秋の感傷

今日は一日なので、仕事をお休みしました。

以前、一日に企業に電話をかけると、かけた先々で、月初の忙しい時に電話なんかしてくるな。

と厳しい対応をされたことが、心の傷になっていて、どうしても電話をかけられなくなってしまったので、お休みさせてもらうことにしたのでした。

ちょっと困ったことですね。

なんとか改善しないととは思うのですが。

今のところは、休ませてもらうようにしています。

相当疲れがたまっていたのかして、家族を送り出してから、二度寝をしたのですが、目を覚ましても、グッタリして、しばらく布団から出られませんでした。

どうにかこうにか起き出して、階段を下りて、台所の扉を開けた時の、あのもわーっとした暑さったらなかったです。

暑すぎます。

今年の猛暑を思い出させる暑さでした。

また夏が舞い戻ってきたのかと思うような暑さでした。

せっかくのお休みでしたが、だらだらと過ごしてしまって

結局、なあんにもできませんでした。

ひたすら眠ってばかりだったような気もします。

まあそれが一番しあわせなのかもしれませんが。

でも日がかげり始める頃は、なんとなく秋の気配を感じました。

秋というのはどうも苦手で、感傷的な気分に押しつぶされそうになるのです。

何を見ても何を聞いても何に触れても、感傷的になるのです。

朝。

顔につけた水のひんやりした感じだけで感傷的になるのです。

子供たちの日焼けのとれかけた顔を見ただけで感傷的になるのです。

虫の音を耳にしただけで感傷的になるのです。

日の暮れが早くなる。

ただそれだけで感傷的になるのです。

感受性が秋に一番鋭くなるような感じがします。

秋の気配に感覚が研ぎ澄まされてゆく感じを覚えます。

別にそんなんなってくれんでもええのにいう感じですが。

晩秋になる頃、ようやく慣れてきて、感傷的でなくなるのでした。

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