猫とクリスマス6(猫の日)



これの続き。若干蛇足気味?



「美味かったなぁ…!」
「んー?まあまあって感じ?」
「やっぱり日ごろの行いがいいってことかな!あとあのよわっちいのにもお礼しないと…」
「ダメでしょ?他のに触っちゃ。俺だけのご主人様なんだから」
「うわっ!重いじゃないか!降りろ!あと腰が…!」
「あらそ?じゃ、舐めてあげる」
「ぎゃー!待て待て待て!っぁ…!え?あ…」
「ねぇ。お酒、おいしかった?」
「ああ、なんかアレだけ別においてあったやつだよな?美味かったけど…な、んか…」
「あらほんとにあんなのでこんなに効いちゃうのね」
「ふぇ…?なんか、回る…」
「酔っ払ったんじゃない?…しょうがないからお布団に運んであげる」
「うぅ…酔った?…でも、なんかこれ…!それに元はといえばお前のせいで腰がだな…!」
「ま、帰りは背負ってあげてもいいけどー?」
「あ、や…なんだ、これ…!?」
「メリークリスマスご主人様?お祝いとご褒美、ちゃーんと貰わないとねー?」
*****
「何すんだ猫!お前だろ!間違いなく!酒だけであんなに酔っ払わないぞ!」
「別にー?なんにもしてないもん」
「視線をそらすな!…っげほっ」
「はいお水」
「ああすまん…んぐんぐ…ふぅ…!って元はといえば!」
「お休みって明日までだよねー?」
「おうとも!帰ってから洗濯と年始の支度も…」
「そ?じゃ、それやらせようかな」
「へ?」
「お水、美味しかった?」
「え…!?ま、まさか…!」
「今飲んだのはただの水だけどね」
「な、なんだ!脅かすな猫!ってやっぱり夕べ飲んだやつになんか入ってたんじゃないか!」
「ねぇ。ご主人様が食べたいなー?」
「な!だめに決まってるだろ!うぅなんかまだふわふわする…」
「動きが鈍くてちょうどいいよね」
「うわっ!ま、待て待て待て!なにすんだ!」
「クリスマスプレゼント堪能してるんだけど」
「そ、そっか…そういやプレゼント…!一応お前にぴったりの探したんだ!」
「あとでねー?」
「なんでだー!猫じゃないけど猫上忍!降りろー!」
「ヤダ」
「ヤダじゃない!折角のリボンが…!」
「もうご主人様貰ったから。ま、元々俺のなんだけどね?」
「んぅ!ね、こ…やぁ!」
「折角だし、クリスマス堪能しちゃわないとねー?


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猫の日クリスマス編。
〆!…猫はどこまでも猫で傍若無人だという話。
ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ!

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