これの続き。 「鳥、どうだ?」 「おいしいんじゃない?」 「そっか…なら、まあ、いいか…」 「ご主人様もちゃんと食べて?」 「食べるけど…そもそもお前のせいだろうが!うぅ…腰が…!」 「だから抱っこしてるんじゃない?」 「なんで俺はこんなことに…!?クリスマスなのに…!」 「んー?クリスマスってそんなにすごいの?」 「そうだ!…いや。多分なんだけどな。うちでもちゃんと祝ったことないんだ」 「へぇ?」 「父ちゃんも母ちゃんも任務でいないことが多くてさ。あ、でもサンタさんは来てくれたぞ!…あれきっと多分、三代目だな。一回トラップに引っ掛けて捕獲したつもりだったんだけど逃げられてさ!翌日正座させられてサンタさんからの苦情ってやつをたっぷり…」 「ふぅん?それでか…」 「そういやお前はどうなんだ?猫。一応上忍だろ?何かすごいお祝いとか!」 「ないねぇ?親は早くにいなくなっちゃったし、先生だけかなぁ?ただ変わったものばっかりくれたかも」 「そっか。お前も…で、変わったものって?」 「武器、術、イチャパラが一番普通かなー?ケーキも貰ったかも。無理やり食べさせられた。それから…」 「ちょっとまて猫!?それはおかしいだろ!クリスマスだぞ!多分なんかこうおもちゃとか貰うんじゃないのか!?…っていいつつ俺も教本とかのこともあったけどさ」 「ま、女から私がプレゼントって言われたヤツが一番面倒くさかったかも。煩いし臭いから追い返したけど」 「…お前、なんだかんだとモテそうだもんな…。って、そういやなんだって猫のフリを…?本当に猫なんじゃないかと思っちゃいそうだけど、お前一応上忍…」 「猫でしょ?ご主人様の。まさか今更捨てる気?」 「捨てない!けど、でも…お前上忍だもんな…」 「んー?ま、ね。で、だからなぁに?」 「…嫁さん、貰ったりするんだろ?」 「そういやそれに近いものは貰っちゃったねぇ。もう」 「な!…でも、そっか。そうだよな。だからこんな…。分かった。もういい。お前とは…」 「だって、ご主人様は俺のモノでしょ?」 「え!?あ、いやその!俺は確かにお前の飼い主だけど!でもだな!」 「他の猫あんまり構わないでよね?外で会っても。一応ちゃんと立場ってものは教えといてあげたから」 「まさかお前…!またあのよわっちい猫いじめてないだろうな!?」 「苛めてないよー?ただ勝手に縄張りに入るなって言っただけ」 「ま、まあお前ボス猫だもんな。そういうもんなのか…?」 「そうなんじゃない?それよりご飯もう食べないの?」 「食べる!勿体無いもんな!こんなに豪勢な食事なんて…!」 「そうねぇ?じゃ、今度はそっち方面で攻めてみるか」 「んぐ!…うめぇ…!酒も結構うまいよなぁ…!」 「ちゃーんと大事にするよー。俺のご主人様だもんねぇ?だからご主人様も俺のことちゃんと責任もって一生面倒見てよね」 「…そ、そうだな!へへ…!お祝いも、ちゃんとするぞ!」 「そ?…とりあえずこっちも食べたいなー?」 「お前自分で取れるだろう!猫!…まあいいけど、ほらあーん!」 「ん。ま、そこそこ?」 「…玉には、いいよな…!折角なんだし!」 「おいしそ」 「そうだなぁ…!年越しもなんとかなったらお祝いしような!」 「ん。そうして?ちゃんと撫でてよね?」 「おう!」 ********************************************************************************* 猫の日クリスマス編。 オチが次になってしまった気がする((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |