これの続き。 「箱に時限結界張っといて、中にチョコってのも考えたんだけどな…絶対アレが解除しちまうと思うんだよ」 「そ、そうか?何の話だよ…!?」 「ふ、ふふふふ!今までの俺とは違う!バレンタイン…今年こそ!」 「そ、そういえば…!?俺シフト当番なのにすっかり忘れてた…!おい!受付どうなってる!?」 「わー!?馬鹿かお前!何度も大変なことになったの忘れたのか!?」 「イルカのは…よかった!休みになってる!今年は被害者出さなくてすむぞ!」 「そりゃそうだろ!有給申請したからな!駄犬対策のために!」 「え!?」 「お、おい!?じゃあまさかお前身を挺して…!?」 「確かにアレは諦めないけどさ!無理するなよ…!そんなことしたら、い、一日中って言うかもう二度と出勤できなくなるんじゃ…!?」 「安心しろ!今年は勝つって言っただろ?駄犬のしつけは飼い主の役目だからな!」 「さわやかだ…!」 「さわやかに真っ黒な微笑だ…!」 「生徒が来る前になんとかしないと…!」 「まずは…どうせヤツも休みとってるだろうから、それにあわせてトラップの仕込みだな。あ!それから俺翌日も休みだから宜しくな!」 「それは…毎年だしかまわんが」 「ほんっとーに大丈夫か!?アレだぞ?アレ!」 「そうだぞ?せめて主任に時間稼ぎの札でも…!」 「今年は大丈夫だ。それに主任には…申しわけないんだがもう手伝ってもらってるしな。時限式の術式は俺でもできなきゃないけど、アレに解術されるまで時間かかる方がいいだろ?多重結界に札使わせてもらった。まあ後はどうにかなるだろ」 「その自信…なんかイルカが輝いて見える…!」 「アレ相手なのに諦めなかったもんな!ずっと…!」 「すげぇ…すげぇよイルカ…!笑顔が黒すぎるけど…!」 「ま、休み明けに見てろって!あの駄犬のしつけに今度こそ絶対に成功してみせる…!」 「がんばれよ!イルカ!」 「応援だけはしてる!」 「でも俺、いざとなったら逃げるからよろしくな!」 「みんな…!ありがとな!俺支度があるからもう帰るけど、お土産は買ってくるから!」 「お土産…?」 「なんだ?どっかでかけんのか?そこでアレと戦うとか…?」 「…とりあえずアレが側にいないってのはどういうことなんだ…!?」 ***** 「駄犬!今帰ったぞ!」 「あ、あぁ…イルカせんせ…イルカせんせ切れでしんじゃう…!」 「股間にすりついてくるな舐めるな揉むな!…だが良く耐えたな駄犬。昨日は言いつけを半分も守れなかったが…今日は半日もがまんできたじゃないか!」 「あん!もっと撫でてください…!むしろ踏んで…!」 「まずは飯だ。風呂もな」 「はぁい!ささ!どうぞ!たっぷりありますからいーっぱい食べてたくさん…うふふふふふ!!!」 「ちゃんと待てができるようになったな!訓練の賜物だ!」 「えへへ!でもぉ…やっぱり苦しくて寂しくてしんじゃいそうです…」 「駄犬…まさかできないとでも?」 「だ、だって…イルカ先生がいないなんて…息もできない…」 「褒美は…いらないんだな」 「ほしい!ほしいです…!イルカ先生の全部が…!」 「黙れ。…なら我慢しろ」 「うぅ…焦らしプレイ…!でもその冷たい視線が…!」 「よし…これならいける…!」 「じゃ、今日の分のご褒美を…!」 「そうだな。踏んでやってもいいぞ?但し飯が先だ。風呂は覗くな。服を脱ぐのは…もういまさらか…」 「はぁい!どうぞ!お風呂…扉に張り付いて妄想するだけにします…!」 「チッ!まあいい。飯は美味そうだしな」 「どうせ撮ってるしぃ…!ちょっと我慢すればきっと…!」 「とって…!?おい駄犬!?」 「はぁい!お酒でぇす!」 「これは…!三代目もめったに手に入らないって嘆いてた忍椿!…もう今更か。コイツが外部に流出させる可能性は皆無だし、実害はないし、諦めも肝心だよな…」 「うふふふふ…!我慢の果ての…楽園が…!」 「玉には平和ってものを堪能してもいいよな…!誉めて馴らす…これならイける!」 ********************************************************************************* 変態さんつづきー! 調教中。駄犬はプレイを堪能中。 ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |