《あとがき》

…終わりましたねぇ。（しみじみ）今のところ､私が書いた最遊記モノでは最長です。４ヶ月弱ぐらい、コレを書いてました。最後までお付き合い頂きまして

ありがとうございます。ちょっとばかし、この話についての語りなんてものをしてみようかと思います、暫しお付き合いのほどを。

まずタイトル。これはクライマックスで王様三ちゃんが云った台詞そのまんま

「貴方がここにいてほしい」です。ちょいと昔の洋楽のタイトルなんですが…今時のお嬢さんはＰフロイドなんざ聴かないでしょうな（苦笑）。要するには

この一言を云わんが為にこれだけの容量を喰った話だったワケで…ハイ。

第一章を書き始めた頃の戯れ言を読んで下さった方はご存じかと思いますが、この話のモチーフとなったのはグリム童話の「ラプンツェル」なんです。

当初頭で考え出した頃はもう少し原本の雰囲気を残すつもりだったんですね。ただ「悪い魔法使いに攫われた」ではなくて「保護であり封印」という理由付けは決まっていたので、魔法使い役というか、お目付け兼塔の守護者みたいな役柄の人を設定しようと思ってて、実はそれを焔さんに当てようと思ってたんですね（笑）。でも私自身が焔さん結構好きなんで、出すんなら只の当て馬みたいな扱いにはしたくなかったし、そうすると全然三空のラヴラヴが進展しなくなってしまうし、話もまとまらないし…ということで、結局あきらめてしまいました（爆）。

もう書き始めたらグリム童話のイメージなんか毛ほども残ってないし（苦笑）開き直ってオリキャラはバンバン出してるし…「私は好き放題書いてるけど、読んでる方はどう受け止めてんだろ！？」と凄く疑問でしたね（汗）。

幾らパラレル物とはいえ、こんなに三と空が一緒に居らん場面が続いて、且つそのまま話が進んでいくというのは…えぇ、余所様のラヴラヴ三空サイトさんには決してない代物だという自覚はアリアリです（泣き笑い）。幸いなことに

メールやBBSでご意見を聞かせて下さった方々は、概ね好意的に受け止めて下さっていたようで…ちょっとホッとしております（＾＾；）。

本当に、私が書きたいコトを書きたいように延々と書いて終わったという感じの話になっちゃいましたが…如何でしたでしょうか？ほんのチョコッとでも、最後までお付き合い下さった貴女に、嬉しくなるような「何か」を残すことが出来たでしょうか…？もしそうなら、私もとても嬉しいのですが。

書いている私自身は紆余曲折を辿りながらも本当に楽しかったので、書き上げることが出来てよかったなぁーと、しみじみ思っています。

こんな、とんでもなく一人よがりの激しい話を最後まで読んで下さった全ての貴女に…感謝しています。どうもありがとうございましたｖｖ