これの続き。 「クリスマスはおでかけしたいなー?」 「え!?で、でも…お前任務なんだろ?」 「今年はなーいよ。ねぇ、どっか連れてってよ。ご主人様」 「ホントか!そっか!へへ!それなら丁度よかった!いや、ちょっとな!ツテって言うか…!温泉とかどうだ?」 「うん。いいんじゃない?」 「そっか!いやぁ丁度よかったなぁ!きっときもちいいぞー!」 「そうね。ふふ…!」 「温泉…!お前猫だけど風呂嫌がらないもんな!洗えってうるさいけど!」 「んー?でも俺のこと洗うの好きでしょ?」 「そ、それはまあ…毛並みいいしな!」 「ならいいじゃない。ね?」 「そうだな!クリスマスディナーとかいうのもセットだし…!」 「ふぅん?…酒はテンゾウに運ばせるとして…薬はなにがいいかなー?」 「ん?どうした猫?…やっぱり、無理だったりするのか…?」 「んーん。違うよー?温泉って他の人入ってきたりするの?」 「ああそうか!お前顔晒すの嫌がるもんな!大丈夫だ!ちゃんと貸切なんだぞ!しかもペア!」 「へぇ…?で、場所は?」 「ここだ!雪椿っていう宿!」 「…ここならいっか」 「ん?なんだ?知ってるのか猫?」 「俺の縄張りは広いからねぇ?」 「そっか!流石うちの猫!…猫じゃないけど…まあその猫!支度するぞ!」 「ああ、そうね。もうすぐだもんね?」 「電話して予約確認してくる!いけなかったらあげちゃおうと思ってたけど、よかったなぁ!猫!」 「そうね。楽しみにしてる」 「猫と温泉!満喫するぞー!」 「いちゃぱらもねー?」 ****** 「先輩…!ホントに勘弁してくださいよ…!」 「えー?いいじゃない」 「だーめーでーす!あの人中忍でしょう?こんなの使ったら死ぬかもしれませんよ!」 「そうね。よわっちいもんね。俺のご主人様は」 「そうです!弱いんです!というか僕たちの方が基準外なんですよ…」 「ま、それもそうか。じゃ、これは?」 「それは…まあその、そこそこ…でもですね…!」 「じゃ、ありがとー。お仕置きは軽くしてあげるね?」 「ちょっ!先輩!…はぁ…ぶじかなぁ…。かわいそうに…」 「あれ?なんだ?誰かきたのか?」 「んー?鳥が鳴いてるからながめてただけー」 「獲るなよ?今日はちゃんと美味い鳥があるからな!」 「ま、相当食料がヤバくなきゃ流石に獲ってまで食べないかなぁ?匂い消すのも面倒だしね」 「そうか?…まあいいや!温泉行くぞー!ちゃんと貸切抑えてきたからのびのび入ろうな!」 「ん。いこっか?」 「おうとも!」 ***** 「猫…んやぁ…!」 「ご主人様の方が猫みたいだねぇ?いーい声」 「や、あ…!温泉なのに…!なんてことするんだ猫…!」 「その顔、かわい」 「なにがかわ…ひぅっ!や、なに…?」 「温かいね。ここも、中も」 「あ、さわんな…!吸ってもでないぞ!お前そもそも子猫じゃないだろ…!」 「こっちからは出そうだけど。ねぇ?」 「っあ!はっんん…!」 「でも俺の入れてからにして欲しいなー?」 「あっ!なんで…!」 「出ちゃったら潰れちゃうでしょ?」 「温泉でこんなことする方が…!」 「だって、ご主人様がかわいいし、おいしそうなんだもん」 「かわいいっていうな…っ!あ、あぁ…ッ!」 「ま、猫でも何でもいいんだよね。側にいられるなら」 「ふぁっ!あ…!だ、め…!」 「後でお布団でもいっぱい食べさせてね…?おいしいおいしい俺の…ご主人様?」 ********************************************************************************* 猫の日クリスマス編。 オチは後一回あったほうがいいだろうか…。 ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |