしなどは普段通りに衣服に覆われているのに、胸と局部だけが露出している。
 楽屋で見るにはあまりにも卑猥で非日常過ぎる眺めに、今更ながら頭がクラクラした。
 脅迫されてやむを得ず、ごっこ遊びのつもりでいたのに、今は俺が自らの意思で真美にペッティングしている。
 あまりにも突然、あまりにも大きく世界が切り替わってしまった。
 「真美、一人でしたこと…あるか?」
 ぷにぷにした肌に指を這わせ、粘膜ににじりよらせながら尋ねた。
 俯いた顔から大きな目で見上げ、恥ずかしそうに視線を流しながら、真美は頷いた。
 「でも、やり方よく分かんなくて、気持ちいいとかは…」
 「そっか、じゃあ…」
 まだ開いていない割れ目を下から上になぞり上げ、二手に分かれた道が合わさる地点に親指を置いた。
 包皮に覆われた、スイッチとかボタンとかの言葉で比喩される、女体の最も敏感な場所。
 「ここを使うんだ」
 言いながら、先ほど乳首をした時よりも更に優しく、指で回すようにそこを捏ねる。
 具体的にどんな感覚かは男の俺には分からないが、相当強い刺激らしい。
 「ふあぁっ!?」
 真美の場合もそのご多分に漏れず、しがみ付いた腕がギュッと締め付けてきた。
 「ここをこうやってな、痛くならないぐらいの強さで…」
 上から下、左から右、時計回りから反時計回りに、親指で軽く押しつぶしながら捻りも加える。
 「あっ! や、うあぁっ……!」
 弾力豊かだったクリトリスが段々充血して膨らみ、硬くなってきた。
 それと同時に、指先にぬるぬるした温かい液体の伝う感触。
 「うぅ……ごめんね兄ちゃん、ちょっと漏れちゃったかも……」
 目の端に涙を浮かべながら真美が言った。
 「いや、これでいいんだよ。お漏らしじゃなくて、真美が気持ち良くなってる証拠だ」
 俺は、クリトリスを弄る手を止めずに、真美の耳元で囁き、耳たぶをペロッと舐めた。
 湿り気を帯びてきた秘裂へ指を這わせて、愛液を掬い取り、親指へ運んで硬くなったそこへ塗りつけると、真美が仰け反った。
 「ひいぃっ! くあぁぁ……」
 段々と甘みを増してきた真美の声。自分でも戸惑っているのか、時々イヤイヤをするように首を振っている。
 「兄ちゃん……な……なんか変だよぅ……腰が痺れて、力が入んないぃ……」
 俺は手を止めずに、健気にしがみ付いてくる真美の一番敏感な所を刺激し続けた。
 そしてクリトリスの下から垂れてくる愛液が掌まで濡らし始めた頃、真美の腰がガクガクと震え始めた。
 限界が近いのか、と悟った俺は、少しだけ圧力を強めて、クリトリスをグッと押し潰した。
 「う…うあぁぁ! ま……真美……頭バカになっちゃうぅぅぅぅぅぅ!!!」
 白い喉を仰け反らせて一際大きな声をあげると、そのままぐったりと力なく、糸が切れたように俺の体にもたれかかってきた。
 肩で大きく息をする真美の汗でしっとり濡れた頬が俺の首筋に触れると、かなりの熱を持っていた事に気づいた。



次へ


楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル