これの続き。 「ふぃー…!いい湯だなぁ…!静かだし、俺好みの熱めで…なんと言っても変態がいない!」 「わぁ!あ!お前どうしたんだ?一瞬駄犬かと…!」 「ワン!」 「…あーまあいいや。気分いいし。お前も寛いでていいんだぞ?」 「クゥン」 「で?なんでここにいるんだお前。なんか言われてるのか?あの変態に」 「…」 「いっちょ前にそっぽ向くのかお前。ははは!かわいいな!」 「ワウワウ!」 「おー?なんだかわかんないけど、まあ…その、ツレがいるのも悪くないな」 「ワン!」 「寂しいってわけじゃないんだぞ?勘違いするなよ?…ってお前に言っても仕方ないか」 「クゥ」 「でもなー…うー…まあいい。ヤツにはついてすぐ例の物送っといたし、丁度いいだろ。バレンタインってのは明日だもんな!…って、もう今日か?」 「ワン!」 「お前の主人は手がかかるなぁ…?こんな時間めったにないんだから、少しの間だけでもゆっくりしないとな…」 「ワンワンワン!」 「ん?なんだどうした?」 「クゥン!」 「あーなんだ。うん。…そうだな。一緒に寝るか?」 「ワン!ウゥー!」 「ダメっぽいか…。あの駄犬、自分の忍犬に何吹き込んでんのか知らないが、まさか自分の犬にまで妙な妄想してるんじゃ…!?」 「ワン!」 「…だよなぁ…。駄犬だもんな。せめて待て位は覚えさせないと…!」 「クゥン」 「なんだよ。さっきからじーっとこっち見て。…人恋しいのか?」 「…クゥ」 「なんだよ?犬語はわかんねぇぞ?まあいいや!温泉も堪能したし、久しぶりにゆっくり寝るか!」 「…ワン!」 ***** 「何だお前。そんな隅っこでいいのか?」 「ワン!」 「まあいいけどな。暖房入ってるから寒くはないだろうし」 「…」 「もう寝ちゃったのか?…犬一緒なら暖かいかと思ったのにな…。なんか、妙に寒い」 「フゥ…」 「なんだ?犬のくせにいっちょ前に溜息か」 「クゥ」 「じゃ、電気消すぞ。おやすみ」 「…ワン」 「温泉、入ったのになぁ…。なんでスカスカするなんて…気のせいだよな?とにかくとっとと寝ちまおう!」 ********************************************************************************* 変態さんどんどんつづきのつづきー! わんこいい仕事中。 ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |