これの続き。 「ふぅ。相変わらず美味かった。…視界に不愉快な物体さえなければな…」 「せ、せんせ…!し、しぼりたてのお酒はいかがですか…!」 「いらん!第一酒じゃないだろそれ!?仕舞えというか脱ぐなというか…!」 「こってりたっぷり愛情一杯!特濃ですよ…!」 「はぁ…。まあいつも通りか。あ、正月の挨拶もしてなかったなそういえば。三代目にもナルトたちにも…」 「あ、三代目は無理だと思いますよ!」 「な、なにしやがった!?そういやちょっとだけとかなんとか…!無事なんだろうな!?」 「無事ですよー!ま、そこそこ?」 「三代目…!」 「あぁん!待って…!イルカせんせ…!」 「着いて来るな!せめて服を着ろ!」 「はぁい!あ、イルカ先生もお色直ししなくちゃですね!」 「ぎゃあ!?…あ、あれ?思ったより普通か…?いまどき紋付袴ってのはあれだが」 「イルカせんせ!さ、行きましょう!」 「お前!?…お前はそれでいいのか…!?」 「ステキお着物ですよね…!俺、イルカ先生のお母さんの日記、見つけたんです。いつか嫁いで来る未来の奥さんのためにって…ま、奥さんはイルカ先生なんですけどね!」 「それに関しては一度たりとも納得した覚えはない!…が、そうか。そういや三代目に預かってもらってた荷物がまだ…。母ちゃん…!父ちゃんも許してくれ…!俺は、俺はどうしてこんなのとねんごろに…!?」 「泣かないで下さい…!俺がいます。ずぅーっとずぅーっと死ぬまで所か魂が滅びても永遠に…!」 「本当についてきそうだから恐ろしいんだよな…せめて被害を減らしたい…!」 「じゃ、早速俺とイルカ先生がいかに愛し合ってるかのアピールをかねて今すぐ…!」 「あいさつ回りだ!いくぞ!…ナルトたちが来る前に確認して場合によっては…!くそっ!一応あんなんでも里長なのに大丈夫なのか…!?」 「うふふふふふふ…!新年の挨拶を一緒に…!つまり対外的にも魂の片翼!永遠の…いやん!」 「くそっ!なんでそんな動きにくい格好してるくせに当たらないんだ…!」 「ささ!とっとと済ませてイチャパラしないと!」 「ちっ!…確認が先だな。急ぐぞ!」 「はぁい!」 ***** 「三代目!?三代目はご無事ですか!」 「なんじゃイルカ?おお!よう似合っておるのう!じゃがお主らはワシの別荘に…」 「ぎゃー!?三代目のひひひひひ!ひげが!むらさき!?」 「あ、イルカ先生に間男けしかけたボケ老人!あらら、一応解術できたんですね?ま、任務終わったから休暇中ですけど、イルカ先生がどうしてもっていうから一応新年のご挨拶に…あぁん!」 「す、すみません!三代目!こ、これこの駄犬が…!?うわぁあ!?どうすんだこの馬鹿!?里長なんだぞ!?これから祝典だのなんだのが!内勤がどれだけ苦労して予定決めてると思ってんだこの野郎!」 「も、もっと…もっと踏んで下さい…!あ、あぁ…!」 「そう責めるでないイルカよ。まあこれくらいのことはしよるだろうと予想済みじゃ。…まあ最初は酷かったがのう。これくらいなら変化でもどうとでもなるわい」 「ですが…!これはれっきとした反逆です!この駄犬を今すぐ投獄してください!」 「えー!そんなのいやですぅ!イルカ先生といっしょにいられないなら浚って二人でちょっとおでかけ…はっ!つまりそういうことなんですね!いやん!イルカ先生ったらだ・い・た・ん!」 「だれが里抜けなんぞするか!三代目!ぜひこの駄犬に裁きを…!」 「落ち着け!ほれカカシ!お主のせいで己をせめてここまで落ち込んでおるのじゃぞ…!少しは反省せんか!ワシはともかくとして、生涯の伴侶に対してじゃな…!」 「え、ええええ!?そ、そんな…!俺がイルカ先生を傷つけていたなんて…!い、今すぐ癒さなくちゃ…!さ、お家に帰っていちゃいちゃしましょうね…!大丈夫です!ずぅーっとずぅーっと付きっ切りで介護しますから…!」 「落ち着け駄犬!…そこへ座れ!」 「はぁい!な、なにされちゃうのかなぁ…!」 「俺が、したいって言った事を覚えてるか?」 「今すぐですね!もちろんです!」 「待て待て待て!?里長の前でなんてもん晒そうと…!いいか?俺は、普通に!ゆっくり!新年を祝いたいんだよ!」 「あ、そうでした!姫始めはゆっくりしっぽり邪魔が入らないところで…!ですよね!」 「もう、なんでもいい…被害を出すより俺が、我慢するしか…うぅ…!」 「カカシよ」 「なんですか?俺今忙しいんですけど?」 「イルカをよう見んか!新年早々伴侶を泣かせおって!」 「三代目…!そうなんです!伴侶とかその辺はおいといて、コイツがいつもいつも…!」 「…刺激的なぷれいもよいが、新年はしっとりとじゃな…!」 「へ?」 「そうですよね!じゃ、今年は…ソフトに…!」 「お主にはいろいろと無理をさせておるからのう。休暇は3日まで与えよう。…ほどほどにな!」 「ありがとうございます!じゃ!二人っきりの世界に行くんで邪魔しないで下さいねー!」 「ぎゃあああああ!?」 「うむうむ!善哉!善哉!…今年こそ…!期待しておるぞ!カカシ!」 ********************************************************************************* というわけで変態さん。 …イルカ先生ファイト! ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |