これの続き。 「イルカ!ただいまー…って、なにしてんの?」 「わっ!な、なんでもない!」 「…ふぅん?」 「お、俺はもう風呂入ったからさ、カカシは飯か風呂か…」 「イルカにしようかなー?」 「わー!ばか!見んな!」 「なに、これ」 「なっなんでもいいだろ!返せ!」 「…ちょっと出てくる」 「え?」 「ごめんね。イルカ」 「な、なんだよ!?どうしたんだよ!?」 「頭冷やしたら戻るから」 「なんで!?…うわっ!いない…!なんなんだよ!飯とかどうすんだよ!?」 ***** 「ひげくまー…」 「あーあー。なんだよ?どうした?」 「先輩じゃないですか?どうしたんですか?任務は無事に…」 「…イルカが女作ろうとしてる。女殺すのと、イルカ閉じ込めるのとどっちがいいと思う?」 「なんてこというんですか先輩!?」 「で、なんだ?女がおめぇん家にいるわけねぇだろうし、なんか証拠でもあったのか?」 「小さい箱。リボンついてた。あんなの、昨日までなかったのに…!」 「あ」 「あー」 「なに!?なによ!?しってんの!?」 「知ってるといいますか、その…」 「まあ、あれだ。なんつーかだな」 「吐け」 「…っ!」 「止めろ!テンゾウだってイルカと同じでまだチビなんだぞ!」 「うるさい」 「先輩…あの、ですから…!」 「もういいや。めんどくさい」 「止めろ…!」 「なぁに?俺とやり合う?」 「仲間に瞳術なんか使うんじゃねぇよ!クソガキ!」 「…先輩、バレンタインって行事、ご存知ですか?」 「え?ああ、うん。イルカに貰って、俺も上げた。すっごくかわいかったんだよねぇ?チョコで口いっぱいにして…」 「おい!離してやれ!」 「うるさいなぁ。で、それがどうしたっていうの?」 「バレンタインって、対になる行事があるの、ご存知ですよね?」 「ホワイトデー…ってことはあれって?」 「…秘密にするから言うなって言われてるんだよ」 「選ぶのに時間かけてましたよ。相当」 「…アレ、俺の?」 「ってことです」 「そんくらい分かるだろうが…」 「帰る」 「うわっ」 「おいカカシ!…ちっ!行っちまいやがった!テンゾウ!無事か?」 「はい。なんとか…」 「あーあー。いぬっころみたいに走ってったぜ?あの馬鹿野郎。…災難だったな」 「…イルカさんって、先輩にはぴったりですよね」 「…まあ、そうかもな。イルカにゃもっといい相手が山ほどいるだろうけどよ」 「そうですね。でも、イルカさんも先輩のこと、大切だって言ってました」 「アイツはむかしっから手のかかるもんばっかり抱え込みやがる…」 「…まあなんていうか、あの人を泣かせたくないですから。いざとなったら先輩を止める努力くらいはしますよ」 「…あー…なんだ。その。…おめぇも苦労するなぁ」 「もうなれてますよ…なれちゃったって言いますか」 「…飯でも食いに行くか」 「え!」 「ちびっこいんだからおめぇもきっちり食ってとっととでかくなれよ?あいつに振り回されねぇくらいに」 「…そんな日、来ると思いますか…?」 「…ま、まあがんばれや」 「そうですね…いつか…せめて一回でもいいから…!」 「あーあ。なんつーか。ホントにめんどくせぇヤツだよ…ったく」 ********************************************************************************* 適当ー! もそもそ子カカイル。春なので! ではではー!なにかご意見ご感想等ございますれば御気軽にお知らせくださいませ! |