バレンタイン攻防戦6(変態さん)


これの続き。


「ワン!」
「あー…朝、か。あんまり寝た気がしねぇな…温泉は入るか」
「ワン!」
「お前朝から元気だなぁ?朝飯先か?」
「クゥ」
「わっなんだよ!温泉か?飼い主と違ってお前とは気が合いそうだな!」
「ワン!」
「うーん?忍犬とはいえお前犬だもんなぁ?駄犬はどうしてたんだろ。お前も入れていいかどうか聞いとけばよかったなぁ?」 「クゥン…」
「あーわかったって!ちょっと待ってろ!」
「ワン!」
「お?お前は待てができるんだなぁ…。ホントにあらゆる点においてあの駄犬は…!」
「クフン」
「なんだ?お前は沢山寝たんじゃないのか?あくびもかわいいな!」
「ワゥ!」
「そうだな。女将に聞いてくるから、お前はおとなしく待ってるんだぞ?」
「ワン!」
****** 「よかったな!専用のとこがあるらしいぞ?後で案内してくれる…って、そういやお前知ってるんじゃないのか?」
「ワンワン!」
「なんだよ?ひっぱるなって!だからここのは入れないぞ?」
「キュゥウウン…!クゥン…!」
「あーなんだ。…寂しいなら一緒にいるだけなら構わないだろ。でも湯船にはいれないからな!」
「ワン!」
「変なヤツ。まあいいや。行くぞ!」
「ワン!」
「まあ多少眠れなくったって、温泉で温まれば元気になるよな…!」
「ワゥ!」
「ああそうせっつくなって!着たままじゃ入れないだろ!」
「…クゥン」
「そんな顔しなくても…騒いだり拗ねたり忙しいやつだなぁ?」
「ワン!」
「駄犬もこれくらい素直ならなぁ…にしてもお前くっつきすぎ。なんだよ?そんなに見ても風呂に入れてやらないぞ?」
「ワン!」
「ホントに変なやつだなぁ?その辺は流石駄犬の犬ってことか…?」
「ワゥ!」
「まあいいか。温泉にじっくりつかれるし、一人よりは…って!いや、別に駄犬がいなくても平気だ!」
「…クゥン」
「なんだよお前。さっきから…ホントに寂しがりだなぁ?今日一日ゆっくりするつもりだから、お前も一緒にいるか?」
「ワン!」
「…まあ、いいか。わんこがかわいそうだもんな」


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変態さんどんどんつづきのつづきー!
…誰に犬かって当たりもうちょっと…ねぇ?
ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ!

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