猫とクリスマス4(猫の日)



これの続き。



「クリスマスはおでかけしたいなー?」
「え!?で、でも…お前任務なんだろ?」
「今年はなーいよ。ねぇ、どっか連れてってよ。ご主人様」
「ホントか!そっか!へへ!それなら丁度よかった!いや、ちょっとな!ツテって言うか…!温泉とかどうだ?」
「うん。いいんじゃない?」
「そっか!いやぁ丁度よかったなぁ!きっときもちいいぞー!」
「そうね。ふふ…!」
「温泉…!お前猫だけど風呂嫌がらないもんな!洗えってうるさいけど!」
「んー?でも俺のこと洗うの好きでしょ?」
「そ、それはまあ…毛並みいいしな!」
「ならいいじゃない。ね?」
「そうだな!クリスマスディナーとかいうのもセットだし…!」
「ふぅん?…酒はテンゾウに運ばせるとして…薬はなにがいいかなー?」
「ん?どうした猫?…やっぱり、無理だったりするのか…?」
「んーん。違うよー?温泉って他の人入ってきたりするの?」
「ああそうか!お前顔晒すの嫌がるもんな!大丈夫だ!ちゃんと貸切なんだぞ!しかもペア!」
「へぇ…?で、場所は?」
「ここだ!雪椿っていう宿!」
「…ここならいっか」
「ん?なんだ?知ってるのか猫?」
「俺の縄張りは広いからねぇ?」
「そっか!流石うちの猫!…猫じゃないけど…まあその猫!支度するぞ!」
「ああ、そうね。もうすぐだもんね?」
「電話して予約確認してくる!いけなかったらあげちゃおうと思ってたけど、よかったなぁ!猫!」
「そうね。楽しみにしてる」
「猫と温泉!満喫するぞー!」
「いちゃぱらもねー?」
******
「先輩…!ホントに勘弁してくださいよ…!」
「えー?いいじゃない」
「だーめーでーす!あの人中忍でしょう?こんなの使ったら死ぬかもしれませんよ!」
「そうね。よわっちいもんね。俺のご主人様は」
「そうです!弱いんです!というか僕たちの方が基準外なんですよ…」
「ま、それもそうか。じゃ、これは?」
「それは…まあその、そこそこ…でもですね…!」
「じゃ、ありがとー。お仕置きは軽くしてあげるね?」
「ちょっ!先輩!…はぁ…ぶじかなぁ…。かわいそうに…」
「あれ?なんだ?誰かきたのか?」
「んー?鳥が鳴いてるからながめてただけー」
「獲るなよ?今日はちゃんと美味い鳥があるからな!」
「ま、相当食料がヤバくなきゃ流石に獲ってまで食べないかなぁ?匂い消すのも面倒だしね」
「そうか?…まあいいや!温泉行くぞー!ちゃんと貸切抑えてきたからのびのび入ろうな!」
「ん。いこっか?」
「おうとも!」
*****
「猫…んやぁ…!」
「ご主人様の方が猫みたいだねぇ?いーい声」
「や、あ…!温泉なのに…!なんてことするんだ猫…!」
「その顔、かわい」
「なにがかわ…ひぅっ!や、なに…?」
「温かいね。ここも、中も」
「あ、さわんな…!吸ってもでないぞ!お前そもそも子猫じゃないだろ…!」
「こっちからは出そうだけど。ねぇ?」
「っあ!はっんん…!」
「でも俺の入れてからにして欲しいなー?」
「あっ!なんで…!」
「出ちゃったら潰れちゃうでしょ?」
「温泉でこんなことする方が…!」
「だって、ご主人様がかわいいし、おいしそうなんだもん」
「かわいいっていうな…っ!あ、あぁ…ッ!」
「ま、猫でも何でもいいんだよね。側にいられるなら」
「ふぁっ!あ…!だ、め…!」
「後でお布団でもいっぱい食べさせてね…?おいしいおいしい俺の…ご主人様?」



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猫の日クリスマス編。
オチは後一回あったほうがいいだろうか…。
ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ!

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