春の嵐

木の葉の里を囲む木々がしなるほどの強風が、春の到来をつげている。
季節の変化など、任務に使えるか使えないか程度しか考えてこなかったけど、イルカ先生と暮らすようになって大分変わった。
一緒に種をまいて、収穫して、美味しいご飯を食べて…。
愛する人とそうして過ごす内に、季節の移り変わりがこんなにも愛おしく思えるようになるなんて、思っても見なかった。
最初にイルカ先生と出会ってからもうすぐ一年。
あの時は流石に驚いたけど、今は同じ格好で畑の手入れするのが楽しくて仕方ない。
ちょっとずつ距離を縮めて、いつも邪魔ばっかり入ったけど、必死でアプローチして、好きだって伝えた。…多分後もうちょっとという所まで来てるはずだ。
この間なんか告白して…キスまでしちゃったし!
残すはきっちり最後までイルカ先生を頂くのみ!
まあ、そういう時に限ってこうやって任務が入ったんだが。
そんなコトで俺がめげるはずがない!美味しいイルカの手料理よりずっと美味しそうなイルカ先生を前に、必死で耐えてきた時間が今正に実ろうとしているのだから…!
そんなこんなで吹きすさぶ風さえ楽しく感じながら、受付所に駆け込んで報告書提出しようとしてたんだけど…。
何だか任務受付担当者がバタバタしている。
「おい!そっちはどうだ?」
「やっぱり帰還が遅れてる。間に合わない!」
「人手が足りないな…!この際下忍でもいいか!?」
「いや、危険だ!」
「そういうけどな!中忍も出払ってるんだぞ!」
緊急事態…にみえるけど。俺に緊急の式が来てないってコトは、侵入者とかじゃないんだろう。
一体何があったんだ?
「ちょっと。何の騒ぎ?」
とりあえず側を駆け抜けていこうとした職員を捕まえて話を聞いてみると…。
「この風のせいで里の警備をする必要があって、人手が足りないんです!今は風だけですが、これから大雨が予想されているので…。それに任務依頼も。主に農家からの依頼なんですが…」
急ぎながらも的確に俺に情報を伝達する能力はさすが木の葉の里と思わないでもなかったけど、俺には農家って単語しか入ってこなかった。
春の天候は崩れやすい、風が強すぎれば農作物に被害がでる。
「そうだ!イルカ先生の畑も!?」
イルカ先生のことだ、一人で必死になって畑を守ろうとするだろう。
中忍で腕もそこそこイイって知ってるけど、広大な畑をイルカ先生だけじゃ守りきれないのは目に見えている。
…それでも絶対にイルカ先生が諦めないってことも。
「ゴメン!報告書お願い!」
俺は捕まえた職員の手に報告書を握らせて、すぐさま受付所を飛び出した。
*****
「イルカ先生っ!?」
家に飛び込んでも、案の定イルカ先生は不在だった。
この分だと俺の帰宅を待たずに畑に行ったに違いない。
「すぐ、行きますから…!」
邪魔な装備を適当に家に放り込み、畑を守るのに必要そうな縄なんかを代わりに持った。
それに、イルカ先生とおそろいの雨合羽もちゃんと着て、帰ってきてからすぐに入れるように風呂の仕度もしておいた。
…これで準備は整った!
すぐさま忍犬たちも呼び出してイルカ先生を探させ、大急ぎで俺も後を追った。
いつも農作業している辺りに向かって駆け出してすぐ、先に放った忍犬たちがイルカ先生の居場所を知らせてくれた。
優秀な忍犬たちに感謝しながら、イルカ先生を探す。
いつも無理をしてしまう人だから心配で仕方ない。
冷静な状況判断も出来るのに、時々一生懸命になりすぎてしまうことがあるから特に。
強く吹き付ける風に雨が混じり始めている。それも大粒だ。
コレからもっと酷くなるだろう。そうなったらいくら忍でも危険だ。
足を取られないように気をつけながら全速力で駆けていると、視界に俺とおそろいの雨合羽が引っかかった。
「イルカ先生!」
案の定、雨合羽を着て農作業中だ。どうやらこの間二人で植えたばかりのまだ弱い苗をシートで覆っていたらしい。
風で声が拾いにくいのか、雨粒を手でよけながら辺りを俺を探しているようすのイルカ先生の下に駆け寄った。
「来てくださったんですか…!ありがとうございます!でも俺だけでも…」
全身びしょぬれのくせに、俺に微笑みながらそんなコトを言う。
どうせ一人でなんとかするつもりだったんだろう。俺の任務が早く終わらなかったらどうなってたか…!
「駄目です!こんなに天気が悪いのに…!俺がいれば雷だってへっちゃらですから!」
手に握られていたビニールシートをひったくるようにして奪い、ついでにそっと握ったら、雨のせいか冷え切っていて…。
思わずぎゅっと握り締めた手を、イルカ先生がそっと握り返してくれた。
「ありがとう、ございます…!」
涙目で誘惑的に揺れる漆黒の瞳。
オマケにイルカ先生はびしょぬれでなんていうかこう…たまらない色気が漂っている。
…こんな時なのに、俺は自分の心臓が勝手に激しく鼓動を打ちはじめるのを感じた。
このまま紫色になりかけるくらい冷え切った唇を塞いで、俺の全身で暖めてあげたい…!
そう思ったけど、イルカ先生は自分の畑をものすごく大事にしてるから、そんなコトをすればきっと悲しむだろう。
我慢だ!
…すでに暴走し始めていた下半身にそう言聞かせながら、俺は出来るだけさりげなくイルカ先生に接するべく努力するコトにした。
とりあえずは、苗を守らなくては!
「イルカ先生!…頑張りましょうね!」
「はい…!」
ちょっと長めに手を握って、それから早速作業に取り掛かった。
シートの方は比較的早く終わったから、水が抜けるように用水路の水門をあけて回ったり、添え木をしたり…。
何とか大体の作業はが終わったころには、空模様は最悪になっていた。
時々空に煌く春雷は、美しいが危険だ。
いくら俺が雷が切れるといっても、イルカ先生を危険に晒すことになるのは避けたい。
二人で作業してるっていっても、広すぎる畑を守るのに一緒に作業するのは効率が悪いからと大分距離が離れてるのも心配だ。
「大丈夫ですかー!イルカ先生!こっちは大体終わりました!」
大声でイルカ先生に呼びかけると、イルカ先生も道具を片付けていたらしい。
「こっちも済みましたー!」
よく通る声はこんな時でも俺の耳に届き、胸をときめかせてくれるけど、イルカ先生の安全と体調を考えると、早く帰らないと…!
イルカ先生が近づいてくるのを待てず、そのまま抱き上げた。
「わっ!?」
「帰りましょう!もう危険だ!」
取り落とした荷物は忍犬たちに運んでもらうように指示し、俺もイルカ先生を出来るだけ雨に当たらないように庇いながら駆け出した。
…といっても、叩きつけるような雨が全身をぬらしている上に、巻き上げられた雨粒が舌からも吹き上げてくるような状態だから、あまりうまくいかなかったけど。
「後ちょっとですから!」
雨合羽越しでも顔色が悪いのがわかるイルカ先生を見ていると、心臓が凍りそうだ。
中忍だからといっても、今回の嵐は忍術で何とかできるレベルを超えている。
最初は驚いたのか固まっていたイルカ先生も、俺にぎゅっと抱きついて来てくれたので、大分走りやすい。…それに、今まで邪魔され続けてこんな役得、中々ありつけなかったからこの際堪能した。
…もうすぐ家につくという頃になって、ぴったりと俺にくっ付いていたイルカ先生がそっと小声で囁いた。
「カカシさん。…好きです。」
「え!?」
激しさを増す風と雨の音に流されて聞こえにくかったけど今、確かに…!
いや、でも、あまりに美味しい状況に幻聴が…!?
驚きと戸惑いのあまり足がもつれそうになったが、イルカ先生の前でそんな格好悪い所は見せられないので気合いで堪えた。
「さ、さあ、行きましょう。…こんな格好じゃ風邪引いちゃいますから!」
抱きしめる腕に力を込めて、できるだけ爽やかに聞こえるように頑張った。
…とにかく家へ急がないと!
*****
風に飛ばされてきた枝なんかを適当によけつつ、何とか家に駆け込んだけど、全身見事にびしょぬれだ。
特にイルカ先生はずっと外にいたはずだから、温めるためにも早く風呂に入らないと!
「イルカ先生!お風呂用意しときましたから!先に入ってください!」
そういいながらズボン以外の濡れた服を適当に脱いで、新聞紙を風呂場までばら撒きながらイルカ先生を促した。
この状況だ。確かに美味しいけど、このままじゃイルカ先生が風邪を引く。
そう思って、冷え切って震える手でゆっくり服を脱ぎ始めたイルカ先生をできるだけ見ないようにしてたのに…。
「冷えちゃうから。…一緒に入りましょう?」
普段の明るい微笑みじゃなく、蠱惑的な微笑み。
寒さと濡れたことでこわばってるだけなのかもしれないけど、頭を殴られたようにくらくらして、俺の腕に触れる手は冷たいのに、ソコだけやけどしたみたいに熱く感じた。
「あの!でもせ、狭いんじゃないかなー?なんて!」
マズイ。絶対ヤバイ。こんなことされたら…今の俺なら間違いなく襲う自信がある!
今までだって風呂はいる時はチャクラと理性を総動員してたっていうに、今日のイルカ先生の色気は凶悪なほどで、暴走するなって言う方が無理だ。
それとも…コレはイルカ先生からのお誘いなのか…!?
読み違えたら最悪これまで得た信頼の全てを失うかもしれない状況に、俺の緊張はいやがおうにも高まっていく。
それなのに…!
「俺と一緒じゃいやですか…?」
悲しそうにうつむくイルカ先生に、俺の口は勝手に動いていた。
「そんなことあるわけが無い!さ、入りましょう!」
「はい!」
はにかむイルカ先生に、既に血液が集中し始めた気の早い息子を、どうやって制御しようか途方にくれた。
*****
水気を絞った服を洗濯機に放り込み、後ろを向きながら下着も全部脱ぎ捨てた。
今のところ気合いで何とか誤魔化せそうなサイズになっていてくれてはいるが、最悪の場合幻術でも使わなければならなくなるかもしれない。
「あっ!…濡れてて引っかかる。」
背後からこんな声が聞こえてきたら、そうなるのは当然だ。
ちらっとイルカ先生を見ると、ズボンが濡れているせいか脱ぎにくそうにしている。
半分だけちらちら見えているのはイルカ先生の…!
思わず手伝いそうになったが、そんなコトをすれば美味しすぎる状況に理性が切れるのは目に見えている。俺は、堪えた。…はずだった。
「んっ脱げない…。」
「手伝いますね!」
ああ…本能に忠実すぎる己が憎い…!
気がついたら俺の手にはイルカ先生の下着が握られており、目の前には絶景が広がっていた。
女とちがって綺麗な筋肉がついたお尻。今すぐにでもむしゃぶりつきたいくらいだ。
「あ…っ!」
思わず色々と危険な状態になってしまったが、イルカ先生の背中しゃがんでいるせいで多分見えてはいないはず!
それにしても、イルカ先生も緊張してるんだろうか?普段なら明るく男らしくあけっぴろげにスパッと脱いで浴室に突入しちゃうのに、今日に限って脱いだ後も動こうとしない。
「イルカ先生…?」
そっと声を掛けると、照れたように俺を見下ろして、視線をすぐそらしてしまった。
「あ、その…冷えちゃうから、早く入りましょう?」
「は、はい!」
ゆっくりと浴室の扉を開けるイルカ先生。
…いやがおうにも高まる緊張に、どうにかなりそうだ。
それをごまかすために、俺はさっさとイルカ先生を風呂にいれてしまおうと思ったんだけど。
「泥だらけだから洗わないと!」
なんていいながら、手ぬぐいを泡立て始めたイルカ先生に文句なんて言えないし!
「じゃ、寒くないようにお湯だけでも浴びましょうか!」
なんて、誤魔化してとりあえずシャワーを出して、イルカ先生を温めた。
立ち上る湯気はイルカ先生の青白かった肌を桃色に染め上げていき…その色気をより一層引き立てる。
抱き上げて運んだりしちゃったせいで照れてるのか、ちょっと恥らった様子なのがまたさらに俺の興奮をかきたてる。
そもそも風呂場の椅子は一個しかないから、それにこしかけて身体を洗うイルカ先生の背後にぼーっと突っ立てるわけなんだんけど…。
まずうなじ。濡れた髪が邪魔なのか、片方に寄せているせいで、ほんのり桃色に染まったイルカ先生のうなじが丸見えだ。
そして背中。普段から鍛えてるだけあって綺麗な筋肉がついてて、真ん中についた傷跡さえその色気を引き立たせている。
その上石鹸とったりするときに動くお尻がなによりも俺の理性を抉り、本能に火をつけてしまった。
それでも何とか、イルカ先生の背中流したり、髪の毛を洗ってる最中にも視線を釘付けにしながらこらえた。
…何度襲うと思ったか!
でも、ココで失敗は出来ない!チャンスは絶対にモノにする!
なにより、イルカ先生が悲しむ所なんか見たくない。
耐えて、押さえて、堪えて。
…それがかろうじてもったのも、イルカ先生が身体を洗い終えるまでのことだった。
「お待たせしましたカカシさん!」
「あ!はい!」
振り返ったイルカ先生の視界からたくみに俺の股間を隠した。
とにかく今度こそイルカ先生を風呂に付けてしまわないと、俺がヤバイことになる。
そう思ってイルカ先生から手ぬぐいを預かろうとしたら、ぐいっと強引に腕を引かれて椅子に座らされていた。
「今日は一杯がんばってもらっちゃいましたから!俺が洗いますね!」
…コレは試練なのか!?
「あ、あの!でも俺自分で洗えますから!イルカ先生が湯冷めしちゃいますよ!」
踏みとどまろうとする俺に、イルカ先生は最後の引き金を引いてくれた。
「俺が洗いたいんです。…カカシさんのこと。」
もうダメ。そんなかわいい色っぽい顔してそんなコト言ったら…もう、食っちゃっていいよね!
コレまで鬱屈してきたもろもろのタガが一気に外れる音がした気がした。
本当ならとっくにこの人を強引にでもモノにしようと思っていた。それでも我慢したのは…イルカ先生にちゃんと受け入れて欲しかったから。
真っ直ぐなこの人に俺みたいなヤツは無理なのかもしれないと思っても、諦められなかった。
でも、もう無理。こんなご馳走を前に、しかもご馳走の方から誘われたら無理に決まってる!
凶暴なまでに突き上げる欲望にせかされるように、イルカ先生を食い尽くすことで頭が一杯になる。
「イルカ先生…っ!」
俺の背中を流そうとしていたのか、手ぬぐいが握られたままの手を引いて、椅子に腰掛けた俺の上に抱きこんだ。
うなじに顔をうずめて、噛み付くように口付けると、びくっとイルカ先生の身体が震えるのが分かった。
拒まれても止められないくらい猛っていたのに…。
「あっ…!カカシ、さん…?」
イルカ先生は正面の鏡に映る俺に驚いたような僅かに怯えを含んだ不思議そうな視線を向けた。
嫌悪感なんか微塵も見えなくて、ちょっと怯えたような、驚いた顔をしているのは…きっと俺のことを信じてくれているから。
その証拠に、害意に敏感な忍であるイルカ先生が、俺を振り払わない。
こんな…急所に歯を立てるような行為をしているのに。
興奮が、一気に冷めた。
イルカ先生に触れたがる本能を押さえつけ、驚いてるイルカ先生を正面からぎゅっと抱きしめた。
「驚かせてしまってごめんなさい!でも…!」
そうだ。こんなコトをする前に、絶対に言っておかなきゃならないことがある!
「好きです!」
雰囲気も何もあったもんじゃないけど、イルカ先生に俺が遊びでこんなコトしてるなんて思われたくなかった。
この間の告白も何だかどたばたしてたし、キスはしてもらえたけど、今思えばイルカ先生からの言葉での返事は聞いてない。
…だから、こういうコトをするならちゃんとしたかった。
任務でだってこんなに緊張したこと無いくらいドキドキしながら、イルカ先生の返事をまつ。
すると…シャワーのせいだけじゃなく、真っ赤になったイルカ先生が、俺の手をそっと握った。
「俺も…カカシさんのことがずっと好きでした…!」
そのまま俺の背に腕を回し、抱き返してくれるイルカ先生に…歓喜と共に再度理性がはじけ飛んだ。
*****

*****
普段はしっかりしてるのに、俺に甘えるように縋りながらかわいい声で鳴くイルカ先生は最高に色っぽかった。かなり強引なマネをしてしまった自覚があるのに、健気に俺に応えるてくれて、かわいい告白も、俺の名前を呼ぶ声も、俺をきっちり煽った。
当然…イルカ先生から離れるなんて考えられなくて。
嵐が過ぎて、朝が来ても、腕の中に閉じ込めたままでいた。
「う…?あ。カカシさん…?いたっ…!」
「わーごめんなさい!」
イルカ先生は痛みを堪えるように腰を押さえ前かがみになって耐えている。
やっぱり初めての人相手に無理をさせすぎた。
申し訳なくてたまらなくなって謝る俺に、イルカ先生は痛みを堪えながらニコッと微笑んで…。
「カカシさん…。」
俺に向かって伸ばされる手に引き寄せられるように顔を寄せると、…そっとキスが落とされた。勿論唇に。
「好きです。」
その笑顔も、照れたようなそぶりにも愛しさがこみ上げてきて、たまらなくなった。
「お、俺も!俺も好きです!」
全身の骨が溶けちゃったんじゃないかって位、力が抜けた。
もう俺はこの人にめろめろだ。
優しくて純粋で、イチャパラなんか目じゃないくらい色っぽくてかわいい俺だけのイルカ先生に。
「ちょっと今日はご飯作れそうに無いから…。」
「あ、はい!今すぐ俺が何か作って…!」
確かにこんな状態じゃ食事なんか作らせられない!
イルカ先生ほど美味くないけど、おれもそれなりの物は作れる。
台所へ向かうために立ち上がろうとした俺の腕を、イルカ先生がつかんだ。
「寝坊、しちゃいませんか?…側に、いて欲しいんです…!」
照れたように鼻傷をかきながらそんなコトを言われて、俺は今日が人生で最高の一日であることを確信した。
「側に…ずっと側にいますね!」
抱きしめて抱きしめ返されながら、手に入れた最高の幸せをかみ締めた。

凄く小さな声でイルカ先生が何か呟いたのも気にならないくらいに。

「…加減覚えさせないとなぁ…。」


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農家やっとこさ追加してみました!!!
…これのえろ、いるのかなぁ…?
あ、因みに雨合羽なのはイルカ先生がカカチにそう教えたからです!
レインコートなんてハイカラな単語は使わないぜ!←妙なこだわり。
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