季節もすっかり移り変わり、爽やかな初夏の陽気となったある日のこと。
街の中心から少し外れた所を歩いていた悟空の耳に、風に乗って歌声が流れて
きた。
「…?」
それはただの歌声ではなく、沢山の人数が整然と、一斉に声を合わせているも
ので。目には見えぬ歌声に導かれるように、悟空は踵を返して駆け出した。
辿り着いたのは、屋根のてっぺんに白い大きな十字架が立っている建物の前。
それが「教会」と呼ばれる場所で、三蔵達とは異なる信仰を持つ人々が集う場
所だということは、悟空も知識として知っていた。様子を窺うように教会の周
りを歩き出した悟空の足が、ある所で止まった。教会の裏庭らしき場所に、悟
空と同じくらいかもしくは少し下らしき年回りの少年が十人ほど集っており、
一人の女性の指揮に合わせて歌っていたのだった。暫く柵の外でその高らかな
歌声に耳を傾けていた悟空の姿に、指揮をしていた女性が気付いた。
「そんな所に立っていないで、どうぞこちらに入っていらっしゃいな。」
いきなり話しかけられて驚いている悟空に、女性はニコリと笑いかける。おず
おずと裏門とおぼしき所から庭へと足を踏み入れた悟空へと、少年達の注目が
集まった。
「こんにちは。こちらの教会にいらしたのは初めてかしら?」
「う、うん…街に遊びに来たら、歌ってる声が聞こえてきたから…みんなスゴ
イ上手だね。俺、こーゆーの初めて聞いた。」
少年期特有の澄んだ声が幾重にも重なって紡がれる歌は、悟空が初めて耳にし
たもので。心からの笑顔と共に向けられた賛辞の言葉に、少年達もまんざらで
もない様子だった。
「そうですね…教会にご縁の無い方は、賛美歌を聞くような機会はありません
ものね。」
「『さんびか』…?」
「えぇ。お祈りの際に、神に奉げる歌のことです。彼らは皆この教会に通って
いて、定期的にこうして集まって練習をしているのですよ。」
明らかにその言葉自体を知らないという様子の悟空に、女性はわかり易いよう
に説明をしてくれた。「ヘェー、そうなんだぁ」と一人頷く悟空を見ながら、
彼女が再び口を開いた。
「もしよろしかったら、一緒に歌ってみませんか?」
「え?で、でも…関係ないヤツが混ざっちゃってもいいの?」
突然の提案に、悟空が戸惑いの声を上げる。女性はクスリと小さく笑って首を
横に振った。
「構いませんとも。大勢で歌った方が楽しいもの…ねぇ、みんな?」
少年達に同意を求めるように、彼女がぐるりと視線を巡らす。少年達は各々笑
顔で頷き、了承の意を示した。
「いいよ、別に。なぁなぁお前、名前は?」
「ご…悟空。孫悟空。」
「悟空か、よろしくな。街に遊びに来たって…お前、どの辺に住んでんの?」
「えっと、俺が住んでるのは…」
同じ年代の少年がこれだけ集まっているのだから、きっかけさえあれば互いに
打ち解けるのにさしたる時間はかからなかった。悟空はあっという間に彼らと
友達になり、次の練習に参加する約束をして、教会を後にしたのだった。
寺院に戻った悟空は今日の出来事について三蔵に話した。信仰の違いという問
題もあり、合唱の仲間に加わることについては何か言われるかとも思ったが、
予想に反して三蔵は「好きにしろ」と短く答えただけだった。
確かにこの浮かれザルが調子っぱずれな声で賛美歌など口ずさんでいれば、ま
たあれこれ小言を言い出す輩もいるかもしれないが、そもそも悟空自身は仏門
に帰依しているわけでも何でもない。それに───悟空にほとんど同年代の友
人というものがいないことを、三蔵は承知している。どれほど悟浄や八戒が対
等に相手をしてくれるとはいっても、年の近い仲間と集う楽しさは、また別の
ものだ。これほど手放しの笑顔で語られては、反対する理由などみつかるはず
もない。
平素と変わらぬ素っ気無い態度で煙草を吹かす三蔵に、悟空は「ありがとう」
と呟いて小さく笑った。
それから悟空は週に1~2回の割合でその教会を訪れるようになった。みんな
と歌を歌ったり、たあいのないふざけ合いをしたり、悟空が行ったことのない
学校の話を聞いたり、時折振舞われることのある彼女お手製のおやつを食べた
りしながら、幾らも経たぬうちに悟空はすっかりその集まりに馴染んでいき、
教会での一時を楽しく過ごしていた。
そんな風にして一月ほどが過ぎたある日のこと。悟空がいつもどおりに裏庭に
向かうと、そこには馴染みの面々の姿は無く、彼女一人が草花の手入れをして
いるところだった。
「あら…こんにちは、悟空。どうしたの?」
「こんにちは。あの…今日って、集まる日じゃなかった?」
裏門から入ってきた悟空に気付いた彼女が、立ち上がって声をかける。悟空は
小首を傾げながら、彼女に問い返した。
「まぁ…みんなちゃんと伝えていなかったのね。今日は学校の遠足なんですっ
て。だから練習はお休み。」
「え…そうなんだ。わかった…じゃあ、帰るね。」
彼女の答えに少しがっかりした様子でそのまま出て行こうとした悟空の肩に、
そっと白い手が置かれた。
「せっかく来てくれたんですもの、お茶でも一緒にどうかしら?今日はフルー
ツケーキを焼いたのよ。」
「…いいの?」
彼女の誘いに、気落ちしていた悟空の瞳がパッと輝く。彼女は笑って頷き、悟
空を教会の中へと招いた。
悟空が通されたのは、教会とは廊下で繋がっている小さな一室。彼女が茶の仕
度をしている間、悟空はキョロキョロと珍しげに室内を見回していた。
「お姉さんはここに住んでるの?」
「えぇ。私の兄がこの教会の神父をしていて、私は身の回りの手伝いをしてい
るの。合唱の指導も、その一つね。」
少し厚めに切ったフルーツケーキを勧めながら、彼女は簡単にそう説明した。
暫くは食べることに夢中になっていた悟空だったが、やっと胃袋が落ち着いて
一心地ついた頃、茶器を置いた手でふと壁を指差した。
「あのさぁ、壁に沢山飾ってあるこの絵って何?」
部屋の壁には実に様々な図柄の絵が飾られていた。悟空が暮らす寺院には壁に
絵を飾るという習慣が無いし、ましてや教会にあるような異国風の絵をこれほ
ど沢山見たのはこれが初めてだった。
「あぁ…確か悟空は、お寺で暮らしているんだったわね。それじゃ聖書の中の
お話なんて、知るはずないものね。」
「『せいしょ』って?」
「昔の物語や神の教えが書かれている、大切な本のことよ。そしてこの壁に掛
けられている絵は、色々な物語の一場面を描いたものなの。」
オウム返しで聖書について問い掛けられた彼女は、キリスト教についての知識
がほとんどない悟空にも理解できる範囲の言葉でそう語った。
「ふーん…じゃあさ、あの絵はどういう話なの?」
そう言って悟空が指差したのは───溢れるほどの美しい花々が咲き誇る花園
と、それとは対照的に何かに追い立てられるように逃げ惑う一組の男女が描か
れた物だった。花園には、林檎によく似た果実がたわわに実る一本の木が立っ
ていた。
「あれはアダムとイヴ…最初の男と女が、神の裁きによって楽園を追われると
ころなの。」
彼女が教えてくれた話は、こんな話だった。
その昔、神の手によって作られた最初の男と女は、神に与えられた豊かで穏や
かな『楽園』に暮らしていた。二人は自由に暮らすことを許されていたが……
ただ一つ、絵の中に描かれている木の実を食べることだけは、神によって禁じ
られていた。二人は神の教えを忠実に守り、楽園での毎日を過ごしていた。
しかしある日のこと。
悪魔の巧妙な誘いに乗せられた女は、ついに禁じられた木の実を手に取ってし
まった。そして二人がその実を口にした時───神の裁きは下され、男と女は
永遠の楽園を追われることとなった。
壁に掛けられた絵は、丁度その場面を描いた物だと彼女は言った。
「…二人は何故、楽園を追われたのだと思う?」
自らも茶器に口をつけながら、彼女は不意に悟空にそう問うた。悟空はきょと
んとした表情で、向かいに座る彼女をみつめ返した。
「何でって…神様に食べちゃダメだって言われてたその実を、食べちゃったか
らだろ?」
今の話の流れからすれば、そう考えるのが順当である。悟空からすれば、あん
な如何にも美味そうに実っている木の実を食べてはいけないなどとは、神とは
随分酷な事を言うものだと思う。おそらく自分なら、一日ともたないだろう。
しかし悟空の予想に反して、彼女はゆっくりと首を横に振った。
「確かに禁じられていた木の実を食べてしまったのはいけないことだけれど…
でも二人の『本当の罪』は、そこじゃないのよ。」
「本当の…罪?」
意外な彼女の言葉に、悟空の口から訝しげな呟きが零れる。彼女はその視線を
悟空から壁の絵に移した。
「二人が口にしたのは『知恵の実』…その実を食べたことで、二人は『知って
はならなかったこと』を『知ってしまった』…」
「知ってはならなかったこと…って…」
「…遠い神よりも、目の前の相手こそが、自分にとっての『絶対』だというこ
とを。」
『遠い神よりも、自分にとっての「絶対」─────』
彼女のその一言は、悟空の心に凪いた水面に石を投げ込まれたような波紋を起
こした。少し高い位置にある絵を凝視している金の瞳が、大きく見開かれる。
悟空の内なる動揺を知ってか知らずか、彼女は更に話を続けた。
「それを知ってしまったことで、二人は神から与えられた楽園を追われ…閉ざ
された門は二度と開くことはなく、結局男と女は、自らの足で荒野を彷徨うこ
ととなった…それが『人の始まり』であり…同時に『人の罪の始まり』でもあ
るのよ。これは、そういうお話。」
静かな声で語り終えた彼女が、新たに茶を注ごうとするのをぎこちない動作で
断り、悟空は教会を後にした。
ふとした好奇心から聞いてしまった始まりの物語は、想像もしなかった衝撃を
悟空にもたらしたのだった。
寺院に戻った悟空が「ただいま」と執務室の扉を開けると、珍しく既に仕事が
一段落したらしい三蔵は、長椅子で新聞を開いていた。室内に入った途端、視
界に飛び込んできた「ある物」に、ふと悟空の足が止まった。
「それ…どうしたの?」
テーブルの上に置かれていたのは、籠いっぱいの林檎。平素ならさして意識す
ることもない鮮やかな紅が、瞼の奥まで突き刺さってくるようだった。
「八戒が、お前への土産だと言って持ってきた。」
新聞から目を離さぬままでの三蔵の返答に、悟空は「そっか」とだけ短く答え
た。
「…食わねぇのか?」
明らかに覇気の無い悟空の声に、三蔵がチラリと目線を上げる。大体、いつも
の悟空であればこの籠が目に入った次の瞬間には、意地汚く両手に林檎を持っ
て齧り始めているはずなのだ。それなのに今の悟空は三蔵に促されてなお、躊
躇するような表情を見せている。
「うん…じゃあせっかくだから、食おうかな…」
彼らしくもない曖昧な返答の後、長椅子の端にチョコンと腰を掛けた悟空は、
やはり何処か躊躇いがちに林檎を一つ手に取った。服の裾で軽く皮をこすり、
一口齧る。
「…甘い…」
シャリ…という音と共に、瑞々しい果汁が口いっぱいに広がる。悟空はぽつり
と一言呟き、紅い皮の内側から覗く白い実の部分を金の瞳に映していた。
二人が口にしてしまった、誘惑に満ちた禁断の実。
果たしてそれは、どれほどの甘さだったのだろうか───。
それから暫くの間、悟空はぼんやりとした表情で無言のまま、手にした林檎を
食べ続けていた。
「おい」
不意に声をかけられ、悟空がビクリと肩を竦ませる。林檎から口を離し、ゆる
ゆると振り返ると、いつの間にか新聞を畳んだ三蔵がこちらをみつめていた。
「ボーっと食ってんじゃねーよ…腕までダラダラ露が垂れてんじゃねぇか。」
そう指摘されてふと己の腕に目を遣れば、幸い半袖の為服を汚してはいなかっ
たが、林檎を持っている方の腕には、溢れた果汁が肘の辺りまで滴っていた。
「あ…わ、悪ィッ…」
我に返った悟空が慌てて口許を寄せようとするよりも一瞬早く、三蔵がその腕
を掴んだ。
「さんぞ…?」
悟空の呼びかけには答えず、三蔵は濡れた腕の内側に自らの唇を押し当てた。
ドクン、と悟空の鼓動が跳ね上がり、掴まれている腕が小さく震える。そんな
悟空の反応にはお構いなしに、三蔵は腕を伝う露をゆっくりと舌で舐め上げて
いった。
「…っ、」
悟空の唇から、声にならない声が漏れる。ゆうるりと腕の内側を辿っていた唇
が、手首の上で止まる。三蔵はそこに緩く歯を立ててから、手の中の林檎を一
口齧った。
「甘いな…」
そう短く呟いた三蔵の秀麗な顔が近付き、容赦の無い本気の接吻を仕掛けられ
る。反射的に身を引こうとするのを許さず、三蔵は空いている方の手で悟空の
首を抑え込んだ。
「…ん…ぅ…っ…」
無遠慮なまでに我が物顔で口内を動き回る舌と共に、三蔵が齧った林檎のカケ
ラが滑り込んでくる。分け合った『罪の実』が喉元を通り過ぎたその時、神経
の末端まで痺れるような甘さが悟空の全身に染み渡った。
互いに息苦しさを感じ始めた頃、三蔵はようやく悟空を解放した。肩で息を継
ぐ悟空の顎をグイと持ち上げ、三蔵は金の瞳を真っ直ぐに覗き込んだ。
「…何を見てる?」
あくまで静かな呟きは、悟空の心の揺らぎを見抜いていて。目を逸らすことを
許さない、強い眼差しを向けてくる綺麗な紫の瞳を、悟空は正面からみつめ返
した。
初めてその手を握り返した瞬間から、唯一人の、『絶対』の人。
この人の存在に勝る『神』など、最初からこの心にはありはしない。
「…三蔵を…見てるよ…」
悟空の顔が、泣き出しそうにクシャリと歪む。
「三蔵の他に見えてるものなんて…ない…」
淡く滲んだ金の瞳が閉ざされ、悟空は自分から三蔵に唇を寄せる。齧りかけの
林檎が、コトリと乾いた音を立てて床に落ちた。
寝台に身を横たえてからの悟空は、先刻までの躊躇いがちな態度が嘘のように、
ひたすらなまでの貪欲さで三蔵の存在そのものを求めた。一心に縋りついてく
る腕は、ほんの僅かな隙間すら厭うように、がむしゃらに三蔵の身体を引き寄
せ、口許がベタつくのも構わず、飽くることなく吐息さえ奪うような口付けを
ねだった。平素なら恥じらいの気持ちが勝り、感情を押し殺してしまうきらい
のある悟空だが、この日の彼はそうではなかった。与えられる悦楽に上ずった
甘い声で繰り返し三蔵を呼び、決してその身を離すまいと汗で滑った脚を艶め
かしく絡ませる。そんな悟空に三蔵もまた一切の手加減をすることなく、湧き
上がる熱情のままに腕の中の存在を喰らうかのような激しさで貪った。
何度目かもわからぬ迸りを互いに解放し終えた後。悟空はこの上なく穏やかな
瞳を三蔵に向け、薄らと微笑った。
指先を動かすのすら億劫なほど脱力しきった悟空は、三蔵の胸に身を預け、教
会で聞いた話をぽつぽつと語り始めた。三蔵は緩く大地色の髪を梳きながら、
黙って悟空のたどたどしい話に耳を傾けていた。
「バカかテメェは…その耳は飾りモンか?」
「三蔵…?」
話が終わるのを待って口を開いた三蔵を、悟空が訝しげな表情で見上げる。三
蔵は小さな耳朶に、戯れのように軽く歯を立てた。
「それは『始まりの話』なんだろうが…追ン出されたから『終わり』なんて、
一言だって言ってねぇじゃねーか。」
あまりに意外な三蔵の言葉に、悟空の金の瞳が見開かれる。その反応に気付い
た三蔵が、顔のあちこちに小さなキスを落とした。
「却ってウゼェ監視がなくなって、スッキリしたんじゃねーのか…?それに…
二人で追ン出されるんなら、何も問題ねぇだろうが。」
いつもと変わらぬ淡々とした口調のようでいながら、その声音は何処となく柔
らかで。悟空の内にある漠とした不安を解すように、三蔵は腕の中の小さな身
体をより深く抱き込んだ。
「大体、普段使い慣れてねぇ頭を珍しく使ったりするから、余計な方に考えが
回っちまったりすんだよ…オラ、もう寝ちまえ。」
如何にも彼らしいぶっきらぼうな言葉で会話を締め括った三蔵が、眠りを促す
ように両の瞼に口付ける。悟空は微かな笑みだけを返し、誘われるままにその
瞳を閉じた。
まだ夜も明けきらぬうちに一人目を覚ました悟空は、三蔵を起こさぬよう慎重
に腕の中から抜け出した。ゆっくりと身を起こし、傍らの穏やかな寝顔に静か
な眼差しを向ける。
二人で追われるのなら、『楽園』を捨てても問題は無いと言い切った人。
夜明けの蒼い月が彼を照らし、金の髪の上で小さな光が弾ける。その眩さに、
不意に涙ぐみそうになった。
「そうだね…二人ならきっと、淋しくないよね…でもその時、門を出るのは…
きっと俺一人だよ。それでいいんだ…ありがとう…」
如何なる神の裁きも、彼の『輝き』を奪うことなど出来はしないだろう。
どんな罰が下されようとも、決してその魂は曇ったりはしない。
この人は紛れも無く、そういう存在なのだから。
彼が目を覚ましてしまわぬよう、そっと金の髪に口づけを落とす。
顔を上げたその瞳は、世界の全ての理を悟っているかのように深く、
限りない慈しみに満ちた色を湛えていた。
…願わくば貴方の下に、たゆまぬ祝福の光のあらんことを─────…
…END.
《戯れ言》
…久々に、直球勝負なくらいイタイ話をやりました。某「罪の指先」を読んで
いらっしゃる方は「ネタ(=宗教的禁忌)被ってんじゃん!?」とお思いかも
しれませんが…実を言いますと、頭の中に浮かんでいたのは、こちらのネタの
方が遥かに先です。「二人は何故楽園を追われたか?」っていうのと「その時
門を出て行くのは、きっと自分一人」って言葉だけが決まっていて、でも中々
上手くまとまらなかったのです。それが最近フッと一つの話に繋がりまして…
「これなら書けそうだぞ…?」と。
因みに『本当の罪』の解釈は、私のオリジナルではありません。少しアレンジ
は加えていますが、学生時代に本で読みまして「あぁ、こういう捉え方もある
んだ…」と思って、凄く印象に残っていたんですね。
ほぼ思ったとおりのカタチに出来たので、私自身は結構気に入っていますが…
如何でしたでしょうか…?
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