贈り物5
口内を執拗に嬲る熱い肉。食い殺そうとしているかのように凶暴な飢えをチラつかせる瞳。 荒い呼吸がにこちらまで引きずられそうになる。
カカシは(一応)中忍であるイルカを容易く捕らえはなさない。 足をつっぱり、腕に力をこめて拘束から逃れようとしても、まるで動かせない。
アカデミーのころ演習場でいたずらして、底なし沼に嵌ったときこんな感じだった。 焦れば焦るほど動けない自分を思い知ることになり、最初は恐怖のあまり闇雲に暴れたが、両足が沈み きってしまってからは身動きもできなかった。あの時は先生が気付いてくれてチャクラを 使って助けてくれた。こっぴどく叱られたが。
今は先生もいない。あのとき一緒に遊びに言った友人も。
カカシは嬉しそうに微笑みながら、イルカの体を撫で回し、首筋に舌を這わせてくる。
こうなってからやっと。イルカは納得した。
(ああそうか このひとが三代目の言ってた悪魔だったのか)
獣ならば引き際を知っている。得るものと労力が見合わなければ深追いしない。
だがこれは、諦めることはないだろう。これほどの力があれば諦める必要がないのかもしれないが。
(逃げなくては。)
先程まで生存本能だけが働いてとっさに逃れようとしていたのが、頭が冷え、理性が戻ってくるのを感じる。
しかし冷静になったことで、イルカはかえって現状を認識してしまった。
(…無理だ。だってこの人はとんでもなく強い。なによりも…絶対に俺を放さないと決めている。
<だからむりだもうこのひとからはにげられない。>
どこかで自分が叫んでいるのが聞こえる。
(ウソだ!このひとは里最強の上忍で、俺にかまう理由なんてないはずだ!大体俺は男なのに…なんで…)
だが、妙な確信がある。これは本物だ。と。
(中忍の第6感なんてこんなときには意味がないなぁ)
結局逃げられないのは確定だ。あまりのことに笑いさえこみ上げてくる。もう絶対に逃げられないのだ。この獣は どこまでもいつまでも追ってくる。…たとえ自分が死んだとしても。
上着はとうに剥ぎ取られた。強引なはずなのに、あまりの手際のよさにかえって感心すらしてしまいそうだ。
繰り返される口づけに呼吸を取られ、だんだんと全身の力が抜けていく。先ほどまでは わずかながら身をよじり、抵抗の意思を示すことだけには成功していたが、今はもう全く 腰が立たない。呼吸のせいだけでないことはわかっていても考えないことにした。
「ここ大きくなってる。キモチいいんだ…。」
うれしそうに目を細めてケダモノがわらった。先ほどからバスローブの隙間からチラつく 赤黒いもの。明らかに興奮している。その大きさに思わず声にならない悲鳴をもらすと、 目の前の悪魔は。
「イルカ。」
まるで。
(その名を呼ぶことで最上の幸福であるかのように微笑みを浮かべて。)
天使のようだった。 (カワイイ顔して笑いやがって。なんでそんなにうれしそうなんだ…。そういう顔は綺麗な女性見たときとか最高にうまいラーメン 食ったときだけにしとけよ…。大体行動からしてやっぱりこいつは悪魔だ!確かに悪魔でで間違いない。確定だ!)
でも、だが、しかし。何がどうなってこうなってしまったのかは判らないが。
(わかんねぇけど。)
こんなにうれしそうなんだから、もう俺がこれ貰っちゃってもいいよな。
行動派邪100%でも、無邪気な笑顔に、ことばにあらわされるだけでない執着に。…うっかりイルカはほだされてしまった。
(なんたって自称からして誕生日プレゼントなんだし。しょうがないか!)
そしてイルカは。カカシに微笑み。
「カカシ…」
結果的にカカシを暴走させることとなった。


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ぐだぐだです。
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