「バレンタインか…」 「うふふふふふふ!!!」 「どけ。これ見よがしにチョコの匂い漂わせやがって…!」 「え!そうですか?お、俺にはイルカせんせの匂いが…か、芳しい…!」 「そ、そんなとこの匂い嗅ぐな!どけ!」 「あぁん!も、もう…イルカ先生で胸が一杯…!もうパンパン!今すぐ弾けちゃいそうです…!」 「パンパン…貴様の股間はどうしてそんなにも…いや、止めとこう…飯だ!飯!」 「はぁい!スペシャルメニューでぇす!」 「おい…!?なんだその不吉な言葉は!妙な物入れてねぇだろうな!?」 「愛情たっぷりとぉ…スタミナたっぷり元気とか色々湧き出ちゃうステキなご飯ですよー!」 「チョコ臭くて気付かなかったが、確かににんにくだのなんだのばっかりだな…?薬物…ではなさそうか?」 「うふふふふふ…!!!」 「だが…ふ、ふふふ!今までの俺だったら…だが!聞け駄犬!今年は…いや、今後は貴様の期待するようなイベントはありえんぞ。残念だったな!」 「か、勝ち誇ったような笑みもす・て・き…!!!」 「黙れ!今年は任務だからな!」 「えぇ!?そんな…!だって…!」 「俺じゃない。貴様の方だ」 「んー?じゃ、影分身か変化させるか、適当に片付けてくるから安心してくださいね…!その間に俺とチョコレートよりも濃厚にねっとりしっとり奥の奥まで混ざり合って…!」 「依頼人は俺だ」 「えぇ!?な、何をお願いされちゃうのかなぁ…!」 「貴様は稼ぎだけはいいからな。指名料は馬鹿高いがなんとかなった!もっと早くこうしていれば…!」 「か、かわいい…!喜びに潤んだ瞳が…!今すぐ…!」 「駄犬。任務内容を知りたいか…?」 「知りたい…!知りたいです…!むしろ今すぐイルカ先生の全てを暴いて…あぁん!」 「留守番だ!俺はアカデミーで仕事した後出かけるが、家から一歩も出るなよ?」 「間男一杯の日に一人だなんて…!危ないですぅ!だめぇ!せめて影分身か犬を…!」 「任務をきちんと果たせないなんて…上忍のくせにそんなこといわないよな?」 「ちゃんと任務はこなせます!だから…だから危ないことは止めてください…!」 「本気で泣いてる…。なんでいい年こいた成人男子の貞操をそこまで心配できるんだ貴様は…。そもそも貴様のせいで同僚が俺と二人で仕事しなくなったし怯えられるし…!」 「間男どもに無茶苦茶にされる前に俺が絶対に…!」 「言い忘れたがその日は泊まりだ。お前はちゃーんと家の中でいい子にしてろよ?荷物の受け取りくらいならかまわんが…」 「うっうぅぅぅぅ…!イルカ先生が…!間男と泥棒猫と獣たちに狙われて…集団で…!?そんな…!」 「服を脱がすな!食事中だぞ!」 「俺から離れられないように…なんとかしないと…!」 「その危険そうな形状のおもちゃはしまえ!…ご褒美はちゃんと用意してやるぞ?」 「ご褒美!ほ、ホントですか…!」 「よし。ちゃんとおすわりできたな?褒美は…貴様の行い次第だ」 「い、いい子にしてます…!で、でもでもぉ…!ぜぇーったいに危ないから、忍犬君だけは付けさせてください…!もしものことがあったら、俺、俺…!」 「ちっ!犬位はいいか…変化してついてきたり、影分身変化させてもダメだからな?」 「うぅぅ…!はぁい…」 「完全勝利、だな…!ふはははは!」 「辛いけど…!黒い笑顔のイルカ先生も…!す・て・き…!!!」 ********************************************************************************* 毎年恒例…!変態さん! 戦う二人に愛の女神が微笑む日は来るのか…!←適当。 無駄な足掻きをお楽しみください(*´∀`)←鬼。 まあちょっとは痛い目みてもらえ…るのか? ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ! |